高雄で朝ごはんを食べるならまずここ!と言われる「興隆居(シィンロンジュィ)」は創業65年の老舗です。以前は隣の交差点側に果貿来来豆漿という人気店が並んでいたのですが、現在は移転してしまいました。
それではお店への行き方、メニューと注文の仕方を見ていきましょう。
高雄へのアクセス
台湾新幹線(台湾高鉄) 台北〜左営
台北方面からは南港、台北、板橋から高雄の手前の左営まで乗車することができます。台北駅の始発は6:26、曜日によりますが毎時4〜7本の運行で、台北〜左営の所要時間は停車駅によって最速1時間40分から2時間20分を要するものまで様々です。料金は自由席(定価)で1,445元です。
台灣鉄路 台北〜高雄
台鉄を利用すれば高雄駅まで行くことができますが、最速の普悠瑪號でも3時間35分、一般特急の自強號では4時間50分を要します。自強號は毎時1〜2本走っていますが、普悠瑪號は台北8:00発と13:30発の2本のみです。料金は普悠瑪、自強ともに843元です。
バス 台北(轉運站)〜高雄車站
高雄へ行く長距離バスはバス会社4社によって運行、所要時間は約5時間、車内設備などの違いによってバス会社によって運賃が異なります(國光客運と統聯客運(Ubus)は3列シートで、阿羅哈客運と和欣客運は基本2列の豪華シートです)。
國光客運 530元(全票)
統聯客運(Ubus)530元(全票)
阿羅哈客運 715元
和欣客運 710元
アクセスのまとめ
前日夜から高雄に向かうのであればバス利用は大いにありでしょう。深夜の時間帯でも、バス会社によりますが1時間に1本は運行していますし、渋滞などがないので4時間で高雄まで到着することもあるようです。特に、阿羅哈客運や和欣客運のような2列シートでほぼフルフラットに近いシートでの移動は快適です。
阿羅哈客運時刻表:(三排椅は3列シートバスです)
https://www.aloha168.com.tw/station/time
和欣客運時刻表:
http://www.ebus.com.tw/ebus/images/timline/new/%E9%AB%98%E9%9B%84-%E5%8F%B0%E5%8C%97.jpg
当日入りする場合には高鐡一択かと思います。台鉄では最速列車でも午前中を潰してしまいます。料金が他に比べて高いのですが、外国人限定の3daysパスは2,200元ですので、他に高鐡の利用の予定がある場合はもちろん、台北〜高雄の往復だけで元が取れます。このパスは代理店かネットで事前に購入する必要があります。
KKday、台北ナビ、旅々トラベル、VELTRAなどで取扱いがあります。使い方は次の通りになります。
①高鐵窓口でパスポートを提示して引き換え
②指定席希望であれば窓口で指定
③有人改札から入出札
高鐡の時刻表はこちら:https://www.thsrc.com.tw/UploadFiles/TicketFile/2903b5c3-553c-491d-8ebc-64b7243a2b67.pdf
興隆居への行き方
高鐡左営駅から高雄捷運(MRT)紅線で6つ目(高雄駅からは1つ目)の美麗島駅で黄線に乗換えて1つ目の市議会駅で下車します。
MRT黄線市議会駅「1番出口」を出た方向に2分ほど(自強一路を)歩いて、六合二路との交差点を渡って右すぐになります(歩いていると右手に見えてきます)。
メニューと注文の仕方
まず列に並びましょう。
以前は交差点方面からお店に向かって「果貿来来豆漿」の前に並んでいました(2019年5月撮影)。
現在は逆の方向から並ぶようになっているようです(2020年1月友人撮影)。
お店の前まで来ると行列が2列になっていることがわかります。
この画像の通り、列は湯包と燒餅の2つで並ぶようになっています。
燒餅の列は店の奥まで続いていますので、両方食べるならまず湯包に並んでから、燒餅に並んで買った方が良いと思います。燒餅の方に並んでも湯包を買うことはできますが、実際に行ってみると湯包はほとんどのお客さんが注文して飛ぶように売れてしまいます。蒸し上がるまで待つこともありますので湯包を先にした方が確実です。
僕が並んだときには、直前でちょうど売切れとなり、おばさんと「いくつ?」「2つ」「いくつ?」「2つ」と何度もやりとりをしました。おばさんですら、誰が何個かわからなくなるようです。テイクアウトの場合にはここで「外帯」と言えば、持ち帰り用に包んでくれます。
このおじさんが湯包を蒸しています。蒸籠を見ていると蓋を開けて見せてくれたのですが、湯気で画面が真っ白になってしまいました。
湯包をもらったら燒餅の注文に回りますが、買わない場合は奥のレジに進みましょう。
燒餅に揚げパンの油條、蛋餅や葱入りの卵焼きの蔥蛋などのトッピングがあります。また、サンドイッチや大根餅の蘿蔔糕、台湾おにぎりの飯糰など好きなものをトレイに取って、最後は飲みものになります。豆漿(豆乳)はここでもらいます。ここまで済んだら会計になります。
会計を済ませたら、その奥か2階にイートインの席がありますので、空席を探しましょう。席にはティッシュペーパーの用意がありました。
湯包 1個18元
僕はこのあと、当時隣にあった果貿来来で豆漿と焼餅をハシゴしたので、興隆居では湯包を2つだけ頂きました。熱々だったので、ハフハフしながら食べました。とてもジューシーで中からどんどんスープが溢れてくるので、何度拭いても手はベタベタでした。
燒餅 15元
焼餅油條 27元
蛋餅 20元
焼餅蔥蛋 30元
三明治 40元
豆漿 15元
滷豆漿 25元
2020年1月に訪台した友人夫婦は色々と食べたようです。
お店の基本情報
店名 老店興隆居傳統早點美食
住所 高雄市前金區六合二路186號
営業時間 4:00〜11:00(月曜定休)
2020年1月の情報です。
公式サイトなどで最新情報の確認をお願いします。
以前隣にあった果貿來來豆漿(2019年5月撮影)。
今は別のお店になっています(2020年1月友人撮影)。
果貿来来豆漿は自強一路へ移転していました(2020年1月友人撮影)。
店名 果貿来来豆漿
住所 高雄市前金區自強一路47號 1號
営業時間 5:00~11:30
まとめ
この興隆居は、ハズレのない、何をたべても美味しいお店という意味で、台北の阜杭豆漿同様、高雄には興隆居ありということなのではないかと思います。並んで食べるだけのことはある湯包をぜひ一度召し上がってください。
台北から深夜バスで高雄に行き、そのままこのお店に直行するのもありでしょう(高雄MRTの始発は6時すぎからですのでご注意ください。
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