知らない人はいないであろう士林夜市には数えきれないくらいのお店(500以上あるそうです)がありますが、多くの人が「この店は外せない」と言うのがこの雪片冰創始店といわれる辛發亭(シンファーティン)です。実は夜市のど真ん中にあります。
それではさっそくお店へのアクセス、メニューや注文の仕方などを見ていきましょう。
お店へのアクセス
MRT信義淡水線剣潭駅「1番出口」(1士林市場(夜市)と書かれています)を出て、目の前の交差点を渡ります。
渡った道(文林路)を道なりに50mほど行くと、左手が夜市のメインストリート大東路です。大東路を150mほど歩き、左手にadidasの看板を見えたら右折、安平街に入って少し進んだ右手にお店があります。
また、文林路をそのまままっすぐ進んでも行けます。右手にスタバが見えたところで左折すると安平街です。ファッション系のお店が多いので「ここ?」と思うかも知れませんが、ほどなく左手にお店が見えてきます。
いずれのルートでも徒歩10分ほどです。安平街は文林路に向かって緩やかな坂道になっています。
店内の様子、メニューと注文の仕方
辛發亭は1972年創業の老舗です。店名の「辛」は苦労を忘れないようにという意味があるそうです。約35年前に始めた雪片冰(ミルク氷)は10年の時を経て爆発的な人気商品となりました。
お店に入ると右手がカウンター、左手手前から奥にかけてテーブルがずらっと並んでいます。
お店の人に人数を言って、案内された席に着きます。大きなメニューはカウンターの上にかかっていますが、各テーブル両方向にメニューが貼ってあります。写真つきの日本語メニューもあります。決まったらスタッフさんに注文して、その場で先払いになります。
注文したものはそんなに待つことなくすぐに運ばれてきますが、カウンターの向こうにドンと置かれている2台の年代物のかき氷機や、おそらく昭和生まれでないと知らないであろう、テーブルに置かれたルーレット式のおみくじ機などを眺めてみましょう。お店の歴史を実感するでしょう。
「雪片冰」が雪花冰、いわゆるふわふわかき氷で、「刀削冰」が刨冰、普通のかき氷、そのほかにフレッシュジュースのメニューもあります。トッピングの紅豆や緑豆、芋圓(タロイモ餅)、粉圓(タピオカ)などは毎朝手作りしているそうです。小豆好きの僕は紅豆雪片を注文しました。
雪片冰はとてもきめ細かく、口に含んだ途端に溶けていきます。トッピングの小豆はあっさりとしていますが、氷がミルク氷なのでちょうど良いくらいの甘さになります。そして80元という手頃な価格設定で、フレッシュマンゴー雪片冰でも120元で食べることができます(季節限定)。
雪片冰は18種類、刀削冰も16種類という豊富なメニューになっています。
お店の基本情報
店名:辛發亭
住所:台北市士林區安平街1號
営業時間:15:00〜24:00
アクセス:MRT信義淡水線剣潭駅「1番出口」から徒歩約10分
2019年1月時点での情報です。
公式サイトなどで最新情報の確認をお願いします。
まとめ
台北最大の士林夜市は、右に行っても左に行っても、奥に進んでも真ん中を横切っても、そして地上にも地下にもぎっしりとお店が並んでいますから、お店をハシゴしているうちに、自分がどこにいるのか分からなくなってしまうくらいです。
歩き疲れて、喉が渇いたときに欲しくなるのが、やはり甘いもの、冷たいものですよね。そんなときには怪しげなカットフルーツの店ではなく、夜市の起点に戻って、この辛發亭に入ってみてください。ちょっとおっかないスタッフさんもいますが、かき氷を食べればそんなことは忘れてしまうでしょう。
それでは台湾🇹🇼でお会いしましょう! 大家台湾見!
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