【台湾/台湾鉄道】EMU3000の4編成は新観光列車 EMU300改造はEMU500に変更

台湾
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2020年5月9日に発表された「2022年鉄道観光旅行年」について新しい動きが現地報道されました。

当初報道を振り返るとともに、今回の報道の内容について見ていきましょう。

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臺鐵の新観光列車計画

2020年5月9日に台湾行政院交通部長(交通相)の林佳龍氏がFBで、また台灣鐵路管理局のFBでも新観光列車についての記事が発表されました。

また、5月9日のアップルデイリー、また翌10日の聯合新聞に、このFBをニュースソースとする記事が掲載されています。

アップルデイリー:https://tw.appledaily.com/life/20200509/AXR56RU6HHST4UGWBUOLH6IYPM/
聯合新聞:https://udn.com/news/story/7270/4552765

その内容は、臺鐵では、既に現在走っている莒光號(急行)用客車を改造した「鳴日號」に続いて、2021〜24年に新たな観光列車をデビューさせるというもので、具体的には次のようなことが考えられているようです。

🔸南迴線「藍皮解憂號」:以前発表済(2020年末)
🔸西部幹線海線「海風號」:EMU100を改造(2022年)
🔸西部幹線山線と花東線「山嵐號」:EMU300を改造(2022年)
🔸鑽石奢華寝台列車:新造10両(2024年)

それぞれ個別の計画は以下の通りとなっていました。

南迴線「藍皮解憂號」

現在南迴線を毎日一往復のみ走る普快車に使用されている「藍皮車」の15〜16両を改造して、3両、4両、あるいは6両のユニットに組成し直すとのことです。改造の内容として、臭気が問題となっているトイレの改造がこれまでの報道では挙げられていました。

南迴線普快車については、こちらにまとめていますのでご覧ください。

トイレは臭気もさることながら、開かずの扉の車両もありますし、車内の照明が点いたり点かなかったり、扇風機も動いているものと動いていないものがありました。車体も相当痛んでいて外面はボコボコ、車内も時の過ぎゆくまま的な状態で、それがまた旅の楽しみでもありました。

海風號

海風號は既に2009年に定期運用を外れ、現在はイベント列車などで使用されている「英国婆」EMU100の状態の良いものを改造するとのことです。

EMU100型電車:当初65両(現在の走行可能車両は15両)
1978年運用開始、イギリスGEC製で5両ユニット(Tc-M-T-T-Tc)を組み合わせて10〜15両で運用されていました。
駆動方式は吊掛式、台北〜高雄の自強號(特急)として活躍しました。

改造のポイントとしては英国調、木目基調でクリスタル照明やキャンドルホルダー、スコットランド風模様などとされています。

現在でも自力での完全走行は難しいようで、電気機関車を補機としていたりするのと、ニーズにもよりますが観光列車の5両ユニットx2は使い勝手が良くないことも考えられますので、2〜3両間引いたり、自力走行しない可能性も考えられていました。

山嵐號

EMU300型電車:24両在籍
1989年運用開始、イタリア・ソシミ社製で3両ユニットを組み合わせて6〜12両で運用されています。
駆動方式は吊掛式。メーカーの倒産により部品の確保を含め修理が難しく運用が減らされ、現在は西部幹線基隆〜彰化(海線経由)一往復となったあと、定期運用を外れています。

臺鐵自強號の伝統的な美しいカラーリングを現役車両の中で唯一残しているEMU300型、画像ではそれなりに整備されているように見えます。

車内は広々としたリクライニングシートですが、数年前に乗車したときはエアコンの吹き出し口から水漏れしていて、チューブを装着して応急処置を施されていました。

営業運転でかつて台北〜高雄を3時間47分で走破、今の速達普悠瑪(3時間36分)が登場するまでの最速記録を持っていました。

鑽石奢華寝台列車

ダイアモンドクラスの高級寝台列車で、展望車や豪華な寝室を備えた車両になるようです。今回の計画の総費用約17億台湾ドルのうち、10億ドル(約35億円)がこの車両に費やされることになっています。ななつ星や瑞風などを意識したものになっていくのでしょうか。

新観光列車はEMU3000とEMU500〜現地報道から

2021年9月21日の「聯合新聞網」では、新観光列車について以下の通り伝えています。

新特急EMU3000全50編成のうち4編成を観光列車仕様として、豪華版ビジネスクラス(商務車を改造)の組込と軽食提供が予定され、第1編成は2022年末に登場の見込。

観光列車「海風號・山嵐號」については、当初の改造種車をEMU100とEMU300からEMU500に変更、2022年8、10月登場予定。

ニュースソースはこちらから:https://udn.com/news/story/7266/5759966

なお、南迴線「藍皮解憂號」についてはこちらのコラムをご覧ください。

まとめ

今回の計画は、海外観光客よりも台湾国内の旅行ニーズを喚起する目的なのだろうと推測しますが、海外の台湾(鉄道)ファンにとってもとても興味深いものがあります。

当初計画で予定されていたEMU100や300の改造には興味を惹かれましたが、EMU500の改造に落ち着いたのは種車に問題があったのかも知れません。また、ダイヤモンドクラスの寝台列車については報道では触れていません。

2020年3月18日、台湾外交部は、中華民国籍ではない旅行者について、中華民国での在留許可があることを証明する居留証、外交公務証明、商務履約証明のいずれかを所持している人などを除いて一律入国を拒否すると発表、外国人は原則入国禁止となっています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは台湾🇹🇼でお会いしましょう! 大家台湾見!

👋掰掰👋

コメント

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