【台湾入国まとめ】外国人観光客受入事前準備着手 日本行き個人旅行商品予約開始

台湾
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依然として観光目的の台湾入国は難しい現状ですが、2022年2月13〜15日の会見・インタビューで、中央感染症指揮センターの陳時中指揮官は、外国人観光客の受入再開は未定としつつも、事前準備を開始したことを明らかにしました。

また、台湾現地の旅行会社で日本行き個人旅行商品の予約を開始しましたので、その概要を追記しています。

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台湾の旅行会社 日本行き個人旅行商品の予約を開始

海外旅行解禁を見込んで、台湾現地の旅行会社では日本向け旅行商品の予約を開始しています。

4月以降出発の東京近辺へのフリープランのツアーなどで、航空券と宿泊がセットになった4泊5日のプランで価格が6万台湾元(25万円程度)とかなりの高額設定となっています。

ニュースソースはこちら:https://japan.focustaiwan.tw/economy/202202230001

ライオントラベル(雄獅旅遊)の2022年4月3日(日)の東京4泊5日フリープランを見てみました。

桃園国際空港発
成田国際空港着

第1日 茨城県大洗ホテル泊
第2日 長野県軽井沢ホテル泊
第3日 山梨県石和温泉ホテル泊
第4日 東京ドームホテル(保証)泊

成田国際空港発
桃園国際空港着

料金:63,900台湾ドル
往復航空券(サーチャージ込)、ホテル宿泊料金(朝食4食つき、2人部屋)
現地オプショナルツアー(別料金)あり
日本への入国が出発1ヶ月前に解禁されていない場合には全額返金

詳細はこちらから:https://travel.liontravel.com/detail?NormGroupID=7a944eef-3c8a-4d24-ac4c-bb728589e7ce&GroupID=22JT403BRN1-T&fr=cg102C0201M02

航空券料金の値上がりや規模の利益を見込みにくい現状では致し方ないとのことですが、これまでの4倍くらいの料金設定となってしまっています。

外国人観光客受入の事前準備に着手 再開時期は未定

中央感染症指揮センターの陳時中指揮官の報道向け回答概要は以下の通りです。

外国人観光客受入再開について「一歩一歩進めていく必要がある」として、先行的な準備を開始
外国人観光客受入再開時期は「未定」
外国人旅行客受入再開を優先、台湾国民の海外旅行の再開はその後

外国人旅行客の受入を優先させる理由については

外国人観光客の訪台は外貨準備高に多少なりとも貢献すること
台湾国民が感染リスクの高い地域にさらされるのを防ぐこと

ただ、台湾よりも安全な国への渡航再開には反対しないが、台湾より安全な地域を見つけるのは実際問題として難しいとしています。

なお、交通部観光局の張錫聡局長は、海外旅行は早ければ今年第3四半期(7~9月)にも再開したいとのことで、団体旅行と個人旅行のいずれとなるか、時期については、具体的に協議した後で決定すると説明しています。

ニュースソースはこちら:https://japan.focustaiwan.tw/society/202202160006

なお、日本政府が感染リスクが高くない国からの入国者の待機期間を3日間に短縮する方向で調整に入ったとの報じられたのを受けて、陳指揮官は、台湾が日本からの入国者に同等の措置を適用するのは「双方の感染状況が同程度になってからになるだろう」と、2022年2月16日の記者会見で回答しています。

台湾入国制限情報

中央流行疫情指揮センター(CECC)は、11月に発表された春節期間の検疫プランを2月28日まで延長することを、2月7日に発表しました。

台湾における入境後の隔離措置については以下の3つから選択できるとされています。

プランA:防疫ホテルにて14日間の検疫 +7日間の自主健康管理

プランB:防疫ホテルにて10日間の検疫 +4日間の在宅検疫 +7日間の自主健康管理

最初の10日間(入境日は第0日目、入境日+10日)は防疫ホテルに入居し、検疫期間の第9~10日目にPCR検査を1度追加し、陰性の場合は第11日目に帰宅し、その後の4日間(第11~14日目)の在宅検疫を行い、検疫期間満了の前日にPCR検査を行い、陰性の場合は検疫期間満了をもって検疫管理対象者から解除され、続いて7日間の自主的健康管理を行う

プランC:7日間の自己負担による集中検疫所或いは防疫ホテルの入居+7日間の在宅検疫+7日間の自主健康管理

入境時に新型コロナウイルス感染症のワクチン2回の接種を完了しており、また接種から14日間を経過していなければならない

最初の7日間(入境日+7日)は自己負担による集中検疫所或いは防疫ホテルに入居し、集中検疫所/防疫ホテルでの検疫期間満了の前日に一度PCR検査を行い、陰性の場合は翌日から帰宅し、第8~14日目に在宅検疫を行う

第10日目に自費で購入した自宅用検査キットで1度検査を行い、さらに検疫期間満了の前日にPCR検査を行い、陰性の場合、検疫期間満潮をもって検疫管理対象者から解除され、続いて7日間の自主的健康管理を行う。

観光を目的とする入境は一律禁止となっています。

台湾では旅行再開について次の3段階で計画されています。

第1段階:感染予防に沿った「防疫旅行」
第2段階:団体旅行や個人旅行など全国的な観光活性化を進め、観光喚起政策を実施
第3段階:感染が抑えられている国から国際観光の実施。

2022年を迎えた時点で第2段階まで来ていましたが、陽性者の増加により国内警戒レベルが引き上げられています。

以下、2021年11月の状況です。
トラベルバブルがどのようにするのか協議されているなど、かなり前向きなトーンの情報も飛び交っていました。

日台間トラベルバブル協議

フォーカス台湾の2021年11月5日記事は以下の通りです。

(引用始)
中央感染症指揮センターで指揮を執る陳時中(ちんじちゅう)衛生福利部長(保健相)は5日の記者会見で、台日間の観光往来再開の枠組み「トラベルバブル」について、双方の窓口機関を通じて積極的に協議していると明らかにした。

新型コロナウイルスの国内感染が落ち着いた台湾では、日本の感染者数の減少を受け、一部で台湾とパラオの間で実施されているようなトラベルバブルの実現可能性を指摘する声が上がっている。

陳氏は、日本の感染者数の減少について「いい現象だ」との認識を示した。(引用終)

ニュースソース:https://japan.cna.com.tw/news/asoc/202111050007.aspx

2021年11月5日会見動画

日本との間でのトラブルバブルの仕組みについては言及がありませんが、台湾とパラオとの間の仕組みは概ね以下の通りとなっています。

台湾出発72時間前にPCR検査
パラオ到着後の自主隔離は免除
団体ツアーのみ、自由行動なし、パラオ政府が許可した施設のみ入場可
現地ではマスク、ソーシャルディスタンス
台湾帰国後は14日間の「自主隔離」(症状がなければ公共交通機関利用可)、毎日のマスク・検温・行動記録必要
帰国後5日目に自費PCR検査

(ご参考)台湾/パラオ間のトラブルバブル体験記:https://www.yamatogokoro.jp/column/kaisetsu/43262/

また、2021年2月4日の陳時中指揮官へのインタビューにおいて「日本の感染状況が改善し、台湾でも感染が抑え込めていれば往来再開が期待できる」と述べていることから、実施は今後の状況如何と言えそうです。

実施時期については、同じインタビューで、台湾国内のワクチン接種率が「6割に達すれば、海外からの入国者に課されている14日間の在宅検疫(外出禁止)期間を短縮でき、海外との往来制限が緩和される」と述べています(現在は4割程度)。

同時に「一定の条件のもとで、2022年春節ごろの再開が期待できる」と述べていることから春節明けが一定の目安になりそうです。

中国ウイルスに関する台湾当局の注意喚起の内容、これまでの経緯

2020年3月18日の発表内容の状態が基本的に現在も継続しています。

2020/03/18 すべての非台湾籍の入境を制限

3月19日午前0時(台湾時間)から,日本人を含む外国籍者が台湾に入境するには,居留証,外交公務証明,ビジネス契約履行証明,又はその他の特別な許可が必要,また入境後には14日間の自宅検疫を義務づけられています。

2020/03/18 中央流行疫情指揮中心(中央感染症指揮センター)衛生福利部疾病管制署プレスリリース

(1) 3月19日午前0時(台湾時間)より,すべての非台湾籍の入境を制限することとする。
(2) 全ての非台湾籍者のうち,事前に申請・許可を得た者のみ入境を認めるが,入境後は14日間の自宅検疫とする。

2020/03/18 外交部プレスリリース

(1) 中央感染症指揮センターの防疫措置に合わせ,台湾時間3月19日午前0時以降に飛行機に搭乗し訪台する非台湾籍者について,居留証,外交公務証明,ビジネス契約履行証明,又はその他の特別な許可を有する者を除き,一律にこの入境を制限する。
(2) 以上の証明又は入境許可を有する者は,指揮センターの規定に基づき14日間の在宅検疫とする。入境後,受入対応機関は住所,動線(交通手段等),職場における必要な措置に対して責任を負う。(以下略)

交通・観光防疫対策緩和案

2020年11月台湾交通部見通し

2020年11月2日現地報道によると、台湾交通部観光局が海外との観光目的の往来は、2021年第4四半期(10~12月)に再開されるとの見通しを示しました。

観光局は、衛生福利部中央流行疫情指揮中心(中央感染症指揮センター)が決定する「低感染リスク国家・地域」や「中低感染リスク国家・地域」を対象に往来が再開するとみているとのことです。また、日本や韓国、ベトナム、香港・マカオ、ニュージーランドなど特定の国・地域を対象とする可能性もあるとのことです。

交通部観光局のHPでは11月3日の「国境を越えた観光については、中央感染症指揮センターの指導と規制に従う」との発表は見つかりましたが、再開時期についての具体的な発表は確認できませんでした。

海外旅行再開、2022年春節に「期待」

2021年2月16日、定例記者会見で中央感染症指揮センターの陳時中指揮官(衛生福利部部長)は、海外旅行の再開時期に関する貴社の質問に対して、一定の条件のもとで、2022年春節(2月1日)ごろの再開が期待できると述べました。

各国でワクチン接種が進み、ワクチンの管理が各機関で行き届いていること
(ワクチン対応の体制整備により)感染状況が落ち着くこと

まとめ

台湾は、中国ウイルスの封じ込めに成功した数少ない国の一つで、世界各国での感染状況や入国規制緩和の動きなどを受けて、入国規制の緩和を順次実施してきました。

ゼロが続いていた台湾でも陽性者が増えている状況でもあり、日本では「第6波」なるもので陽性者数が急増するなど前向きな対応が検討できる環境ではなくなってしまいました。

しかしながら、台湾の2月末期限の春節対応については、3月以降ビジネス渡航について条件緩和が発表され、観光渡航・受入について新たに言及されたことは解禁に向けて一歩前進ということができるのではないでしょうか。

非常に高額とはいえ、台湾からの日本向けツアーの販売が始まったことも明るいニュースと言えそうです。

新たな情報が入り次第アップデートしていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

それではまた台湾🇹🇼でお会いしましょう! 大家台湾見!
👋掰掰👋

コメント

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