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2021年末のダイヤ改正から定期運用に就いている台湾鉄道の新型特急EMU3000の車端上部に配された帯の色はこれまで赤でしたが、2022年8月搬入編成は緑となっています。
EMU3000について
EMU3000の概要、営業運転に向けた準備などについては、こちらをご覧ください。
ビジネスクラス「騰雲座艙」
EMU3000の商務車(ビジネスクラス)の愛称は2021年7月28日〜8月10日に募集されました。
この中から110名の台鉄スタッフのオンライン投票(9月1〜24日)によって優秀作品3つが選出され、さらに上位レベルの監督者によって「騰雲座艙」(テンユンズオツァン teng2yun2zuo4cang1)に決まりました。
ビジネスクラスは12両編成のEMU3000の中央付近の6号車1両、シートはオープン型3列全30席、USBと110V充電ソケット、無料Wi-Fiが備えられています。
また、食事と飲料も提供されます。
食事メニュー
台鐵便當(騰雲座艙限定)
ハーゲンダッツ・アイス
サニーヒルズ・パイナップル&アップルケーキ
福義軒(フーイーシャン)スパイシークラッカーあるいはレモンクラッカー
以上5点から1点選択
飲料メニュー
AQUAGEN スパークリングウォーター
スターバックス ブラックコーヒーあるいはクリーム入りダブルショットエスプレッソ
UNI ミネラルウォーター
以上4点から1点選択
画像はいずれも台鉄HPニュースリリースから引用しました。
運賃は距離に応じて異なりますが、一般車の1.4倍から2.2倍となっています。
台北を起点とした場合の料金(台鉄の運賃は乗車券と特急料金込)
宜蘭 095.9km 485元(一般車218元)
花蓮 194.0km 796元(一般車440元)
台東 344.9km 1,145元(一般車783元)
将来的に西部幹線で運用された際には、台北〜高雄は、一般車が843台湾元(約3,500円)なのに対して、商務車では1,205元(約4,900円)となります。
また、50キロ以下の距離では商務車に乗車することができません。
車端上部帯/サイドストリップが赤から緑へ
2022年8月に搬入された第17編成は、車端上部にデザインされた帯の色が従来の赤(レッド)から緑(グリーン)に変更されました。
今日は青色のEMU3000の水切りを見に行ってきました。
日本の工場で見た車両を台湾でも見ることが出来て満足です😊 pic.twitter.com/WH68It7gDh— すーえく (@Kozamono05) August 8, 2022
報道によると、EMU3000のこのサイドストリップの配色は、設計を担当した野末壮さんのチームによって、当初から赤だけではなく、赤・緑・青の3色が予定されていたとのことです。
この3色は台湾の風景や文化的特徴に基づいて提案されたそうです。

計画されているカラーリングは以下の通りとのことです。
3001F〜3016F:赤(運用中)
3017F〜3022F:緑(2022年8月3017F搬入)
3023F〜3026F:4色混合(観光列車用「特仕車」)
3027F〜3035F:緑
3036F〜3050F:青
(引用記事原文)
台鐵說,EMU3000新自強號之車側邊條顏色於設計階段即規畫有紅、綠、藍等3種不同顏色,並非單純只有紅色1種顏色。主要是依據日籍設計師野末壯團隊在觀察台灣景觀及人文特色後提出最能代表台灣映象的三種顏色。
台鐵說,依據定案後之交車規畫,第1至16編組採用紅色邊條;第17至22編組採用綠色邊條;第23至26等4個編組是特仕車,採用四色混合設計,預計將作為觀光列車使用;第27至35編組與第17至22編組同樣採用綠色邊條,最後第36至50編組採用藍色邊條。
なお、観光列車仕様の4編成の「4色配合」の具体的な内容については記事中に記載がありませんでした。
まとめ
SNSに掲載された画像を見て「おやっ?」と思ったところでしたが、そもそも3色で計画されていたとのことでした。
観光列車用の4色についても発表が待たれますが、そもそもEMU3000は当初観光列車運用が想定されていなかったように思われます(EMU100やEMU300の改造が予定されていたはず)ので、設計者の想定とは別に台鐵オリジナルになるのかも知れません。
我々日本人も早く乗車機会に恵まれると良いですね。
それでは台湾🇹🇼でお会いしましょう! 大家台湾見!
👋掰掰👋
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