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台湾鉄路管理局(台鉄)は2021年11月13日、新型特急EMU3000の特別車「商務(ビジネス)車」の詳細について報道資料を公表しました。
EMU3000は12月29日から営業運転を開始しますが、その当初ダイヤと料金も明らかになりました。
EMU3000について
EMU3000の概要、営業運転に向けた準備などについては、こちらをご覧ください。
ビジネスクラス「騰雲座艙」
EMU3000の商務車(ビジネスクラス)の愛称は2021年7月28日〜8月10日に募集されました。
この中から110名の台鉄スタッフのオンライン投票(9月1〜24日)によって優秀作品3つが選出され、さらに上位レベルの監督者によって「騰雲座艙」(テンユンズオツァン teng2yun2zuo4cang1)に決まりました。
ビジネスクラスは12両編成のEMU3000の中央付近の6号車1両、シートはオープン型3列全30席、USBと110V充電ソケット、無料Wi-Fiが備えられています。
また、食事と飲料も提供されます。
食事メニュー
台鐵便當(騰雲座艙限定)
ハーゲンダッツ・アイス
サニーヒルズ・パイナップル&アップルケーキ
福義軒(フーイーシャン)スパイシークラッカーあるいはレモンクラッカー
以上5点から1点選択
飲料メニュー
AQUAGEN スパークリングウォーター
スターバックス ブラックコーヒーあるいはクリーム入りダブルショットエスプレッソ
UNI ミネラルウォーター
以上4点から1点選択
画像はいずれも台鉄HPニュースリリースから引用しました。
ダイヤと運賃
2021年12月29日のダイヤ改正により登場するEMU3000城際列車は、台北郊外新北市にある樹林駅と台東・知本を3往復します。
408次 樹林〜台東 台北07:25発 台東11:10着
426次 樹林〜知本 台北12:45発 台東16:30着
438次 樹林〜台東 台北18:28発 台東22:35着
411次 台東〜樹林 台東07:50発 台北12:09着
421次 台東〜樹林 台東13:07発 台北16:52着
441次 知本〜樹林 台東17:48発 台北21:33着
(いずれも自強號(特急))
運賃は距離に応じて異なりますが、一般車の1.4倍から2.2倍となっています。
台北を起点とした場合の料金(台鉄の運賃は乗車券と特急料金込)
宜蘭 095.9km 485元(一般車218元)
花蓮 194.0km 796元(一般車440元)
台東 344.9km 1,145元(一般車783元)
将来的に西部幹線で運用された際には、台北〜高雄は、一般車が843台湾元(約3,500円)なのに対して、商務車では1,205元(約4,900円)となります。
また、50キロ以下の距離では商務車に乗車することができません。
まとめ
ダイヤと料金も決定され、また試運転とビジネスクラス乗務員のトレーニングも終えて、いよいよ2021年12月29日のダイヤ改正からEMU3000が運用開始となります。
旧正月の帰省についてはもちろんですが、新暦の跨年でも年末にかけて台北方面、年明け2022年1月1日の台東方面のチケットは争奪戦が予想されます。
我々日本人も早く乗車機会に恵まれると良いですね。
2020年3月18日、台湾外交部は、中華民国籍ではない旅行者について、中華民国での在留許可があることを証明する居留証、外交公務証明、商務履約証明のいずれかを所持している人などを除いて一律入国を拒否すると発表、外国人は原則入国禁止となっています。
それでは台湾🇹🇼でお会いしましょう! 大家台湾見!
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