中国ウイルスとそれにともなう世界的なメディアウイルス騒ぎが長びき、台湾への旅行再開のめどは見えてきそうにありませんね。
そこで、僕の過去の台湾旅行のダイジェスト記事をしばらくの間エントリーすることにしました。こうしている間に再開の兆しが見えてくれればと祈っています。まずは、直近の2019年12月16〜19日の台北〜台中〜台南の旅から始めています。
今回は第3日午前中の台南での模様を振り返っていきます。
最後までよろしくお願いいたします。
201912 台湾旅第1日、第2日の模様
台北到着から濃密な半日の模様はこちらにまとめています。
第2日の模様はこちらからご覧ください。
古都台南へ
第3日は朝から台南へ向かいました。
この高鉄203號左営ゆきには、2019年5月に高雄に行ったときも、9月に台南から烏山頭ダムに行ったときにもお世話になりました。今回も「ある小吃」を食べるためにこの朝早い列車に乗車しました。
台南は朝から暑くさすが熱帯。駅前の鄭成功も霞んで見えます(そういう撮り方をしただけですが)。台南駅は地下化工事が進行中で、日本統治時代に建てられた白亜の美しい駅舎もリニューアルの真っ最中でした。取り壊しではないのが嬉しいところです。
さて「ある小吃」とは牛肉湯です。赤崁楼の近くにある「石精臼牛肉湯」に行こうと決めていました。台鉄に乗り換えて8時45分頃に台南駅に到着、「さぁ牛肉湯!」といそいそと成功路を歩いていきました。が、しかし…シャッターが降りていたのでした!
朝4:30からの営業で午前中は11:00まで(夕方の営業もあり)、定休日は月曜夜と火曜朝、この日は木曜日、時刻は午前9時前。どうしたことなのか、貼紙もないので、臨時休業なのか、売り切れてしまったのかもわかりません。仕方がないので、ここは潔く諦めて永樂市場に向かいました。
永樂市場 金三角
永樂市場は民族路と國華街の交差点にある伝統ある市場で「永樂公有零售市場」が正式名称です。この市場は名だたる小吃店が並ぶ國華街に面していて、雑誌「BRUTUS」の表紙にもなりました。
台南の数あるグルメスポットの中でも抜きん出た存在で「初めて台南に来たならまずはここへ」といわれるところです。中でも上の画像の左手に2軒並ぶ碗粿の「富盛號」と春捲の「金得春捲」、そして右手永樂市場のビルに入っている割包の「阿松割包」は「金三角」と呼ばれています。
碗粿はお椀に豚肉や椎茸などの具材と米のとぎ汁を入れて蒸した上げたもの、春捲は色んな具材にピーナツ粉と粉砂糖をまぶして巻いて軽く焼いたもの、そして割包は半月型の白い蒸しパンに、お肉と漬物を挟んだバーガーともいえる軽食です。
まずは富盛號で碗粿をお願いしました。スープは要らないのかと訊かれましたが今回はパスしました。そして、お向かいの阿松割包で豚のタンと赤身肉の2種類の割包を。いずれも美味しくいただきました。
金得春捲の春捲は砂糖が入っているので、朝から甘いものはちょっといいかとパスしたのですが、帰国後あるSNSでそのことを呟いたら「砂糖の量はリクエストできますよ」と教えていただきました。半糖、無糖でも大丈夫なのだそうです。
金三角3店舗についての詳細は、以下の別記事ブログにまとめていますのでご覧くださいね。
康樂街牛肉湯
朝ごはんを済ませて一息つけたので、少し歩こうと安平の方向、海安路を越えて神農街へ。朝のこの街もなかなか乙な感じです。とても静かで夜の賑わいが嘘のようでしたが、それでもやはり神農街は神農街でした。
この通りを抜けて、右手を見ると「牛肉湯」の看板が目に入りました。
観光客の姿は見えず、出勤する人たちもひと段落したこの時間帯でしたので、人通りのほとんどない康楽街に構えたそのお店に入るのには少し勇気が必要でした。
國華街にも永樂牛肉湯、阿村牛肉湯を始め牛肉湯のお店がたくさんあるので入るかどうか正直迷いました。お店の前を行き過ぎて、もう一度戻って行き過ぎて、さらにもう一度ちょっと近くを通ってみて、お店の前に出ていた屋台のきれいな色の捌かれた牛肉を見て「ここに入ろう!」と決めました。
店内に観光客の姿もなく(というか僕のほかには2人の地元の方しかいなかったのでした)、地元密着の頑固オヤジのお店かと思いきや「はい(どうぞ)」と牛肉湯がサーブされました。「あれ?」と、ちょっと検索してみると、日本の雑誌にも掲載されたことのあるお店でした。牛肉湯のお店としては珍しく営業している夜の時間帯に、観光客が多いのかも知れませんね。
康樂街牛肉湯についての詳細は、以下の別記事ブログにまとめていますのでご覧くださいね。
矮仔成蝦仁飯
もう一度神農街を抜けて、海安路を渡ると水仙宮市場が姿を現します。
台湾の市場はどこも活気に溢れていて何か心地良いものを感じます。見ているだけで元気が出るような気がするのが不思議です。
中に水仙尊王を祀る水仙宮があり、市場の手前の保安路には保安宮があります。
そして、目指すは海安路をもう少し下がったところにある矮仔成蝦仁飯。その名の通りのえびご飯の名店。水天宮から遠くはありませんが、だだっ広い海安路を歩くとなぜか距離を感じます。暑いときは大変だったことを思い出しつつ、辿り着いたお店を見て驚きました。
以前のお店の雰囲気を残しつつも、見違えるほどきれいなお店に変貌を遂げていました。お店の方は相変わらず優しく、心地良くそしてもちろん美味しく頂き、お店を後にしました。
矮仔成蝦仁飯についての詳細は、以下の別記事ブログにまとめていますのでご覧くださいね。
まとめ
台北など一部を除き高層ビルがそんなに多くない台湾ですが、その中でも台南は少なく、昔ながらの2階建のビルが並んでいます。
5階建の林百貨を見ると「高いな」と思うくらいで、どのビルにも亭仔脚(騎楼)というアーケードはあるものの、涼をとる(要はエアコンで涼む)ことが難しいので、特に夏に台南を訪れると本当に大変です。でも、それが逆に台南に来たなという実感を与えてくれます。どこか懐かしいものを感じる素敵な街です。
蝦仁飯(えびご飯)を食べたあとの台南散策については次回の記事で紹介していきますのでよろしくお願いいたします。
2020年3月18日、台湾外交部は、中華民国籍ではない旅行者について、中華民国での在留許可があることを証明する居留証、外交公務証明、商務履約証明のいずれかを所持している人などを除いて一律入国を拒否すると発表、外国人は原則入国禁止となっています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは台湾🇹🇼でお会いしましょう! 大家台湾見!
👋掰掰👋
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