中国ウイルスとそれにともなう世界的なメディアウイルス騒ぎが長びき、台湾への旅行再開のめどは見えてきそうにありませんね。
そこで、僕の過去の台湾旅行のダイジェスト記事をしばらくの間エントリーすることにしました。こうしている間に再開の兆しが見えてくれればと祈っています。
前シリーズでは2019年12月の模様をお話しましたが、今回はその2回前の2019年5月の第2回、高雄での模様についてお話していきます。
最後までよろしくお願いいたします。
高鐡で高雄へ
台湾2日目は今回のメインイベントとも云える高雄訪問です。
台北車站6:30発の列車で左営に向かいます。
この203次は台中まではノンストップですが、その先は嘉義と台南に停車するセミ速達タイプです。
朝一番、台北ではさほど雨は降っていなかったのですが、乗車してまもなく「台北市内でも土砂降りの雨だよ」と台北からバンコクへのフライトに搭乗予定の友人から連絡が入りました。
途中、台中付近で雨が上がったと思ったら、嘉義周辺では土砂降りの雨、台南まで来たところで雨は止んで少しだけですが太陽の光も見えたりしました。そのまま左営に到着。
これくらいの天候なら助かるのだけれど、と思いつつ、MRTで市内美麗島に向かいました。
この日のスケジュールは以下の通り予定していました。
左営車站→美麗島→果貿來來豆漿・興隆居(朝食)→高雄車站→左営・蓮池潭(龍虎塔)→三多商圏站→南豐魯肉飯(昼食)→三多商圏站→凱旋站→LRT哈瑪星站→鼓山輪渡站→旗津→鹽埕埔/駁二藝術特区・哈瑪星台湾鉄道館→鴨肉珍(夕食)→鹽埕埔站→左営車站
興隆居と果貿來來豆漿
高雄は大都会ですが台北と比べるとより南国っぽくのんびり感が漂っているように感じます。
MRTも台北の半分の3両編成、駅のモールもお店が埋まらず閑散としていてやや寂しく、美しいデザインで有名な美麗島駅ですら構内は薄暗くて、どんどん整備の進む台北と異なる印象がありました。
朝食は「興隆居(シンロンヂウ、xing1long2ju1)」と「果貿來來豆漿(グオマオライライドウジャン、guo3mao4lai2laidou4jiang1)」という六合二路と自強一路の交差点に隣合わせにあったお店のハシゴ。
午前9時頃到着したときには、どちらのお店も行列ができていましたが、興隆居の行列と果貿來來豆漿の行列は同じくらいの長さでした。
まずは、興隆居の方に先に並び、15分くらいで順番が回ってきて、蒸しあがったばかりの湯包を2つお願いしました。
豆漿もすすめられたのですが、それはお隣でいただく予定だったので、やむなく断念しました。
湯包という名前そのままに、スープが中から溢れ出てきます。これは美味しかった。ほかのものもこのお店で食べてみたいなと思いました。
食べ終えたところでお隣の果貿來來豆漿へ移動しました。
蛋餅をピックアップして、レジで鹹豆漿をオーダーしました。2つで44元。蛋餅の種類にもよりますが、台北だと60~70元くらいですから、高雄の方がお安いです。不動産も含めて物価の差ということなのでしょう。
今は「果貿來來豆漿」は近所に移転してしまい、別のお店になっています。
蓮池潭
お腹が落ち着いたところで、蓮池潭(リアンチィタン、lian2chi2tan2)に向かおうとMRT市議会駅に戻ります。
この時間になると、朝食の行列待ちの間にポツポツ降り出した雨は本格的になってきました。
そして、市議会駅から乗ったMRT黄線を美麗島駅で赤線に乗換え、左営駅下車。
バスのりばに向かう地下からの出口には数組の日本人の皆さんが雨が上がるのを待っておられました。折悪しく雨足は強くなっていく一方で、叩きつけるような土砂降りが時折襲ってきます。
こんな調子でしたので、蓮池潭からの戻りのことも考えて、今回の見学は断念することにしました。現在のようなことになるとは夢にも思わず、また来れば良いと軽く考えていました。
高雄車站
まだ昼食には早かったので、地下化された臺鐵の高雄車站を見ておくことにしました。
捷運(MRT)化ということで、地下化されて新しい駅の設置が実施されたわけですが、電車の本数はそんなに増えたわけでもなく左営駅で20分ほどの電車待ち。
地下化された高雄車站は島式2面4線(東横渋谷駅のような感じ)の普通の駅になってしまっていました。
地上部分はまだまだ工事中で立派な駅の完成と旧駅の記念移設等が期待されるところですが、ことホームに関して云えば、あの跨線橋を讃えた堂々たる高雄車站は完全に過去のものとなってしまいました。
南豐魯肉飯
高雄車站からMRTに乗車、夜は自強夜市となる苓雅市場にある南豐魯肉飯(ナンフンルゥロウファン、feng1lu3rou4fan4)へ行くべく三多商圏站で下車。
それなりの距離を歩きましたが、雨が小雨になったので助かりました。
画像の屋台から持ち帰りもできますし、結構広めの店内で食べることも可能です。
魯肉飯、魚丸湯、魯蛋をお願いしました。
このお店では大きなバラ肉の煮込みが、いわゆる細切れ肉の魯肉飯の上にどどーんと乗っかっています。
大きなバラ肉の煮込みが載っているご飯は焢肉飯と云うのだと思っていたのですが、このお店では複合バージョンを魯肉飯と呼んでいるようです。
どうやら北部と南部とでは「魯肉飯」と「焢肉飯」が異なるようです。どのあたりでラインが引かれているのでしょうね。
味の方は、台北の金峰魯肉飯と双璧の僕好みの美味しさでした。魚丸湯は肉の強さを打ち消してくれるあっさりとしたスープで、この辺の塩梅が本当に素晴らしいと思います。
お腹も満たされたところで、雨が上がってくれる気配を見せる中、LRT(路面電車)に乗るためMRT三多商圏站から凱旋站へ向かいました。
台湾華語カナ発音について
台湾のお店や駅名にはピンイン(拼音)と台湾華語のカナ発音をお示ししています。
表記方法は三省堂「デイリー日本語・台湾華語・英語辞典」に準じるものにしました。
🔸-nと「ン」、-ngは「ン」で区別する
🔸無気音と有気音は清濁音で区別する
🔸そり舌音は太字で記載
例
man マン mang マン
dou ドウ tou トウ
zhu ヅウ zu ヅウ
shou スオ suo スオ
また、声調はピンインに示しています。
a1 ー (高く平らに)
a2 / (高く昇る)
a3 \_ (低く抑える)
a4 \ (一気に下げる)
まとめ
もう少し待っていれば、雨も小降りになったのかも知れなかったので、台湾に行けない今、改めて思い返すと蓮池潭行きを断行しておくべきだったのかも知れませんね。
次回は、雨が上がり薄日が指してくるようになった高雄での午後についてお話していきます。
2020年3月18日、台湾外交部は、中華民国籍ではない旅行者について、中華民国での在留許可があることを証明する居留証、外交公務証明、商務履約証明のいずれかを所持している人などを除いて一律入国を拒否すると発表、外国人は原則入国禁止となっています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは台湾🇹🇼でお会いしましょう! 大家台湾見!
👋掰掰👋
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