【台湾/台鉄】レトロな客車列車で台湾南部の景色と風を満喫しよう!

台湾
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台湾南部には、ディーゼル機関車が牽引する旧型客車列車が走っています。

その中心都市、高雄の少し先の屏東から南海岸に沿って、南東部の台東までは従来非電化区間でしたが、2015年には潮洲まで、そして2019年12月には枋寮までの電化が完成しました。その先も台東までの電化工事が進められています。

電化工事が進み、ダイヤ改正のたびにこの客車列車の廃止が話題になりますが、現在はまだ運行されていて、観光客を中心に人気を集めています。

この客車列車の旅をご紹介します。

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普快車とは

この客車列車は「普快車」と呼ばれる種別で、枋寮と台東の間で一日一往復のみ運行されています。

台湾鉄道の列車種別は概ね以下のように分類されます(右はJRの種別に当てはめたものです)。

自強號 特急
莒光號 急行
復興號 準急
区間快車 快速
区間車 各駅停車

さて「普快車」は区間車よりも下に位置し、各駅停車という点では区間車と同じですが冷房装置が設置されていません。このような車両で年中ほぼ暑い台湾南部を旅することは快適さという点では厳しいものがあり「不快車」と言ったりする日本人もいます。

逆に、窓を開けることができるため、車窓を楽しめるほか、自然の風を浴びて旅ができるという点でも人気があります。

台北から普快車に乗るためには

2019年12月改正後の普快車は一往復のみ、ダイヤは以下の通りとなっています。

普快車3671次(枋寮始発台東ゆき) 枋寮 11:28発 台東 13:41着
普快車3672次(台東始発枋寮ゆき) 台東 16:15発 枋寮 18:22着

台北からは、以下の列車が最も接続が良いようです。

高鉄109列車 台北 7:31発 左営 9:05着
自強371次 新左営 9:25発 枋寮 10:40着

高鉄(新幹線)の左営駅と台鉄の新左営駅は隣り合わせの駅で、高鉄を下車してエスカレーターを上がって2階の改札を出たら、台鉄への連絡通路を2分ほど歩けば新左営駅です。

ちなみに、高鉄109列車よりも早い時刻に左営に到着する列車は、以下の通りになります。

803列車 台北 6:26発 左営 8:40着
203列車 台北 6:30発 左営 8:15着
603列車 台北 6:51発 左営 8:50着

また、新左営からの自強371次以外の選択肢は、以下の2列車になります。

区間3311次 新左営 8:57発 枋寮 10:51着
莒光751次 新左営 9:04発 枋寮 10:25着

区間3311次の場合、枋寮での接続時間が9分となります。同じ駅での乗り換えですので、できなくはありませんが、枋寮から台東までの切符をここで購入する場合は少々慌ただしいのと、週末には観光客が先に普快車にのりこんでいることが考えられます。着席できないことも想定しておいた方が良いかも知れません。他の列車を利用する場合にも、週末は避けた方が無難だと思われます。

なお、普快車を使って往復する場合には、以下のようなプランが考えられます。

普快車3672次 台東 16:15発 枋寮 18:22着
自強374次 枋寮 18:29発 新左営 19:38着
高鉄156列車 左営 19:55発 台北 21:29着

高鐡156列車の次は684列車(左営 20:00発 台北 21:59着)です。

なお、2020年1月20日現在のダイヤに基づいています。
最新情報の確認をお願いします。

普快車に乗ってみよう!

それでは、私が2017年8月に乗車した際の様子を画像でご紹介します。

枋寮駅


この当時は枋寮駅発11:00ジャストでした(その後の改正で10:40発になり、前回の改正で11:28発となりました)。

列車はディーゼル機関車R125が牽引するSPK32707-32609-32757の日本製客車3両編成です。旧国鉄のスハ44(特急「つばめ」などに使用された客車)と似ています。




車内は回転式クロスシートで、天井の扇風機は動いていたりいなかったり、蛍光灯は点いていたり消えていたり、でした。


加禄駅

枋山駅

今はなき古荘駅



再び海が見えてきました。


瀧渓駅


金崙駅 台東から来る特急と交換待ち。


知本駅 台東から逆方向、この駅までは電化されていて電車特急が乗り入れています。

康駱駅 あと一駅で台東です。


終着駅台東に到着しました。

車窓からはマンゴー畑も見えたのですが、走る車内からの撮影は素人の私には厳しく、何枚かトライしたのですが、うまく行きませんでした。

車内の設備など

車端にトイレはついていますが、入口が封印されている車両がありましたし、使うことができても強烈な臭いがしますので、緊急時用と思っておいた方が良いと思います。

蛍光灯は一つおきに点灯、扇風機はその扇風機任せといったところでした。ただ、窓を開けているので、吹く風が心地良く、暑さを感じることはありませんでした。

あとは窓を開けているせいか、体全体が鉄錆のニオイに塗れます。特に、手にこびりつく感じがありました。女性の方は着るものも含めてご注意くださいね。

いくつものトンネルを通過します。トンネルでの画像は乗車した最後尾の客車の後ろのデッキで撮ったものです。光がどんどん遠くなっていく様子は宇宙に吸い込まれていくような感覚にさえなりました。

台東に到着したら

台東駅は市街地から離れたところにありますので、市内へはタクシーを使うのが早いです(旧台東駅までなら15分程度)。

食事をするのは厳しい時間帯ですが、超有名店の「榕樹下米苔目」は15時迄の営業(休憩のあと17:00から再開)ですから間に合います。

私は旧駅までタクシーで行き構内を見学したあと(今のダイヤよりも20分早く台東着でした)「O bike」を使って、このお店まで行きました。15時前ギリギリでした。

2017年の夏には「2度目のタイワン 台東編」が放映されて、俳優の堀井新太さんがこの自転車を借りていたので真似したというわけです。


米苔目・小碗湯 45元

榕樹下米苔目
台東市大同路176號
営業時間 9:30~15:00、17:00~20:00(水曜定休)

このあと、台東旧駅から「台東山海鉄馬道」(台鉄が市内に乗り入れていた当時の旧線路を自転車道にしたもの)に沿ってサイクリングして、途中買いものなどをして、台東駅まで自転車で戻りました(これはやらない方が良いです、かなりハード)。

私は台東駅から台北駅ゆきの特急「太魯閣」が予約できたので、17:50発のこの特急で台北に戻りました。

東部幹線の特急は予約が大変です。取れなかったときには、慌ただしくてゆっくりできませんが、戻りの普快車を利用しましょう。

まとめ

この客車列車はいずれなくなるだろうと言われ続けて既に何年も経っています。

観光ツアーなども組まれているようですので、ひょっとすると電化完成後も延命するかも知れませんが、客車の寿命もありますので、行き着くところは廃止ということになるのではないでしょうか。

台東も良いところですので、観光も兼ねて行ってみてはいかがでしょうか。

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