いつもこのブログ「音楽徒然草」をお読みいただきありがとうございます。
このブログでは、1970年以降の全日本吹奏楽コンクールについて、その概要、課題曲、結果そして音源などについて、部門ごとにまとめた記事を掲載してきました。
ちょうど四半世紀分を終えたところで見返してみますと、同じ大会で少なくとも3つ、多い場合には7つの記事をエントリーしていること、また途中から音源の見直しをしたために大会の入りくりが発生して、大変見づらいものになってしまいました。
そこで「吹奏楽コンクール」のカテゴリーを作成、そして年度(大会)ごとに全部門まとめた記事を掲載していくことにしました。
また、2022年4月、音源情報の見直しを行いました。
第30回(昭和57年度 1982年)全日本吹奏楽コンクール
吹奏楽の甲子園ともいわれる「全日本吹奏楽コンクール」は1940年に初めて開催されました。戦後は1956年に第4回として復活、以降「中学・高校・大学・職場(2009年度より一般に統合)・一般」の各部門で毎年開催されています。
1970年からはそれまでの1位、2位、3位の順位表彰制から金銀銅のグループ表彰制となりました。
1982年度第30回大会は、中学・高校の部が東京杉並の普門館、大学・職場・一般の部は尼崎市総合文化センターアルカイックホールで開催されました。
開催概要
開催日時 1981年10月24、30、31日
開催場所 東京杉並普門館、尼崎市総合文化センター
課題曲は4曲で全部門共通。
課A : 吹奏楽のためのカプリチオ (吉田公彦)
課B : 序奏とアレグロ (木下牧子)
課C : アイヌの輪舞 (早川博二)
課D : サンライズ・マーチ (岩河三郎)
課題曲A〜Cはいずれも公募入選作品、Dのみが連盟委嘱作品でした。Aの吉田さんは当時早稲田大学のオーケストラ団員、木下さんは合唱を始め多くの作品の押しも押されぬ作曲家ですが、当時は芸大作曲科卒業直後、早川さんは歌謡曲などを手がける作曲家でした。課題曲の内容については、当時盛んに議論がありました(B以外は駄作など)。
この大会から中学の部の定員は45名から50名になりました。
また、審査方法が、従来の各審査員によるA・B・Cの3段階評価から、以下の方法に変更されました。
・課題曲と自由曲の2曲を、技術と表現の各々2項目について、A・B・C・D・E の5段階で評価
・A〜Eを点数に換算(A=5 B=4 C=3 D=2 E=1)、合計点の高い団体から金・銀・銅の3つのグループで表彰
・金・銀・銅の3つのグループ判定は採点委員が行い、審査委員長が決定。その結果を審査員に報告し了解を得る
以降、上下カットなどの追加はありましたが、基本的にはこの方法が2012年まで継続することになります。
各部門の結果・音源
部門ごと(一部の大会では部門を統合しています)に結果一覧と音源をブログにまとめています。
部門ごとの内容はそれぞれのブログでご覧ください。
中学の部
高校の部
大学の部
職場の部
一般の部
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
Viva! 吹奏楽!
👋掰掰👋
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