【吹奏楽/音源あり】三善晃/深層の祭 1988年第36回吹奏楽コンクール課題曲

吹奏楽
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いつもこのブログ「音楽徒然草」をお読みいただきありがとうございます。

旧ブログでのアクセスを多く頂戴している「深層の祭」について、今回リライトした上で音源情報なども追記致しました。

個人的な感想も多々記載しておりますが、お読みいただければ幸いです。

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「深層の祭」について

1988年第36回全日本吹奏楽コンクール課題曲A“吹奏楽のための「深層の祭」”はウィキペディアでは以下のように解説されています。

(引用始)「連盟の委嘱に応じ、三善晃が作曲した。この作曲者は多くのジャンルで作品を発表し高い評価を受けていたが、一般的な吹奏楽編成のための作品は、これが初めてであった。題名は、アルテュール・ランボーの「俺の生涯は祭だった」を下敷きにして命名されたものである。冒頭、曲の核となる音の動きやリズム動機が次々と提示されたあと、それらが発展していく形式をとる。曲がファゴットのソロで始まること、曲の終結のテュッティ前に前打音的にタンブリンが奏されること、多くの部分で激しいリズムが奏されることなどで、ストラヴィンスキーの「春の祭典」との相似点を見いだす人もいる。(引用終)

僕自身、実際にこの曲を演奏したことがなく、また曲目解説も目にしたこともないため、ここでランボーが登場するとは驚きです(笑)

韻文に「我慢の祭」「飢えの祭」といったものがありますが、ランボーといえばヴェルレーヌですからねぇ…やや微妙です。そう思って聴けばそれなりのイマジネーションは働きますが、中学生や高校生には理解できないような気もします。まぁ曲名の由来はともかく内容の濃い曲だと思います。

演奏音源を聴いて

プロの吹奏楽団の音源は、佼成ウィンドの小野田盤と山下盤を持っています。

小野田盤はトロンボーンがミスっていて論外、山下盤はさらりと流れすぎていて期待外れでした。

ほかの音源はすべてアマチュアのコンクール実況録音です。

全日本コンクールでこの課題曲を選んだのは中学11、高校13、大学6、職場1、一般4の合計35団体でした。

個人的には神奈川大学の演奏が白眉だと思っているのですが、頑張っていたのが中学校の皆さんで、なんと出場団体の約半数がこの難曲に挑んでいました。

中でも凄かったのが宝梅、足立十四、野田、柏原の4団体による「深層の祭&ダフニスとクロエ」競演。余談ですが、ダフクロなんてプログラムでは全部ブートリー編曲になっているのに鳴ってる音が各々まったく違う(笑)

その中でも宝梅中はメンバーの8割だったかが3年生で、例年にも増して個人の技量が高く、当時一世を風靡した独特のサウンドを擁し、色彩感豊かで華麗な演奏を聴かせました。「深層の祭」はすっきりとまとまっていて中学生の域を超えていたと思います。

「吹奏楽のための序曲&トッカータとフーガ」「渚スコープ&ハンガリア狂詩曲第2番」そしてこの年と金賞を取り始めてからもぐんぐん伸びていたのは驚異的でした。

それにしても、中学生にすればあの「赤毛のアン」と同じ作曲家だと聞かされたら面食らったことでしょう。

音源を探る

東京佼成ウインドオーケストラ(小野田宏之指揮)

神奈川大学

川越市立野田中学校

宝塚市立宝梅中学校

まとめ

79年のティンパニ独奏から始まる浦田健二郎「プレリュード」、わからないと言う人が多かった82年の木下牧子「序奏とアレグロ」、「冥と舞」が複雑進化したような84年池上敏「変容ー断章」、そしてこの88年に三善晃「深層の祭」と課題曲も難解な作品が取り入れられるようになった時代でした。

そして、いずれも素晴らしい演奏が生まれた時代でもありました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋

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