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反田恭平さんが若手演奏家の仲間のみなさんと作った音楽サロン「ソリスティアーデ(Solistiade)」の会員を対象とした特別コンサートの東京公演が終了しました。
その模様をお話していきます。
Solistiade Presents 特別コンサート2022「反田恭平&Friend」
日時・場所
2022年5月8日(日)17:00開演(16:15開場)東京サントリーホール
2022年5月9日(月)19:00開演(18:15開場)東京サントリーホール
2022年5月14日(土) 15:00開演(14:15開場)京都コンサートホール
2022年5月15日(日) 15:00開演(14:15開場)京都コンサートホール
出演
反田恭平(指揮・ピアノ)
務川慧悟(ピアノ)
ジャパン・ナショナル・オーケストラ
東京公演:ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ
京都公演:関西学生の有志
プログラム
モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
「JNOを振ってみる!」
課題曲① ブラームス:ハンガリー舞曲第5番より
課題曲② モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジークより
「スペシャルコーナー」反田恭平(ピアノ)
ショパン:マズルカ風ロンド
ショパン:ラルゴ
ショパン:ポロネーズ第6番「英雄」
(休憩)
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54(ピアノ:務川慧悟)
反田恭平指揮 ジャパン・ナショナル・オーケストラ
Solistiade Presents 特別コンサート2022「反田恭平&Friend」東京公演の模様
モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
2022年5月9日、サントリーホールのステージ横とバック以外の席が満席となる中、モーツァルトの「魔笛」序曲でコンサートが始まりました。
演奏後、反田さんがMCとなり、演奏家サイドからの一方的な発信だけではなく、インタラクティブなやりとりを志向するという「ソリスティアーデ(Solistiade)」の趣旨などを説明されました。
「JNOを振ってみる!」
そして「JNOを振ってみる」の指揮者として6名の方々がステージへ。
男性3名(うち2名が12歳)、女性3名で、5名の方がブラームスのハンガリー舞曲を選択されました。
「振ってみる」終了後、1名の方だけが選択されたモーツァルトのアイネクライネをJNOが演奏。オケのメンバーはそこでステージ袖へ退場。
ピアノが搬入されます。
「スペシャルコーナー」
ここまですべて進行は反田さんがなさっておられましたが、ここからはさらに単独トーク。
指揮の勉強をウィーンで始めたこと、ワルシャワでパレチニ先生のショパン大学名誉教授就任式に出席したことなどをお話しされ、7月のリサイタルの選曲についても触れられました。
来年ブラームスのコンチェルトの演奏予定があることからブラームスを、また指揮者として必要なことからシューベルトを採り上げるとのことです。
ショパン:マズルカ風ロンド
ショパン:ラルゴ
ショパン:ポロネーズ第6番「英雄」
この3曲を、ツィマーマンもお祝いに訪れたワルシャワの就任式で演奏したとのことです。
今後の予定
7月のリサイタルツアーのほか、JNOとのツアーが11月に、ヴァイオリンの岡本誠司さんとのツアーが2023年3月に予定されています。そして、2023年1〜2月の2台ピアノのツアーのパートナー務川さんが登場。
務川さんの好きな作曲家はバッハ、ショパン、ラヴェルと決まっているそうですが、シューマンはこの3人に匹敵する魅力的な作曲家とのことです。
ブラームス:ハンガリー舞曲第1・2・5番
反田さんと務川さんの連弾で演奏されたのがこの3曲でした。
息がピッタリ合って、表情も豊かで、ノリノリの大変楽しい演奏でした。ここで前半が終了、時刻はすでに20:15で休憩。
休憩
ロビーでは、CDやオリジナルグッズが販売されていました。
ツイッターでも披露されていたマスクを購入。ブラックとネイビーの2色展開だそうですが、ブラックはすでに完売でした。
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
精緻なアンサンブルと若々しさが共存、ピアノとオケの一体感がスケールの大きな自然な流れを作り出していました。推進力のある大変魅力的な演奏でした。
務川さんのアンコールは、バッハ:フランス組曲第5番ジーグでした。
反田さんの今後のスケジュール
2022年
反田恭平 ピアノリサイタル2022
反田恭平・ジャパン・ナショナル・オーケストラ ツアー
11/02 岐阜
11/03 山口
11/04 岡山
11/05 岐阜
11/06 神奈川
11/09 福島
11/10 秋田
11/11 岩手
11/12 栃木
11/13 東京
11/15 静岡
2023年
反田恭平&務川慧悟 2台ピアノ2023
1/19 石川
1/20 広島
1/21 福岡
1/22 長崎
1/23 大分
1/24 鹿児島
1/26 岐阜
1/27 静岡
1/28 富山
1/29 長野
2/01 北海道
2/02 青森
2/03 新潟
2/04 埼玉
2/05 愛知
岡本誠司&反田恭平 デュオリサイタル2023
3/01 兵庫
3/02 鳥取
3/04 高知
3/05 愛媛
まとめ
暖かい雰囲気に包まれた大変楽しいコンサートでした。
JNOを「振ってみる」では、指揮が男性と女性とではオーケストラの音色がガラリと変わりましたし、さらに各々の指揮者の方によっても違っていたことに、音楽の素晴らしさを再認識しました。
また、今後のスケジュールを見て驚きました。
公演数が多いこと、かつ演奏を終えたら即移動で翌日もステージというケースが多く、特に冬場のスケジュール管理は大変そうだなぁと素人目にも感じました。
それはともかく楽しみにしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋
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