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ショパンコンクールで魅力溢れる素晴らしい演奏を聴かせてくださった京増修史さんのリサイタルが終演しました。
ヤマハホールで演奏を聴かせていただきましたので、その様子などについてお話していきます。
京増修史さんプロフィール
1999年生まれ 宮城県出身
4歳よりピアノを始める
東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻首席卒業、安宅賞、藝大クラヴィア賞、アカンサス音楽賞など受賞
東京藝大大学院音楽研究科修士3年
石川哲郎、田代慎之介、津田裕也の各氏に師事
第5回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA アジア大会入選
第18回ヤングアーチストピアノコンクールピアノ独奏部門Dグループ金賞
第65回全日本学生音楽コンクール東京大会中学校の部第3位
第60回全東北ピアノコンクール第1位及び文部科学大臣賞
第2回江戸川新進音楽家コンクール第2位
第18回ショパン国際ピアノコンクール本大会出場
第18回ショパン国際ピアノコンクール演奏動画・インタビュー
2021年10月に開催されたショパンコンクールの演奏動画などは以下からご覧ください。
予備予選(5番目、休憩直後2:44:52から)
第1次予選
第1次予選終了後インタビュー
第2次予選
第2次予選終了後インタビュー
コンクールを終えて
京増修史ピアノ・リサイタル
日時:2022年3月4日(日)19:00開演
会場:ヤマハホール(東京)
プログラム
J.S.バッハ:パルティータ第2番ハ短調BWV826
ラヴェル:夜のガスパール
(休憩)
ショパン:
ポロネーズ第7番変イ長調「幻想」作品61
ピアノソナタ第3番ロ短調作品58
チケット
ヤマハミュージックメンバーズ(30名招待)
2022年01月25日(火)12:00~02月13日(日)23:59
こちらから:https://member.jp.yamaha.com/event/877
一般販売
一般:3,000円
学生:1,500円 (公演当日要学生証)
2022年2月4日から一般販売されています。
こちらから:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2298062
リサイタルの模様
満席のヤマハホールのステージに京増さんが登場。
ショパンコンクールの演奏動画で聴いた、羽根が生えたかのように自由に飛翔する多くの倍音を湛えた艶やかな音を駆使して、バッハ、ラヴェル、そしてショパンの音楽を世界を描き出した魅力溢れるものでした。
バッハはイタリア組曲とも言われるパルティータの中でも変化に富んだ2番の楽曲の様式を美しく表現、その中で紡がれる「歌」を感じる(聴こえる)ことができたのは、聴くものにとっては幸せな時間でした。
夜のガスパールでは一転ゴージャスな響きと豊富な音色のパレットを生かした色彩感溢れる演奏でした。オンディーヌでは水の中から聴こえてくるかのようなメロディ、深刻になり過ぎない絞首台、そして自由に飛び回るスカルボ、オーケストラを聴いているかのようでした。
後半のショパンの幻想ポロネーズが始まった瞬間、ショパンコンクールで聴いた音が「あーこれだ!」と蘇ってきました。
幻想ポロネーズと第3ソナタという超重厚なプログラムによって、京増さんが歌い上げるショパンの世界を堪能させていただきました。
アンコールはショパンのバルカローレ、緊張から解放されリラックスした大変魅力的な音楽でした。一曲とは言わず、もっと聴かせてもらえればと贅沢なことを思ってしまいました。
まとめ
ショパンコンクールでは、伸びのある音で羽ばたくかのような素敵な音楽を聴かせていただきました。
個人的には、とても瑞々しい演奏で、その音がきらきらと輝いているように感じました。
今回のリサイタルではその魅力的な音楽を同じ空間で感じることができました。
2022年末にもリサイタルが予定されており、今から楽しみにしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋
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