【吹奏楽】ブラスの祭典★2021佐渡裕/シエナ・ウインド・オーケストラ東京公演

吹奏楽
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アイキャッチ画像はシエナHP掲載のものを使用しました

いつもこのブログ「音楽徒然草」をお読みいただきありがとうございます。

佐渡裕さんとシエナ・ウインド・オーケストラの2021年度のツアー「ブラスの祭典★2021」は

吹奏楽の神が作った
最強にして最高の2作品が聴ける
至福の一夜!!

と称して豪華なプログラムが予定されています。

2021年9月29日のすみだトリフォニーホールを皮切りに始まるツアーの内容、そして東京公演の模様を見ていきましょう。

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ブラスの祭典★2021


開催日時・会場

9月29日(水)すみだトリフォニーホール 大ホール
10月1日(金)ロームシアター京都 メインホール
10月2日(土)フェニーチェ堺 大ホール
10月3日(日)長岡市立劇場 大ホール(完売:2021年9月28日確認)
10月7日(木)山形テルサ ホール(完売:2021年9月28日確認)

指揮:佐渡裕
演奏:シエナ・ウインド・オーケストラ

プログラム

A・リード:アルメニアン・ダンス(全曲)
J・バーンズ:交響曲第3番

佐渡 裕さんプロフィール

1961年京都市生まれ、京都市立芸術大学卒業

故レナード・バーンスタイン、小澤征爾らに師事

1989年 ブザンソン指揮者コンクール優勝
1995年 第1回レナード・バーンスタイン・エルサレム国際指揮者コンクール優勝

2015年9月 110年以上の歴史を誇るオーストリアを代表するオーケストラ、トーンキュンストラー管弦楽団音楽監督に就任

ウィーンを欧州の拠点として活動中

パリ管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ケルンWDR交響楽団、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、北ドイツ放送交響楽団(現NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団)など客演

国内では兵庫県立芸術文化センター芸術監督、シエナ・ウインド・オーケストラの首席指揮者

著書に「僕はいかにして指揮者になったのか」(新潮文庫)、「棒を振る人生~指揮者は時間を彫刻する~」(PHP文庫/新書)があります

オフィシャルファンサイト:http://yutaka-sado.meetsfan.jp

シエナ・ウインド・オーケストラ Siena Wind Orchestra

1990年に結成されたプロフェッショナルのウインド・オーケストラ

現在、文京シビックホールを拠点として演奏活動中

定期演奏会のほか音楽鑑賞教室等の青少年育成事業への出演、また各アンサンブルユニットによるコンサートやクリニック等を積極的に開催

2010年より東京都文京区と事業提携を結び、地域や教育機関と密着した活動も積極的に展開中

2002年より佐渡裕を首席指揮者に迎え、最近では原田慶太楼、宮川彬良、青島広志など多彩な指揮者が客演に名前を連ねている

CD・DVDも佐渡裕指揮を始め多数収録

オフィシャルHP:http://sienawind.com/

佐渡裕さんのライオンズゲート

IGへの投稿から佐渡さんの最近のエピソードを拾ってみました。

今回のウィーン往復は大変なことになってしまいましたね。

東京公演 すみだトリフォニーホール

公演に先立って、指揮者の佐渡さんがご挨拶をされ、2023年4月から4年間新日本フィル(すみだトリフォニーをホームグランドとしています)の第5代音楽監督に就任すること、これに先立って2022年4月から1年間ミュージックアドバイザーを務めることをアナウンスされました。

小澤征爾さんが創設した新日フィルと40年近くに亘る佐渡さんとの関わり、今後の墨田区との関わりなども含めてお話しがありました。

また、プログラムについて、今回は2つの大曲をガッツリと聴いて欲しいということ、アルメニアンダンスはパートⅠとⅡで一つの4楽章の作品として捉えていること、そしてバーンズの第3交響曲の作曲の経緯や内容についてお話しをされました。

アルメニアンダンスはもう手慣れた演奏ではありましたが、全体にわたって新しい息吹が加えられた新鮮な演奏でした。パートⅠの「行け行け」は「六甲おろし」さながらの勢い、冒頭のドラとベードラの不気味な残響が印象的だったロリの歌は、テーマが始まるとエッジの効いたキレっキレの演奏がホールを包み、聴衆の前を駆け抜けていきました。

バーンズの第3交響曲は、愛娘ナタリーの死に襲われたバーンズの深い苦悩が歓喜へと昇華していく様子が見事に表現された演奏で、深い感動を覚えました。シエナのすべての力を結集した素晴らしい演奏でした。

鳴り止まない拍手の中で、アンコールが始まりました。

聴こえてきたのは「親の血を引く兄弟よりぃ〜も〜」という最初からコブシの効いた昭和歌謡メドレー(ど演歌えきすぷれす)。
演奏後「バーンズに浸りたかったと怒っている人もいるだろうなぁ、でもどうしてもやりたかった」と佐渡さんがおっしゃっていました。
確かにそういう部分はあると思いますが、表現のジャンルを問わないのが吹奏楽の良さ!ですから、ガッツリ大曲2作品の中でも普段着のシエナを垣間見ることができて良かったと思います。

また、新しいコンサートマスターが就任され、今回の公演でもコンマスを務められていました。前コンサートマスターの中村さんもステージに乗っておられ、以前と変わらないエネルギッシュな演奏をなさっていました。

ラストは新日フィルの3名のメンバーを加えて「星条旗よ永遠なれ」でお開きとなりました。

まとめ

佐渡/シエナ名コンビによるコンサートツアーもいよいよ始まりました。

プログラムを見る限り「音楽の玉手箱」は予定されていないようですが、リードの「アルメニアン・ダンス」(パートl・ ll全曲)とバーンズの「交響曲第3番」という吹奏楽の2大名作が演奏されます。

バーンズは今回のツアーの中で演奏されるほか、録音も予定されているそうです。ディスクが世に出る日が楽しみですね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

Viva! 吹奏楽!
👋掰掰👋

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