【ピアノ】森下唯/ピアニート公爵さんプレトーク!第8回レア・ピアノミュージック

ピアノ
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ピアニストの福間洸太朗さんがプロデュースする「レア・ピアノミュージック」は、福間さん自身の演奏による2020年7月26日の第1回を皮切りに、第2回は大瀧拓哉さん、第3回は齊藤一也さん、第4回は實川風さん、第5回が広瀬悦子さん、第6回が大崎結真さん、そして第7回は佐藤卓史さんの演奏で開催されました。

第8回は2月13日に開催されますが、それに先立って演奏者の森下唯さんに対するオンラインプレトークが行われました。

今回は森下さん、プレトークの内容、そして演奏曲などについて見ていきますので、最後までよろしくお願いいたします。

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福間洸太朗プロデュース「レア・ピアノミュージック」

このプロジェクトの概要、スケジュールについては過去のエントリーをご覧ください。

森下唯さんについて

森下さんは1981年、東京のお生まれです。

1994年 筑波大学附属駒場中入学
2002年 筑波大学附属駒場高校卒業
2004年 東京芸術大学卒業(音楽学部器楽科ピアノ専攻)
2006年 同大学大学院修了

2004年 第2回東京音楽コンクール第2位
2006年 東京芸術大学大学院修了時、演奏優秀者によるベーゼンドルファー・ジョイントリサイタル(浜離宮朝日ホール)に選出

作曲家アルカンの紹介には特に力を入れており、アルカン生誕200年となる2013年から継続的にオール・アルカン・リサイタルを行っておられます。

2015年よりアルカン作品を集めたCD「アルカン ピアノ・コレクション」シリーズをリリース。

調布国際音楽祭アソシエイト・プロデューサー、東京藝術大学非常勤講師(指揮科演奏研究員)

ピアノを竹尾聆子、辛島輝治、東誠三の各氏に、リート伴奏をコンラート・リヒター氏に師事。

オフィシャルサイト:http://www.morishitayui.jp/

また、動画サイトを中心とした活動においては「ピアニート公爵」名義でも知られています。

ピアニート公爵(ピアニートこうしゃく、英:Duke of Pianeet):
日本のピアニスト。

2007年12月にニコニコ動画にピアノ演奏を投稿した際にニートを自称し、演奏技巧と経歴の隔たりから視聴者に高等遊民と見做され、ピアニート公爵と呼ばれるに至る。

この際に投稿した曲はゲーム「アイドルマスター」の音楽『蒼い鳥 (M@STER VERSION) 』(椎名豪・塩入俊哉)を編曲したピアノ独奏版であり、一晩で数千再生、一日で4万再生、その後70万再生と抜群の伸びを示し、一躍注目の的となった。

ピアニート公爵とわたし
ピアニート公爵の誕生に関する細々とした経緯――つまり匿名でニコニコ動画に投稿した演奏が話題になったこと、動画説明に書いた「俺(ニート)」の言葉をもとに視聴者から「ピアニ...

ディスコグラフィー

Singularity シンギュラリティ(特異点)

01 椎名豪=塩入俊哉/アイドルマスター「蒼い鳥」 (M@STER VERSION)ピアノ独奏版
02 Y. 近藤:ショパンのソナタ第3番フィナーレと「巨人の星」主題歌による交響的融合
03 ピアニート:時報によるロマンス ト長調
04 ピアニート:時報による悲歌 ホ短調
05 田中公平/ピアニート:ガンバスター幻想曲
06 柏森進/ピアニート:アキバポップ・ザ・フューチャー ピアノ独奏版
07 ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番 ハ短調作品111

アルカン ピアノ・コレクション 1「交響曲」

ソナチネ イ短調 作品61
I アレグロ・ヴィヴァーチェ
II アレグレッティーノ
III スケルツォ・メヌエット
IV テンポ・ジュスト
軍隊風奇想曲 作品50
戦場の太鼓 作品50-2
すべての短調による12の練習曲 作品39より 第4番~第7番 「交響曲」
第1楽章 アレグロ・モデラート (第4番ハ短調)
第2楽章 葬送行進曲:アンダンティーノ (第5番ヘ短調)
第3楽章 メヌエット:メヌエットのテンポで(第6番変ロ短調)
第4楽章 フィナーレ:プレスト(第7番変ホ短調)
夜想曲 第1番 作品22
スケルツォ・フォコーソ 作品34

アルカン ピアノ・コレクション2「協奏曲」

すべての短調による12の練習曲 作品39より 第8番~第10番「協奏曲」
第1楽章 アレグロ・アッサイ (第8番嬰ト短調)
第2楽章 アダージョ (第9番嬰ハ短調)
第3楽章 アレグレット・アッラ・バルバレスカ(第10番嬰ヘ短調)
ジーグと古い形式によるバレエの音楽 作品24
ジーグ;プレスト
バレエの音楽:ほどよい速さで
練習曲「鉄道」 作品27
欲望

アルカン ピアノ・コレクション 3 「風のように」

すべての短調による12の練習曲 作品39より
第1番イ短調「風のように」
第2番ニ短調「モロッシアのリズムで」
第3番ト短調「悪魔的スケルツォ」
悲愴な様式による3つの曲 作品15
我を愛せよ

死せる女
すべての短調による12の練習曲 作品39より
第11番ロ短調「序曲」
第12番ホ短調「イソップの饗宴」

コードギアス反逆のルルーシュ ピアノソロコレクション

01 COLORS(オリジナル:FLOW) / ピアニート公爵(演奏・編曲)
02 Nightmare (オリジナル:中川幸太郎) / ピアニート公爵(演奏)、宮野幸子(編曲)
03 Stories(オリジナル:Hitomi) / ピアニート公爵(演奏)、タカノユウヤ(編曲)
04 勇侠青春謳(オリジナル:ALI PROJECT)/ ピアニート公爵(演奏)、タカノユウヤ(編曲)
05 Masquerade(オリジナル:Hitomi) / ピアニート公爵(演奏)、宮野幸子(編曲)
06 モザイクカケラ(オリジナル:SunSet Swish)/ ピアニート公爵(演奏)、タカノユウヤ(編曲)
07 Previous Notice(オリジナル:中川幸太郎) / ピアニート公爵(演奏)、タカノユウヤ(編曲)
08 Elegant Force(オリジナル:中川幸太郎)/ ピアニート公爵(演奏)、タカノユウヤ(編曲)
09 Innocent Days(オリジナル:Hitomi) / ピアニート公爵(演奏・編曲)
10 WORLD END(オリジナル:FLOW) / ピアニート公爵(演奏)、タカノユウヤ(編曲)
11 0 (オリジナル:中川幸太郎) / ピアニート公爵(演奏・編曲)
12 僕は、鳥になる。(オリジナル:Hitomi) / ピアニート公爵(演奏・編曲)
13 Continued Story(オリジナル:Hitomi) / ピアニート公爵(演奏・編曲)

アルカン ピアノ・コレクション 4「ファウストのように」

大ソナタ 作品33
第1番「20歳」非常に速く
第2番「30歳:ファウストのように」十分に速く
第3番「40歳:幸せな家族」ゆっくりと
第4番「50歳:縛られたプロメテウス」極端にゆっくりと
3つのメヌエット 作品51
1. 正確なテンポで
2. 弱々しいテンポで
3. 気高いテンポで
和解 — 小さなカプリス 作品42
サルタレッロ 作品23

コードギアス反逆のルルーシュ ピアノソロコレクション2

01 赤だけが足りない
作曲:浅倉大介 編曲:タカノユウヤ
02 今はここに
作曲:沖野俊太郎 編曲:タカノユウヤ
03 Alone
作曲:黒石ひとみ 編曲:ピアニート公爵
04 The Moon
作曲:藤原さくら 編曲:ピアニート公爵
05 螺旋のピース
作曲:都 啓一 編曲:タカノユウヤ
06 NE:ONE
作曲:Survive Said The Prophet 編曲:タカノユウヤ、ピアニート公爵
07 Nunnally
作曲:黒石ひとみ 編曲:ピアニート公爵
08 わが﨟たし悪の華
作曲:片倉三起也 編曲:タカノユウヤ

アルカン ピアノ・コレクション 5「幻影」

エスキス 48のモチーフ(1861)

1. 第1巻 幻影
2. 第1巻 スタッカーティッシモ
3. 第1巻 レガーティッシモ
4. 第1巻 鐘
5. 第1巻 入信者
6. 第1巻 小フーガ
7. 第1巻 戦慄
8. 第1巻 偽りの無邪気さ
9. 第1巻 ないしょ話
10. 第1巻 叱責
11. 第1巻 嘆息
12. 第1巻 小舟歌
13. 第2巻 追憶
14. 第2巻 小二重奏曲
15. 第2巻 古い様式の協奏曲のトゥッティ
16. 第2巻 幻想曲
17. 第2巻 3声の小前奏曲
18. 第2巻 小リート
19. 第2巻 恩寵
20. 第2巻 村の小行進曲
21. 第2巻 死にゆく者達が貴殿に挨拶を
22. 第2巻 無垢
23. 第2巻 木靴の男
24. 第2巻 コントルダンス
25. 第3巻 追跡
26. 第3巻 古い様式の小さな歌
27. 第3巻 リゴードン
28. 第3巻 強情
29. 第3巻 熱狂
30. 第3巻 悲しき小さな歌
31. 第3巻 四重奏の冒頭
32. 第3巻 小メヌエット
33. 第3巻 「ねんねしな」
34. 第3巻 私は衆愚を嫌い、彼らを遠ざける:
35. 第3巻 軍楽
36. 第3巻 小トッカータ
37. 第4巻 小さな小さなスケルツォ
38. 第4巻 良き願い
39. 第4巻 ヘラクレイトスとデモクリトス
40. 第4巻 「待ってても行かないよ」
41. 第4巻 異名同音
42. 第4巻 5声の小さな歌
43. 第4巻 小夜想曲-魅惑
44. 第4巻 有頂天
45. 第4巻 小悪魔たち
46. 第4巻 初めてのラブレター
47. 第4巻 小スケルツォ
48. 第4巻 夢の中で
49. 神を讃えん

第8回レア・ピアノミュージック プログラム

日時:2021年2月13日(土)20:00 ~ 21:00

プログラム
ゲイル・トヴェイト: ハルダンゲルの50の旋律 Op. 150 より
01 謹んでお迎えを烏
02 笛の音
03 口説き
09 この世で最も美しい歌
12 自慢屋のバラード
15 ハルダンゲルフィドルの歌
19 告別
30 髭の中の炎
35 妖精の丘
38 この子の父
44 曽祖父のメロディ
50 自家醸造のビール

浜渦正志: 練習曲 Op.4 より
第1番ハ長調「鐘」
第4番ハ長調
第5番ハ長調
第6番ニ短調「ブランク」
第8番ト短調
第12番変ニ長調

平尾貴四男: ピアノのためのソナタ(改訂版)

見逃し配信は2月15日まで、以降は別ツールにアーカイブとして保存されます
チケットには2,000円と4,800円があります
アーカイブの視聴には2,000円以上のチケット購入が必要です
4,800円チケットには、アーカイブ動画のリンクと、出演者のサイン付CD(森下唯「アルカン ピアノ・コレクション5「幻影」ーエスキス作品63 ALM Records***)が特典として付属します(CDの詳細は上の「ディスコグラフィー」の通りです)

レア・ピアノミュージック 森下唯さんインタビュー

森下さんと福間さんとの出会いは、数年前の「題名のない音楽会」で「超絶技巧」をテーマとした放送でした。
その際の模様(ハンガリー狂詩曲の連弾アレンジ版)が紹介されました。

続いて福間さんがインタビュアーとなって以下の質問をなさっています。

🔸今回のプログラムのテーマ、コンセプト
🔸プログラム各曲の概要
🔸(プログラム各曲の紹介の中で)浜渦正志さん登場
🔸今後のスケジュール
🔸ハプニングストーリー
🔸質疑応答

レア・ピアノミュージック プレトーク with 森下唯

プログラム各曲については、ざっと以下のようなお話をされています。

森下さんはプログラムのコンセプトをガチガチに固めるのは好きではないとのことですが、強いていえば「アカデミックとのバランスをとりながら自分の魂の音楽を奏でる人たち」ということだそうです。

ゲイル・トヴェイト: ハルダンゲルの50の旋律 作品150 より抜粋

トヴェイトはベルゲン(ノルウェー)出身の作曲家。
ハンダンゲルはフィヨルドにある両親の実家があった村で、週末はそこで過ごしていたそうです。
非常に多作で作品番号は300を数え、今回の「50の旋律」はオリジナルは100曲あったそうで、また次作の作品151はこの曲の管弦楽版とのこと。
晩年は自宅の火事により8割近くの作品が焼失、失意の中で亡くなりました。

浜渦正志: 練習曲 作品4 より抜粋

作曲者の浜渦さんが出演。
浜渦さんはドイツ・ミュンヘン生まれで東京芸大声楽科を卒業されました。

20代の終わりまでピアノ曲を書いたことはなかったそうです。
表現したいものと難易度の折り合いがつかないということが理由。
あるピアノ作品をきっかけで、どこまでできるか突き詰めてみようと作曲されるようになったそうです。

平尾貴四男: ピアノのためのソナタ(改訂版)

調性の崩壊がアカデミズムの潮流とされる中で、ソナタという形式を用いて書かれています。
3楽章構成で、各楽章には表題が記されており、第2楽章には「魂の告白」という表現が見られます。

「改訂版」は安川加寿子さんが演奏するにあたって初版を改訂したもので、今般ミューズプレスから出版されました。

平尾貴四男:ピアノのためのソナタ - 改訂版 (1951)
税込|菊倍|40頁付録:ピアノソナタについて(上野晃)、貴四男とその周辺(平尾妙子)【楽譜サンプル】

森下さんは、日本音楽を紹介する演奏会で、ピンチヒッターとして一週間前に申し出を受け、この曲を弾いたそうです。

演奏曲について

YouTubeなどで音源を探してみました。

ゲイル・トヴェイト: ハルダンゲルの50の旋律 作品150 より抜粋

Geirr Tveitt – 50 Hardanger Tunes

浜渦正志: 練習曲 作品4 より抜粋

【Samples】Masashi Hamauzu Opus 4 Piano and Chamber Music Works

平尾貴四男: ピアノのためのソナタ

初版/改訂版の別は不明です。

Kishio Hirao Sonata

 

まとめ

森下さんの演奏は、福間さんとの共演となった「題名のない音楽会」で、アルカンの「鉄道」で初めて聴きました。実は、今回の福間さんの目論見はその「アルカン」を弾いてもらうということだったようです。

浜渦さんのお父様は声楽家の浜渦章盛さん、ラジオの朝の番組のパーソナリティも務めておられて、神戸で育った僕はよく聞いたものです。

また、平尾作品には、今や40回を越えて開催されている「全日本アンサンブルコンテスト」の第1回、当時ストラヴィンスキーや三善晃の作品を意欲的に採り上げて素晴らしい演奏を聴かせていた秋田南高校吹奏楽部が「木管五重奏曲」を演奏したことで出会いました。作曲家で、歌手でもあった平尾昌晃さんが甥ということもそのときに知ったのでした。

なにか見えない糸を感じる「レア・ピアノミュージック」、今回も楽しみです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋

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