【ピアノ】シューベルトの知られざる名曲、未完成曲〜第7回レア・ピアノ佐藤卓史さん

ピアノ
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福間洸太朗さんプロデュースの「レア・ピアノミュージック第7回が2021月1月17日に開催されました。

ピアニスト佐藤卓史さんが「シューベルトの知られざる名曲、未完成曲」をテーマとしてオールシューベルトプログラムを披露されました。

その模様について振り返ってみましょう。
最後までよろしくお願いいたします。

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福間洸太朗プロデュース「レア・ピアノミュージック」

このプロジェクトの概要、スケジュールについては過去のエントリーをご覧ください。

佐藤卓史さんについて

佐藤さんは1983年秋田市の生まれです。

2001年 高校在学中、第70回日本音楽コンクールピアノ部門優勝
2003年 デビューリサイタル
2004年 日本ショパン協会賞受賞(史上最年少)

東京藝術大学首卒業後渡欧、ハノーファー音楽演劇大学とウィーン国立音楽大学にて研鑽を積む。

2007年 第11回シューベルト国際ピアノコンクール第1位
2010年 エリザベート王妃国際音楽コンクール入賞
2011年 第21回カントゥ国際ピアノコンクール第1位、メンデルスゾーン国際ピアノコンクール第1位なし第2位)

ライフワークとしてシューベルトのピアノ曲全曲演奏に取り組んでおられます。
国際フランツ・シューベルト協会会員。

オフィシャルサイト:http://www.takashi-sato.jp

1月初旬、福間さんがインタビュアーとなって佐藤さんとのプレトークが行われました。

🔸今回のプログラムのテーマ、コンセプト
🔸プログラム各曲の概要
🔸シューベルトの作品について(なぜ繰り返しが多いのかなど)
🔸今後のスケジュール
🔸ハプニングストーリー
🔸質疑応答

インタビューの詳しい内容については、こちらでぜひご覧ください。

レア・ピアノミュージック プレトーク with 佐藤卓史

第7回レア・ピアノミュージック プログラム

日時:2021年1月17日(日)20:00 ~ 21:00

~シューベルトの知られざる名曲、未完成曲~
シューベルト:
トリオ ホ長調 D.610
8つのレントラー D.145 / 980C*
1. D145-4
2. D145-6
3. D145-7
4. D145-8
5. D980C-1 *
6. D980C-2 *
7. D145-9
8. D145-12
アダージョ D.178(第1稿、第2稿*)
幻想曲 ハ長調 D.605*
ソナタ 嬰へ短調 D.571* + 604 + 570*
I. アレグロ D571(嬰へ短調)*
II. アンダンテ D604(イ長調)
III. スケルツォーアレグロ・ヴィヴァーチェ D570-2(ニ長調)
IV. アレグロ D570-1 (嬰へ短調)*
*佐藤卓史による補筆完成版

プログラム各曲について

プレトークでは、プログラムの各作品について以下のようなお話をされていました。

テーマの「シューベルトの知られざる名曲、未完成曲」については、シューベルトの作品の中には未完成のままになっているものが多くあり、紹介できればということなのだそうです。

トリオ ホ長調 D.610

「あるメヌエットの失われた息子とみなされるトリオ」とされています。
メヌエットの原曲も、トリオだけがリムーブされた理由も不明ということです。

8つのレントラー D.145 / 980C
(D145-5・6・7・8、D980C-1・2、 D145-9・12)

シューベルトは500ほどの舞曲を残しているそうです。
仲間たちとのダンスパーティのために即興で演奏したそうで、その中から楽譜にされたものが100ほどあるのだそうです。

このレントラーはすべて変ニ長調で、すべて16小節くらいの短い曲。
8つのうちD980C−1と2は未完成で(D145に含まれず)佐藤さんが補筆されたものが演奏されます。

アダージョ D.178

オリジナルの楽譜はこちらです。

https://ks4.imslp.net/files/imglnks/usimg/9/96/IMSLP08917-Schubert_-_D.178_-_Adagio_in_G_Major.pdf

ご覧いただいた通り、第2稿は途中で終わってしまっています。
佐藤さんが補筆された楽譜が出版されています。

[楽譜] [PDFダウンロード] シューベルト:アダージョD178第2稿(佐藤卓史による補筆完成版) | 佐藤卓史公式オンラインショップ powered by BASE
シューベルトをライフワークとする佐藤卓史による、未完作品の補筆版楽譜。フランツ・シューベルト:アダージョ ト長調 D178 第2稿(未完・佐藤卓史による補筆完成版)Franz Schubert:Adagio in G major D178, 2nd version (completed by Takashi Sato)...

幻想曲 ハ長調 D.605

グラーツ幻想曲D.605Aと同じ作品番号になっています。
自筆譜にはタイトルもなく、楽器の名前もなかったそうで、2段譜なのでおそらくピアノ作品なのだろうということだそうです。

この曲も途中で終わっていますが、ページの終わりまできちんと残っているので、未完成だったのか、紛失されたのかはわからないとのことです。

[楽譜] [PDFダウンロード] シューベルト:幻想曲D605(佐藤卓史による補筆完成版) | 佐藤卓史公式オンラインショップ powered by BASE
シューベルトをライフワークとする佐藤卓史による、未完作品の補筆版楽譜。フランツ・シューベルト:幻想曲 ハ長調 D605(未完・佐藤卓史による補筆完成版)Franz Schubert:Fantasie in C major D605 (completed by Takashi Sato)総譜 12ページ ★★★★☆はじめ...

佐藤さんの補筆版が出版されています。

ソナタ 嬰へ短調 D.571 + 604 + 570
I. アレグロ D571(嬰へ短調)
II. アンダンテ D604 (イ長調)
III. スケルツォーアレグロ・ヴィヴァーチェ D570-2(ニ長調)
IV. アレグロ D570-1(嬰へ短調)

D.571は未完成で、かつ第1楽章のみしか残っていません。
同じ時期に書かれた「アレグロとスケルツォ」(D.570)のアレグロが嬰ヘ短調のため、おそらくD.571とグルーピングされるということだそうです。

緩徐楽章として誰かが見つけてきたのがD.604とのことです。

ライブの模様

ツイッターからつぶやきを拾ってみました。

ライヴは定刻に始まり、冒頭に福間さんからあいさつと佐藤さんの紹介ビデオが流れました。
プログラムについてはプレトークビデオの中から抜粋して解説されました。

アダージョなどの補筆された部分や、3曲を連結したソナタ嬰ヘ短調も違和感を覚えることがなく、またアダージョの2つのバージョンの聴き比べなど興味深いものがありました。

アンコールとして34の感傷的なワルツから13番が演奏されました。

アーカイヴの無料視聴は2021年1月19日までですのでお急ぎください!

視聴はこちらから:https://youtu.be/-DexP5sTsd4

まとめ

美しいシューベルトの世界を堪能した一時間でした。
僕が知っている曲は、アンコール曲を除き一つとしてありませんでしたが、とても楽しいリサイタルでした。

プログラムが進むに連れて、眼鏡と髪型のせいもあってか、佐藤さんがシューベルトに見えてきました。

次回のレア・ピアノミュージック第8回は森下唯さんが出演されます。

最後までお読みいただきありがとうございました。
👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋

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