【ピアノ】菊地裕介さんプレトーク!第11回レア・ピアノミュージック

ピアノ
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いつもこのブログ「音楽徒然草」をお読みいただきありがとうございます。

ピアニストの福間洸太朗さんがプロデュースする「レア・ピアノミュージック」は、福間さん自身の演奏による2020年7月26日の第1回を皮切りに、第2回大瀧拓哉さん、第3回齊藤一也さん、第4回實川風さん、第5回広瀬悦子さん、第6回大崎結真さん、第7回佐藤卓史さん、第8回が森下唯さん、第9回が上原彩子さん、そして第10回は永野英樹さんの演奏で開催されました。

第11回は5月23日に開催されますが、それに先立って演奏者の菊地裕介さんに対するオンラインプレトークが行われました。

今回は菊地さん、プレトークの内容、そして演奏曲などについて見ていきましょう。

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福間洸太朗プロデュース「レア・ピアノミュージック」

このプロジェクトの概要、スケジュールについては過去のエントリーをご覧ください。

菊地裕介さんについて

菊地さんは1977年東京のお生まれです。

1994年 日本音楽コンクール第2位入賞
(桐朋女子高校音楽科2年)
1999年 パリ国立高等音楽院ピアノ科卒業(一等賞)
2003〜7年 ハノーファー音楽大学でピアノ演奏研究に加え、作曲法や歌曲伴奏など、多専攻にわたり研鑽を積む

加藤伸佳、ジャック・ルヴィ、アリエ・ヴァルディの各氏に師事。

マリア・カナルス第1位、ジュネーブ第3位等、数多くの国際コンクールに上位入賞
2007年 帰国
東京藝術大学など5音楽大学の講師を歴任、現在は東京音楽大学専任講師、株式会社演代表、CJM神宮の杜音楽院(渋谷区)院長

オフィシャルサイト:http://ykpianoforte.com/

また、ハノーファー音楽大学在学中、ミシェル・ベロフ「スーパーピアノレッスン」に出演されました(ドビュッシー:花火〜前奏曲集)。

ディスコグラフィー

ドビュッシー:ベルガマスク組曲、12のエチュード

ドビュッシー:
ベルガマスク組曲 L. 75
前奏曲、メヌエット、月の光、パスピエ
仮面 L. 105
喜びの島 L. 106
12のエチュード L.136

2018年録音

イマージュ・フランセーズ

ドビュッシー:映像第1集、第2集
ラヴェル/菊地裕介編:ラ・ヴァルス(2台ピアノ版多重録音)
プーランク:主題と変奏
フランク:前奏曲、コラールとフーガロ短調
ドビュッシー:月の光

2007年録音

B-A-C-H 変貌するバッハ、ピアノ・トランスクリプションズ

J.S.バッハ/
ラフマニノフ編:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調BWV1006から
ヘス編:主よ、人の望みの喜びよ〜カンタータBWV147(ヘス編)
菊地裕介(シャコンヌを除く)、ブゾーニ(シャコンヌのみ)編:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004
ケンプ編:シチリアーノBWV103
6声のリチェルカーレ〜音楽の捧げものBWV1079
F.リスト:B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガ

2009年録音

シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集

シューマン:
アレグロロ短調作品8
ダヴィッド同盟舞曲集作品6(第1巻、第2巻)

2010年録音

ベートーヴェン:ピアノソナタ全集 Vol1モニュメンタル

DISC 1
ピアノ・ソナタ第16番ト長調作品31-1
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調作品31-2「テンペスト」
ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調作品31-3「狩」
ピアノ・ソナタ第22番へ長調作品54

DISC 2
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調作品53「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ第23番へ短調作品57「熱情」
ピアノ・ソナタ第24番嬰へ長調作品78「テレーゼ」
ピアノ・ソナタ第25番ト長調作品79「かっこう」
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調作品81a「告別」

2010年録音

ベートーヴェン:ピアノソナタ全集 Vol2 ベートーヴェン デビュー

DISC 1
ピアノ・ソナタ第1番へ短調作品2-1
ピアノ・ソナタ第2番イ長調作品2-2
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調作品2-3
ピアノ・ソナタ第19番ト短調作品49-1

DISC 2
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調作品10-1
ピアノ・ソナタ第6番へ長調作品10-2
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調作品10-3
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調作品13「悲愴」
ピアノ・ソナタ第20番ト長調作品49-2

2010年録音

ベートーヴェン:ピアノソナタ全集 Vol3 ファンタジア

DISC 1
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調作品7
ピアノ・ソナタ第9番ホ長調作品14-1
ピアノ・ソナタ第10番ト長調作品14-2
ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調作品22

DISC 2
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調作品26
ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調作品27-1
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調作品27-2「月光」
ピアノ・ソナタ第15番ニ長調作品28「田園」

2010年録音

ベートーヴェン:ピアノソナタ全集 Vol4 ウルティマ

DISC 1
ピアノ・ソナタ第27番ホ短調作品90
ピアノ・ソナタ第28番イ長調作品101
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調作品106「ハンマークラヴィーア」

DISC 2
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調作品109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調作品110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調作品111

2011年録音

ベートーヴェン:エロイカ変奏曲&ディアベリ変奏曲

ベートーヴェン:
15の変奏曲とフーガ変ホ長調作品35(「エロイカ変奏曲」)
ディアベリのワルツの主題による33の変奏曲ハ長調作品120

2012年録音

ラフマニノフ:2台ピアノのための組曲第1番、第2番、6つの小品(4手のピアノのための)

ラフマニノフ:
2台ピアノのための組曲第1番「幻想的絵画」作品5
2台ピアノのための組曲第2番作品17
6つの小品作品11(4手のピアノのための)

清水和音、菊地裕介

2011年録音

ラヴェル ピアノ独奏曲全集

DISC 1
グロテスクなセレナード
古風なメヌエット
亡き王女のためのパヴァーヌ
水の戯れ
メヌエット
ソナチネ

DISC 2
夜のガスパール
ハイドンの名によるメヌエット
高雅で感傷的なワルツ
…風に(ボロディン風に、シャブリエ風に)
前奏曲
クープランの墓

第11回レア・ピアノミュージック プログラム

日時:2021年5月23日(日)20:00 ~ 21:00
プログラム:
酒井健治 : ピアノのための練習曲集第1巻より I. グルーヴ、III. Scanning Beethoven、IV.ハーモニー
ベルリオーズ/リスト編 : 幻想交響曲

見逃し配信は5月25日まで、 以降は別のツールにアーカイブとして、5月28日から配信されます。
アーカイブ動画でご覧になりたい方は、2,500円以上のチケットを購入する必要があります。
5,000円チケットを購入(限定30名)した場合、 アーカイブ動画のリンクと、菊地さんのサインつきCD(ドビュッシー:ベルガマスク組曲、12のエチュード)が送付されます。

CD情報
ドビュッシー:ベルガマスク組曲、12のエチュード

ドビュッシー:
ベルガマスク組曲 L. 75
前奏曲、メヌエット、月の光、パスピエ
仮面 L. 105
喜びの島 L. 106
12のエチュード L.136

レア・ピアノミュージック 菊地裕介インタビュー

冒頭、パリのコンセルヴァトワール時代の思い出についてお話されていました。

福間さんがパリに行った当時、菊地さんはすでに留学されており、アパルトマンの手配や銀行口座の開設などに至るまで、菊地さんから丁寧にアドバイスいただいたそうです。

そして、ゲストコンポーザーの酒井さんが登場、今回演奏される「ピアノのための練習曲集」についてお話されました。酒井さんも、菊地さんと福間さんと同時期にコンセルヴァトワールに留学されていました。

続いて、お二人に戻って、以下についてインタビューが行われました。

🔸幻想交響曲(オリジナル)について
🔸幻想交響曲(リスト編ピアノ版)について
🔸今後のスケジュール
🔸CJM神宮の杜音楽院について
🔸ハプニングストーリー

レア・ピアノミュージック プレトーク with 菊地裕介

印象的だったのは、菊地さんが交響曲などのオケピースを取り上げる場合、その曲のテンポ感を維持することを基本に演奏されるそうですが、この「幻想」の場合には(曲が大き過ぎることから)それ自体到底無理ということもあり、やや遅めのテンポで演奏せざるを得ず、そのことによってオケでは勢いで通り過ぎる部分について新たな発見があるということ、ベートーヴェンのハンマークラーヴィアのテンポについてのアナロジーでした。

CJM神宮の杜音楽院についても「譜読み」についてとても示唆に富んだお話を聞くことができました。

ハプニングストーリーでは、奥さまの初めての出産とリサイタルが重なったときのことをお話されていました。

演奏曲について

YouTubeなどで音源を探してみました。

ベルリオーズ/リスト編 : 幻想交響曲

Liszt-Berlioz Symphonie Fantastique S.470

今回の菊地さんの演奏コンセプトとは異なりますが「幻想」のピアノ版については、無骨なリスト編よりもペトロフ編の方がオリジナルの再現性が高いと個人的には感じています。

まとめ

個人的なお話で恐縮ですが、僕はディスクはすべて購入したくらい、菊地さんは好きなピアニストの一人です。
今は書いておられないようですが、ブログもずっと楽しく読ませていただいてきました。

LFJでの清水さんとのデュオ、そして丸の内オアゾでのベートーヴェンの交響曲以来、オンラインですがライヴで聴く菊地さんの今回の演奏は非常に楽しみです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋

コメント

  1. 聖弥 より:

    hirofumi様

    いつもありがとうございます。
    丁度自分も今コルトー派(孫弟子の代)の先生から学ばせていただいているので、フレンチピアニズムには興味津々、早速動画拝聴しました。気さくなお人柄で楽しいトーク、楽しいだけじゃなく音楽院の所は譜読みの話とか聞くと確かに自分も音出しに性急だったかなぁ、とハッとさせれたり。出産の話もホントにハプニングストーリー。奥様も旦那様もホントに頑張られた!
    詳しいCD情報も感謝です。ドビュッシーも勿論欲しいですがバッハのトランスクリプションズ、いいですね!今ドビュッシーと並行してバッハ(今は高橋悠治編曲「小フーガ」仕上げ中です。次はプゾーニのシャコンヌかピアノ協奏曲第1番ト短調ソロバージョンに移ります….タブン)を学び中なので是非入手させていただきだきたい!と思いました。個人的に大好きな「6声のリチェルカーレ〜音楽の捧げもの〜」….ピアノで可能とは!驚きました。しかし4声でヒイヒイ苦しむ自分に6声は到底無理そうな世界です。

    いつも大変ためになります。
    本当にありがとうございました!

    • hirofumi24 より:

      > 聖弥さま

      いつもコメント賜り大変ありがとうございます。

      次はバッハのシャコンヌですか、凄いですね!
      僕は何度も跳ね返されている曲で、今回もちょっと触ってみていますが難しそうです(笑)

      菊地さんのピアノは若い頃はとても良い意味で健康的だったのが
      年齢を重ねて最新(と言っても2018年ですが)のドビュッシーでは味のある演奏をなさっています。
      バッハの頃はちょっと血気盛んな感じですが、リストのBACHの名による…は迫力があって凄いです。
      パルティータBWV1004は、シャコンヌはブゾーニ編ですが、そのほかの曲を菊地さんがアレンジされたものがシャコンヌも含めて全曲版として全音から出版されています。

      私事ですが、今回の発表会を最後にレッスンはお休みすることにしました(辞めてしまうかも知れません)。
      練習はこれまで通りやっていきますが、ちょっと考えるところがありまして。

      引続きよろしくお願いいたします。

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