2020年7月から、現在のレッスンとその練習記録について記事にまとめ始めています。
今回も直近のレッスンについてお話していきます。
先生に聴いていただいたのは、バッハの平均律第1巻20番のフーガ、ショパンのエチュード作品10−4、そしてスクリャービンのワルツ作品38の3曲でした。
どうぞ最後までよろしくお願いいたします。
これまでのお話
現在のレッスンについての記事はこちらです。
レッスン再開後の過去の模様についてはこちらでまとめています。
番外編として「大人の発表会」への参加についてもお話ししてきています。
レッスン対象曲
今回(2020年10月25日)のレッスンではバッハの平均律第1巻20番のフーガとショパンのエチュード作品10の4番、そして予定外でしたがスクリャービンのワルツ変イ長調作品38を聴いていただきました。
バッハ:平均律第1集第20番イ短調フーガ
僕にとってはこの曲が平均律第1巻の最後の曲になります。
とにかく長いので胆力が必要で、僕の力では譜読みも大変でした。
テンポは♩=46程度、16分音符が続くと走り気味になるので8分音符を「全部」聴くようにしていました。
弾き終わって「丁寧に弾いているんだけれど、何か違うと思いながら聴いていました」と先生からの一撃。
まずはテンポはもう少し上げること、そして裏拍が重く音楽が前に進んでいかないので「音ではなく、拍の意識」をキープすること。
1声部のみ、声部の組合せ、そして両手でもメトロノームに合わせていたときには走ることもなかったので、♫の裏拍は軽く弾く鉄則は守っていました。ところが、メトロノームを外して、かつテーマでの色分けによって横のラインの意識が強くなったせいか走り始めたため、8分音符の表も裏も同じように重くなってしまていたのでした。
それから、フレーズの終わりの和音はきちんと聴くこと、突っ込まないで収める意識を持つこと、終曲の部分のテンポはコーダも含めてインテンポで、特に休符の音価を正確に。
ここまでは余裕がなかったことと、終曲部分はややドラマ仕立てにしてごまかしたようなところがあったと反省しました。
ショパン:エチュード作品10−4嬰ハ短調
最初に通して弾いたのですが、練習でも経験したこともないテンポで入ってしまい、なんとか最後まで止まることも崩壊することもなく終わったものの、僕としてはあり得ない展開でした。
先生からは、前回レッスンでのメカニックな注意点は解決していたし、細かいミスはあってもごまかした部分がなかったので「このテンポで大丈夫?」と思いつつも気迫で乗り切りましたね、と。
練習のときよりもおそらく♩=20くらい速かったようです。
まずは、自分の中でテンポをきちんと意識できていないまま速いテンポで曲に入ってしまったこと、それで最初の♬♬|♩がグチャっと潰れてしまい、さらに4小節目の左手の8分音符が走り気味でさらに速くなってまったという分析。
次回は録音しましょうということになりました。
安定したテンポで入ることに注意して、あまり気負わないで練習したいと思います。
スクリャービン:ワルツ変イ長調作品38
レッスン前、今回は聴いていただくつもりはありませんでしたが「ちょっと弾いてみて」ということで最初の部分だけ。
跳躍部分を除いてテクニック的に難しいところはないので、内声を大切に、そしてフレーズの中の主要な音の動きを感じて歌うことがこの曲のポイント。
次回から本格的にレッスンしていただきます。
ルーティンおよびレッスン外で練習中の曲
ドホナーニの指のエクササイズとハノンのスケールとアルペジオは毎日「まず最初」として必須にしています。
フィンガー・エクササイズはだんだんと慣れてきましたが1、2、8番と来て、9番を始めました。この曲は大変でまだ手がツっています。左手はこの和音をそもそも掴めません。
ハノンは音の粒を揃えること、また黒鍵系の調性の指の潜りや跨ぎの「運動距離」の感覚を頭に叩き込むこと、など意識しつつ、日によってテンポを緩急変化させています。
ラヴェル:水の戯れ
ショパン:バラード第1番ト短調
一度レッスンしていただいた曲ですが、その次の発表会の候補として考えているので、毎日なんらかの形で弾いていきます。
シャブリエ/シュヴィヤール:エスパナ
メトネル:プリマヴェーラ
グールド:ブギウギエチュード
スクリャービンを始めたので当分お休みします。
まとめ
丁寧に練習した部分は必ずそれに応えてくれる(あくまでも僕のレヴェルで、ですが)ものの、いざレッスンになると思うように弾けないことに改めて気づかされたレッスンでした。
悩みは尽きないのですが、引き続き練習していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋
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