2020年7月から、現在のレッスンとその練習記録について記事にまとめ始めました。
直近のレッスン(2020年11月15日)では、バッハの平均律第1巻20番のフーガとスクリャービンのワルツ作品38を聴いていただきました。
そのレッスンの模様についてお話していきますので、どうぞ最後までよろしくお願いいたします。
これまでのお話
現在のレッスンについての記事はこちらです。
過去の模様についてはこちらでまとめています。
番外編として「大人の発表会」への参加についてもお話ししてきています。
レッスン対象曲
今回のレッスンは、バッハの平均律第1巻20番のフーガとスクリャービンのワルツ変イ長調作品38の2曲でした。
バッハ:平均律第1集第20番イ短調フーガ
今回は後半部分について重点的にアドバイスいただきました。
🔸69小節目 ソプラノの跳躍 しっかり聴く(突っ込まない)こと
🔸71小節目 アルトの2、4拍目 ♫は表を意識すること
🔸72小節目 テナーの3拍目 71小節目アルトの扱いと同じ
🔸73小節目 ソプラノの3拍目 フレーズの終わりと始まりの意識を持って
🔸80小節目 フェルマータのあとの2拍目 4分休符はインテンポで16分音符の「タカタカ」と意識すること
🔸83小節目 2〜3拍目 ここで曲全体を一旦収める
🔸86小節目 3拍目以降はパイプオルガンのような響きを意識して リタルダントして構わない
これらについて修正、もう一度聴いていただいて、この曲は今回で終了となりました。
スクリャービン:ワルツ変イ長調作品38
最大の問題点は「例の跳躍箇所」でこの部分だけが別人格になったようだと、演奏後の先生の一言。
たくさんマステが貼ってあります。
🔸緑の部分のベースの跳躍はきちんと決めること
🔸ピンクのテーマの再現部はまず内声を練習、問題なくなったら内声を加えて練習すること
そのほかの部分は全体によく歌えていて、テンポ設定も含めて良かったと救いのコメントのあと、修正点を。
🔸内声の1拍目の裏〜2拍目は<(クレッシェンド)、1拍目の裏の親指の扱いは特に意識すること
🔸調性が変わったこの部分の左手はうるさくならないように意識して
ルーティンおよびレッスン外で練習中の曲
ドホナーニの指のエクササイズとハノンのスケールとアルペジオは毎日「まず最初」として必須にしています。
フィンガー・エクササイズは1、2、8番と来て、9番を始めました。まだ手がツっています。左手はこの和音をそもそも掴めないので大変です。和音が均等に鳴るように意識しているものの、やはりムラになります。
ハノンはテンポを上げ、音の粒が美しく流れるように意識して練習しています。スケールでは和声的短音階の一部の左手、アルペジオでは黒鍵系の調性のゴツゴツをなくすことが課題です。
ラヴェル:水の戯れ
ショパン:バラード第1番ト短調
一度レッスンしていただいた曲で、その次の発表会の候補として考えています。
練習を再開したあと、またお休みして間が空いたので、もう一度初心に戻って丁寧に練習しています(いるつもりです)。
シャブリエ/シュヴィヤール:エスパナ
メトネル:プリマヴェーラ
グールド:ブギウギエチュード
スクリャービンを始めたので当分お休みしています。
まとめ
個人的なボヤキのようになってしまいますが、今回のレッスンは自分ではない誰かが弾いているかのようでした。
集中しようと思えば思うほど、逆に離れていくような、自分でコントロールできないという不思議な感触でした。最初から「何か違う」と思いつつ、修正しようとしても上手くいかず、結局最後までそんな状態が続きました。
最初に弾き終わったときには、こんな演奏するために練習してきたわけではないのに、と一種の放心状態に陥りました。結局は実力不足、そして練習も足りていないということなのでしょうが、ときどきこういうことがあります。
だからといって、次回もう一度レッスンをお願いしますと言う精神的な余裕もありませんでした。いつかこの曲はもう一度弾いてみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋
コメント
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