【ピアノ/練習記録50】グールドのトッカータホ短調BWV914は別次元

ピアノ
スポンサーリンク

いつもこのブログ「音楽徒然草」をお読みいただきありがとうございます。

7月中旬までのピアノ練習についてお話していきます。

スポンサーリンク

これまでのお話

これまでのレッスンについての記事はこちらです。

【ピアノ/練習記録49】ショパン前奏曲もいよいよ最終 トッカータホ短調2度目の挑戦

レッスン再開後以降の過去のレッスンなどの模様についてはこちらでまとめています(終了しました)。

番外編「大人の発表会」への参加についてはこちらから。

基礎練習

金子勝子監修:指セットプラスハノン
モシュコフスキー:15の練習曲

モシュコフスキーは3番ト長調を終え、11番変イ長調の練習を始めました(1〜10番が終了)。

バッハ:平均律第2巻

前回までの状況:

21番変ロ長調
6番ニ短調
19番イ長調
11番ヘ長調
2番ハ短調
14番嬰ヘ短調
7番変ホ長調
13番嬰ヘ長調
12番ヘ短調
1番ハ長調
24番ロ短調
10番ホ短調
5番ニ長調
18番嬰ト短調
9番ホ長調
4番嬰ハ短調
3番嬰ハ長調
8番嬰二短調

17番変イ長調のフーガの練習を続けています。

4声でしかも長い作品(ヘンレ版で4ページ)、テーマは頻繁には出現せず、間句や間奏、カデンツがやたら出てくる、そして5声になる部分もあってゴチャゴチャしそう

と前回投稿で書いた通り、当初は確かにまごつきましたが、頭の中での整理もついて、音価によるフレーズの弾きわけによって、立体的になって弾いていて面白くなってきました。

ショパン:前奏曲作品28

「あるピアニストの一生」にある28段階の難易度を基準として並び替えて、難易度の低い作品から順番に練習しています。

09:作品28-7
10:20
12:4
13:6、9
14:2
16:13、15
18:21
19:17
20:10、11、14、22
23:1、18、23
24:3
25:5、12、16、8、19
26:24

前回終了時点で(とりあえず)残っていたのは最後の一曲28-24でした。

左手の分散和音が全体にわたってまず大変なのと、右手も細かい下降パッセージがあり、特に終盤の3度で2小節にわたって下降してくる部分で苦労しています。

思ったほど厳しくはなさそうなので、僕のレヴェルなりになんとかまとめられるような気がしてきました(気のせいかも知れませんが)。

そのほか

過去レッスンに持っていった(一応仕上げたつもりの)アルベニスの「エル・アルバイシン」を曲全体を眺めてもう一度精査しつつ練習し直したり、カプースチンのトッカティーナ(8つのエチュードの方)の譜読みを始めています。

アルベニスについては全体の流れを見据えつつ、左右のバランス、強弱のバランス、「間」を意識しながら、曲を作り直しています。

カプースチンは作品40の方のトッカティーナでレッスンを受けたことがあり、散々の出来で「もう弾くまい」と思っていたのですが、突然YouTubeにアップされた角野隼斗さんの演奏に刺激を受けて、恐々譜読みから始めています。

バッハ:トッカータホ短調BWV914

筆者は1994年にNHK教育テレビ(現在のEテレ)で放送された「ピアノで名曲を」をライヴで見ていた年代です。

どのレッスンも凄まじいレベルの高さだったのですが、その中でも最も印象に残ったのがバッハのトッカータホ短調のレッスンでした。

詳細は以下の記事をご覧ください。

28年の時を経て再度挑戦中なのですが、さすがにこの10年間ほどバッハをそれなりに勉強してきたこともあり、一度目とは随分と変わったと自分でも思います。

上手になったとかそういうことではなく(少しくらいはそうであって欲しいですが)、楽譜を丁寧に読み、声部分解して弾き始める…そんな意味合いでしょうか。

さらに、この作品は重く、そして深いのですよね。

「ピアノで名曲を」のゴルノスターエヴァ先生の解説によれば

バッハの音楽の永遠のテーマは、福音書、そこに描かれている物語なのだそうです。キリストの最後の日々について語られる「最後の晩餐」。このトッカータの持つ雰囲気は「受難曲」に近いとのことです。

荘重なプロローグ
弟子たちの問いを含むドラマティックな第1のフーガ
レチタティーヴォとして構成されている福音史家の語り、アダージョ
どよめく群衆の多数の声が響く狂おしい最後のフーガ、アレグロ

実家は真言宗、そして八百万の神の国日本に育った筆者としては、おそらく理解の届かない世界なのかも知れないと思ったりします。

ある程度全体がこなれてきたので、音源というわけではありませんが、この作品の演奏の名盤の誉高きグールドの演奏を聴いてみました。

冒頭から興奮状態の筆者とは大違い(笑)

沈着冷静なのに熱いものも感じさせる凄みのある演奏。
疾走感極まりないフーガは圧巻です。

そして、助けを求めてレッスン動画を捜索したら、ありました。

とても示唆に富んだレッスンで勉強になります。

まとめ

抱え過ぎの感もありますが、ゆっくりのんびりと、平和の中でピアノを弾くことができるという幸せを感じつつ過ごしております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋

コメント

  1. […] 【ピアノ/練習記録50】グールドのトッカータホ短調BWV914は別世界 音楽徒然草2022.07.16【ピアノ/練習記録50】グールドのトッカータホ短調BWV914… […]

タイトルとURLをコピーしました