いつもこのブログ「音楽徒然草」をお読みいただきありがとうございます。
発表会はおかげざまで予定通り、2021年4月29日に開催されることになりました。
前回は、2021年4月25日のレッスンの模様と、その際の録音についてお話させていただきました。
今回は、本番までの3日間で何をしたのかということについてお話させていただきます。
これまでのお話
現在のレッスンについての記事はこちらです。
レッスン再開後以降の模様についてはこちらでまとめています(終了しました)。
番外編として「大人の発表会」への参加についてもお話ししてきています。
発表会での演奏曲
発表会はソロ演奏の第1部と、アンサンブル中心の第2部の二部構成になっています。
僕は第1部の最後でショパンの「バラード第1番ト短調作品23」と、第2部でもラストにグリュンフェルトの「ヨハン・シュトラウスⅡ世のワルツにによるコンサート・パラフレーズ」を弾かせていただきます。
これまでは、僕も第2部はアンサンブルで出演していたのですが、今回は一緒に練習することも簡単ではありませんでしたので、当初は第1部だけの予定でした。
そこで、先生のご配慮により第2部にもソロ演奏で出演させていただくことになりました。
経緯は、発表会の演奏曲を決めるため候補曲数曲を弾いたときに、ショパンにすぐ決まった(僕自身がそうしたかった)のですが、そのときに弾いたグリュンフェルトについて「発表の機会があった方が良いでしょ、第2部で弾いたらどう?」と先生から提案いただいたものです。
「はい」とご返事したものの、それからはそれなりに大変でした…
レッスンの模様
本番まであと3日というところでのレッスンは、演奏する2曲を通して録音していただきました。
ショパン:バラード第1番ト短調作品23
なかなかうまく行かなかった56小節目からのアルペジオの響きをまとめることもできて一安心。
でも好事魔多しとはよく言ったもので、主題Ⅱがイ長調で朗々と歌う前半のクライマックスでバランスを崩しました。
スムースに弾けなかったところはパープルで囲ってあります(以降、同じです)。ここはかなり詰めて練習して克服できたと思っていただけに「あれ?」と思うと同時に、さっさとここを過ごしてしまいたい心理にハマってしまいました。
150小節目からはどうしてもテンポが速くなってしまうところでした。
拍を感じて弾くべきところが、流れ優先で気分で弾いてしまっているのだろうと思います。
194小節目からの主題Ⅰの音を外してしまいました。なぜかはわからず、何事もなかったような顔して進んだものの、客観的にはあれはないな。
プレストに入った216小節目からは内声が中心に聴こえて、音が薄いので頂点にくる和音を意識して厚みを作るように先生からアドバイスいただきました。
録音を聴いて(先生に送ったメール)
最後のプレストがバランスを崩して崩壊していることが、よくわかりました。自分ではそれなりに弾いているつもりでも、真実は残酷ですね。
右手が流れに身を任せてしまっていますし、加えて左手がバランス的にうるさいです。少し弾けるようになると、テンポを上げようとする意識が勝ってしまうので、そこを自制すること、左手とのバランスも念頭に置いて練習し直してみます。
グリュンフェルト:ウィーンの夜会作品56
全体の作りはそんなに悪くなかったとは思うのですが、いかんせんミスタッチが多く、弾いている本人ですら気になるくらいでした。
先生もちょっと間があって「良かったわよ」とおっしゃっていたので、やはり気になったのではないかと思います。表情の変化、間については、これくらい極端でちょうど良いとのことでした。
録音を聴いて(先生に送ったメール)
やはりミスタッチがとても気になりました。
右手のミスは自覚があったのですが、左手もウロウロオロオロしている上にうるさいので、ワルツがブチ壊し。特に一拍目を叩いてしまうことも多く、みっともないしバランスを崩している上に、全体の流れを壊しているような気がしました。
左手をやや控えめにすること、力まないことを念頭に置いて、なんとかやってみようと思います。
本番直前3日間でやったこと
ショパン:バラード第1番ト短調作品23
まず、プレストに入ってからの音の厚みを作るため、右手の頂点の音をやや強調して響かせるべく練習しましたが、これがなかなかの難題でした。
どちらかというと内声を聞かせる(意識して自分でも聞く)ことで分散和音の乱れを回避してきたので、これは物理的にも心理的にも重心を逆さにするようなもので、頭の切り替えが必要でした。
どうにかこうにか、頭も身体もその流れに慣れたように思います。響きの幅も少しは出ているように自分では感じています。
あとは録音でミスした箇所を精査しながら、全体をゆっくりとしたテンポで練習しました。
グリュンフェルト:ウィーンの夜会作品56
録音を聴くと、ワルツの冒頭がオドオドして不明瞭なこと、さらに、そのあとのオクターブ和音の中に一つ音が加わって奏する部分の流れが悪いことが気になりました。
そこで思い切って、ワルツ冒頭の装飾音を省いてアクセントに、和音の部分はオクターブのみに変えてしまいました。
和音のところは、当初から先生に「2部はゆったり楽しく、なので思い切って簡単にすることも考えなさい」と言われたときに、例示していただいたところでもあります。だから言ったでしょ?!です。
そして、ミスタッチの原因ですが、本番用の楽譜で練習するようになって、和音が曖昧なまま流すようになったことに起因していることが、ゆっくり練習してみてわかりした。
また、細かい音符の譜割りもいい加減になってしまっていて、これではきちんと嵌ってくれるわけがありません。
何となく弾いてまとめてしまっていたのは大いに反省すべきなのですが、反省だけしていても仕方がないので、ワークブックのように、左右別々、両手で超スローテンポで練習し直しました。
まとめ
この3日間でやってきたことは無駄ではなかったとは思いますが、本番に間に合うかどうかは別の問題ですよね。
とはいえ、自己満足かもしれませんが、音楽の喜びを感じて演奏したいと思います。
また、今回は緊急事態宣言が出て発表会の開催が危ぶまれました。演奏曲のうち、「ウィーンの夜会」は過去中止になった別の演奏会のために準備したものの、結局弾くことがなかった曲でもあり、この曲は魔物かと冗談じゃなく思ったりして、一瞬相当モチベーションが下がりました。
そんな経緯もあり、今回は特に、発表会の「ステージで」弾くことができた喜びも合わせて本番で表わすことができればと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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