いつもこのブログ「音楽徒然草」をお読みいただきありがとうございます。
ピアノの練習とレッスンの記録について記事にまとめています。
前回は「グリュンフェルト/ウィーンの夜会作品56 平均律第2巻19番プレリュード こちらも間に合わない?!」と題して、2021年3月25日のレッスンについてお話しました。
今回は、2021年4月29日の発表会で演奏する2曲のレッスン(2021年4月11日)の模様をお話していきます。
これまでのお話
現在のレッスンについての記事はこちらです。
レッスン再開後以降の模様についてはこちらでまとめています(終了しました)。
番外編として「大人の発表会」への参加についてもお話ししてきています。
レッスン対象曲
ショパンのバラード第1番とグリュンフェルトのウィーンの夜会を、各々通して聴いていただき、総評と修正点などについてご指導いただきました。
ショパン:バラード第1番ト短調作品23
総評としては「全体の構成、表現したいことが明確になっているし、場面変化や表情も豊富で良かったので、このままで本番を迎えられるようにしましょう。テンポを上げる必要はありません」ということでした。
個人的にも、自分なりに作品の中に入ることができ、かといって気持ち良くなって迷子になることもなく、最後まで集中力を失わなかったことは自信になりました。
ただ、練習番号❼(138小節)が乱れたのは、直前の練習で突然崩れ始めたところでもあり、当分地雷になりそうです。
先生は「聴いている方からすると、きちんとわかって弾いていることがわかるので気にはならない」とおっしゃってくださったので、考え込む必要はないだろうとは思うものの、克服しておきたいところです(この時期なので、先生はチアアップしてくださっているのでしょうし)。
以下、練習が必要な箇所は青枠で囲んでいます。
冒頭の3小節はすべての音でペダルを踏みかえていますが、「流れ」がないので工夫が必要。というか、この部分は重要。
Cに向かって、またCに向かって、そして頂点のCの音から「音形A」が始まるという意識を持って表現すること。ペダルの踏み方はそれに従って変えることも検討しなさい。
ここは個人的な課題です。
この右手のアルペジオは綺麗に嵌まらなくなって、必ずどこかの音を外して濁らせてしまっています。
原因はおそらく、右手を廻すことに必死なあまり拍子感がなくなって、左手の和音を「なんとなく」弾いているところにあるのでしょう。
意識して数えて左手をきちんと嵌めるようにするとかなり安定しました。
ここは先生からのアドバイスで「当てに行かずに押さえるイメージで、朗々と歌うこと」。
最初に書いた箇所(練習番号❼)です。
ここの左手の和音は個人的に弾きにくいと感じているところで、本来は右手の音形Aを綺麗に出したいところなのに、左手の扱いに必死になっています。
最初は左手は放ったらかして(そこまで気が回らないということです)、まずは右手の音形Aをなんとか意識して弾こうとしてきました。そして、ようやくそれが形になってきたら、今度は放置していた左手が気になり出したということなのだろうと思います。
今回の演奏では、ここで乱れたことが、そのあとに影響を与えてしまいました。たとえ乱れたとしても「流れてしまわない(速くならない)ように」弾くことで、あとに引き摺ることはなくなるだろうと思ってはいるのですが、今のところ怖い箇所で練習でも緊張します。
ここは左手がきちんと嵌っていないと先生からご指摘いただいたところです。
他の箇所で流れてしまっている場合と同じで「流れに身を任せて」(最悪、破綻する)というパターンなのだと思います。
左右をきちんと合わせることについては全体的に再度点検しておかなければ!
特に232〜3小節目は右手の和音がもっと欲しいところ。拍の裏の和音を聴かせたいのですが、まだまだです。
左手と合わせた全体の和音進行を頭に叩き込み、その上で分散和音に分解すると考えるとかなり違うようです。
要は、頭の中で和音が曖昧だったということだけなのかなとも思いますが、最後に体力・気力ともにスタミナの切れるところなので、通して弾くとうまくいかない場合もあります。
グリュンフェルト:ウィーンの夜会作品56
総評としては「前回に比べて安定して良かったけれども、場面変化をもっと表現した方が良い」ということでした。
導入部、そしてワルツの主題の提示と無事通過できたことに安心したのか、そのあとのモルトリテヌートから始まるワルツの展開部分の細かい音を外しまくりました。
場面変化の表現とも関係ありそうですが、突っ込んで入ってしまったこともその一因だったように思います(自己分析)。
最初の青枠部分は「曖昧さが残ったままで、まだちょっと意味不明」(先生)とご指摘いただきました。
右手の3連符に入る前の「休符」はインテンポで、リテヌートはそのあとかけていくこと。
2つ目の青枠は右手の細かい音がうまく嵌りませんでした。左手の和音が右手を置き去りにしてしまっていました。
上昇しながら変化して頂点に向かっていく青枠の右手の和音が欲しい、そして頂点の和音は絶対に外さないこと(先生)。
左手の動きだけに意識が行ってしまって、右手が等閑になって動きをまったく感じすらしていませんでした。
まとめ
ショパンもウィーンの夜会も、前々回のレッスンでは「こんなので本番に間に合うのか」というくらい散々のできだったことを考えると、今回傷はありましたが、これでなんとかなるかなというところまでは来たのではないかと思います。
そうは言っても、地雷はそれなりに埋まっている状態ではあるので、気分に流されずに丁寧にさらっておきたいと思います。
本番ではどうしても気分次第になるでしょうから、練習は四面四角くらいでちょうど良いのかなと考えています。
レッスンはあと一度だけ、しかも4日前になるので、ここで粉砕してしまうことがないようにしなければ、と思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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