【ピアノ/レッスン&練習15】グリュンフェルト/ウィーンの夜会〜シュトラウスⅡワルツによる演奏会用パラフレーズ

ピアノ
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2020年7月から、現在のレッスンとその練習記録についてお話しさせていただいています。

次回のレッスンではラヴェルの「水の戯れ」の録音、平均律とグリュンフェルトの「ウィーンの夜会」を聴いていただくことになっています。

今回は、このパラフレーズ「ウィーンの夜会」についてお話していきますので、どうぞ最後までよろしくお願いいたします。

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これまでのお話

現在のレッスンについての記事はこちらです。

レッスン再開後以降の模様についてはこちらでまとめています。

番外編として「大人の発表会」への参加についてもお話ししてきています。

作曲者アルフレート・グリュンフェルトについて

アルフレート・グリュンフェルト(Alfred Grünfeld)は、オーストリアで活躍したボヘミア出身のヴィルトゥオーゾ・コンポーザーピアニストです。

1852年7月4日生まれ。プラハ音楽院でヨセフ・クレイチに師事、ベルリン新音楽アカデミーにおいてテオドール・クラックとJ.T.ホイヤーに師事しました。

1873年ウィーンに定住して、宮廷演奏家の称号を授与され、新ウィーン音楽院教授、さらに1897年にウィーン音楽院の教授に就任しています。

ワルツ王、ヨハン・シュトラウスⅡ世のワルツの演奏会用パラフレーズの公開演奏で当時から有名で、シュトラウスⅡ世とも親交があり著名な「春の声」を献呈されました。

主な作曲作品

オペラとオペレッタ

ルートヴィヒ・フィッシュルとアレクサンダー・ランデスベルクによる3幕の軽歌劇「遊び人」(1903年初演)
喜歌劇「フォガラシュの美女たち」(1908年頃初演)

ピアノ作品パラフレーズなど

民族的な動機を用いた「ハンガリー幻想曲」
「ウィーンの夜会」ヨハン・シュトラウスのワルツ主題による演奏会用パラフレーズ(喜歌劇「こうもり」などから)作品56
ヨハン・シュトラウスⅡ世「春の声」作品410によるワルツ・パラフレーズ
皇帝円舞曲

1924年1月4日に71歳でウィーンで死去、ウィーン中央墓地に埋葬されました。

「ウィーンの夜会」ヨハン・シュトラウスのワルツ主題による演奏会用パラフレーズ(喜歌劇「こうもり」などから)作品56

1906年作曲、1926年に出版されました。

この作品は、オペレッタ「こうもり」を中心として、シュトラウスⅡ世のワルツのモチーフを使って作曲されています。

登場するシュトラウスの主な作品を譜例とともに見ていきましょう。

「こうもり」第2幕終盤のワルツ:楽曲を通して用いられている主要モチーフとなっています

「芸術家の生活」作品136の第2ワルツ:139~172小節

「酒、女、唄」作品 333の第3ワルツ:173~201小節

「カリオストロ・ワルツ」作品 370の第1ワルツ:237~279小節

主な音源を掲載しておきますね。

グリュンフェルト

キーシン

シチェルバコフ

楽譜はIMSLP(国際楽譜ライブラリープロジェクト(International Music Score Library Project))で無料ダウンロードできるほか、音楽之友社の「ヨハン・シュトラウスII世ワルツ・パラフレーズ集」にも掲載されています。

ヨハン・シュトラウスII世 ワルツ・パラフレーズ集
高久暁編/シチェルバコフ運指 音楽之友社 2001年刊

タウジヒ:新しいウィーンの夜会~ヨハン・シュトラウスによるワルツ・カプリス 1. 蛾 2. 人生は一度だけ
グリュンフェルト:ウィーンの夜会 ~ヨハン・シュトラウスのワルツの動機による演奏会用パラフレーズ
シュルツ=エヴラー:「美しき青きドナウ」の主題によるアラベスク

コピー譜の製本について

僕はこの「ウィーンの夜会」はIMSLPのサイトでダウンロードしたものを使っています。

両面印刷して「とじ太くん」を使って製本しました。
製本についてはこちらをご覧ください。

楽譜が菊倍判ではなく、ひとまわり小さいA4であること以外は、普通の楽譜同様に譜めくりも問題なく使えています。

ご参考までに画像を載せておきますね。

まとめ

この曲は一度レッスンしていただいたものですが、2021年4月の発表会の演奏候補として今回改めて取り組んでいます。

超絶技巧といわれる作品だけに発表会本番のリスクを考えると怖いのですが、「こうもり」好きの僕のこと、練習していると弾きたくなる気持ちもあります。

最後までお読みいただきありがとうございました。
👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋

コメント

  1. 聖弥 より:

    hirofumi様

    こんにちは。先日は森本さんの動画紹介ありがとうございました!昨日拝見しましたが和声の解説など参考になりました。
    「ウィーンの夜会」さすがキーシン、弾みまくっていてキレが良いですね。確かに凄い超絶技巧曲!…昨年発表会でハチャトリアンの「仮面舞踏会ワルツ」を連弾でプリモ演奏させていただきましたが、オーケストラの原曲をほぼそのままピアノ連弾曲にした楽譜でしたので、プリモは跳躍箇所が多く、意外に手こずりました。当然ながら三拍子ワルツ、のっぺり弾くと一挙にダサくなりますし(本番では相方の技術の確かさ+ワルツの威力で盛り上がりました)。
    しかし、「ウィーン夜会」は最初の2ページ拝見した所、技術的にもっとずっと難しそうです。絢爛豪華な雰囲気できっと発表会映えが半端ない曲ですね。

    またピアノ練習記楽しみにしております。

    • hirofumi24 より:

      > 聖弥さま

      いつも丁寧なコメントを頂戴し、大変ありがとうございます。

      ウィーンの夜会のキーシン、すごいですよね。
      おそらくリサイタルのアンコールなのではないかと思うのですが、疲れをまったく感じさせない演奏に圧倒されてしまいます。
      しかも、あの人のアンコールは数が半端ないですし。しかし若いですよね。

      マスカレードのワルツ、ソロのアレンジ譜もありますが、音が足りないので、足して弾こうとすると今後は手が足りません(笑)
      ワルツ、ロマンス、ギャロップあたりで組み合わせて弾けたらなと思っているのですが、いつのことになりますやら。

      今後ともよろしくお願いいたします。

  2. […] […]

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