2020年7月から、現在のレッスンとその練習記録についてお話しさせていただいています。
直近のレッスン(2021年1月24日)は、バッハの平均律第2巻21番のプレリュード、ラヴェルの水の戯れでした。
そのレッスンの模様と2021年春の発表会の選曲などについてお話していきますので、どうぞ最後までよろしくお願いいたします。
これまでのお話
現在のレッスンについての記事はこちらです。
レッスン再開後以降の模様についてはこちらでまとめています。
番外編として「大人の発表会」への参加についてもお話ししてきています。
レッスン対象曲
今回のレッスンは、バッハの平均律第2巻21番プレリュードとラヴェルの水の戯れでした。
バッハ:平均律第2巻第21番プレリュード
この曲は、どう弾いたらよいのか、とても悩みました。
見たところ12/16拍子なものの、16分音符3つで1拍の4拍子と感じてゆったり弾く方が自然かなと思いつつ、市田先生の「辞典」を読んでみました。
そこには「牧歌的性格が全体を支配」、そしてテンポは「Andantino pastorale」で、なるほど。
ところが、いくつか音源を聴いてみるとジーグの如く、ぐいぐいと超高速で突き進む演奏があったり、シフやグールドのように羽ばたくように弾いているものもありました(とはいえ、シフには牧歌的な要素も感じました)。
考えた末、ゆったりとしたテンポで、ほぼレガートに近いノンレガートで弾いてレッスンに臨みました。
前半が終わったところで、先生から「もっと軽く、そして前に進む感じで弾いてみましょう」と。
ティアタティアタ…のように跳ねるのではなく、手の中に収めて16分音符3つをまとめる、そして、3つ目の16分音符は3対1の16分音符とアーティキュレーションを一致させる。
すると不思議なことに(いや当然のことながら、が正しい日本語)、しっくりと身体に馴染みました。簡単ではないのですが、とても気持ちが良くすっきりとしました。
次のレッスンまで3週間空くので、このレッスンで仕上げてしまいましょうということで、もう1トライして終了。
次回は同じ曲のフーガのレッスンになります。
ラヴェル:水の戯れ
この曲も、ショパンのバラード1番と並んで、4月の発表会の候補の一つです。
一度レッスンしていただいて録音まで済ませた曲なのですが、その出来は悲惨でした。今、思い出しても冷や汗が出ます。
ともかく細かい音符は絶対に誤魔化さない、音の粒を揃えることに集中して、一からやり直すつもりで練習しました。
弾き終わったところで「とても丁寧で綺麗なんだけれども、もっと「行っちゃって」良いよ。水が跳ねたり流れていく感じが欲しい」と先生のコメント。
まずは、テンポを少し上げて前に進む、ピアニッシモからフォルテッシモへ向かっての勢いを感じて弾くこと。
その上で、4小節目の3、4拍目は掴みの部分なのできちんと決める、でもしなやかに
11小節目の2拍目はもっと腕を使って
19小節目の左手、21小節目の右手のメロディは歌って
24小節目からの右手はレガートで
31小節目はもっとしなやかに、拍の裏の高音は当てにいかない
数年前の前回に比べてずいぶん良くなった、特に両手のバランスが(先生)。
次のレッスンで録音しましょうということになりました。
そして、もう一つの発表会の候補曲「こうもり」も次回聴いていただくことになりました。
ルーティンおよびレッスン外で練習中の曲
ドホナーニの指のエクササイズとチェルニーの毎日の練習曲、そしてレッスン曲に関連するスケールは毎日の必須にしています。
フィンガー・エクササイズはとりあえずこれ以上種類を増やさずに、1、2、8、9、10そして11番を順番に回しています。もちろん移調練習も含めて。
チェルニーはいざ始めてみると案外楽しいような気がすると思っていたら、だんだんと厄介になってきました。今は18〜19番を練習中です。早く全部弾けるようになどとは思わずに、一つ一つ丁寧に練習する方が良さそうです。
ただ、指定のテンポは到底無理なのと、20回とか30回とか指定されている繰り返しは、その通りやってられないよなというのも正直なところです(その通り繰り返しせずに、その段階で「まぁ良し」と思えたら(それなりにスムースに流れたら)、次に進むようにしています。
ハノンのスケール全調はやっていないと不安なので復活させました。
ラヴェル:水の戯れ
ショパン:バラード第1番ト短調
グリュンフェルト:ウィーンの夜会〜こうもりの主題によるパラフレーズ
この3曲の中から発表会に弾く曲を決めることになります。
2月後半のレッスンで最終的に選曲することになっています。
個人的にはショパンかなと思っているのですが「今、決めてもきっと飽きるから」と先生に言われてしまいました。その通りです。
まとめ
発表会まで2ヶ月あまりとなりました。
一月は行く、二月は逃げる、三月は去る、は今や死語なのかも知れませんが、歳を取ったこともあり、時の経つのは本当に速く感じます。
きっと三月の後半から1ヶ月くらいは、また苦しむのだろうと思います。その分本番で思いを込めて楽しく弾ければ幸せです(毎回同じことを言っているような気もしますが)。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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👋掰掰👋
コメント
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