【ピアノ/リタイア生活】グランドピアノ購入!2回目の発表会は何とリスト

ピアノ
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前回は、ピアノのレッスンを再開してから初めてとなる発表会までについてエントリーしました。

今回はグランドピアノを購入したこと、2回目の発表会までに練習した曲やその過程、そして2度目の発表会について書いていきます。お読み頂ければ大変嬉しいです。

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前回までのお話

第1回「ピアノを始めた経緯やその後の様子など」

第2回「レッスン再開後初めての発表会」

グランドピアノを買いました

2010年10月の発表会を前にして、先生宅でのレッスンとは別にスタジオ練習を行ったのはソロで6回、アンサンブルで2回でした。ピアノの種類と台数、部屋の大きさにもよりますが、2時間で3,000円~5,000円といったところでした。

発表会は1年半に一度の頻度ですが、そのたびにスタジオ練習をすればそれなりの出費になること、そしてどうせ弾くのならアコピ、それもグランドピアノを購入しようかと考えました。置き場所はリビング、サイズはマックス180cmで。

さっそく予約した東松山の楽器店に行き(遠い!)、ベーゼンドルファー、ペトロフ、ウェルドル、ベヒシュタイン、ヤマハ、カワイと試弾しました。手は届きませんがベーゼンとウェルドルがその中では気に入りました。事前に考えていたのはディアパッソンでしたが、そのサロンにはなく、それならと薦められたのがカワイでした。

カワイは、キラキラしたヤマハの音があまり好みではないという僕から見ても音が暗めというイメージがあって、その日の試弾でもそういう印象を持ったのですが、上蓋を開けてみると一変して程良い明るさがあって気に入ったこと、そしてディアパッソンは躯体が少ないので当たり外れが大きいことなど考えて、カワイに決めました(この辺はかなり端折ってます)。RX-2 Neoの178㎝というちょうど良いサイズの要因も大きかったかも知れません。

消音装置が様々なピアノに対応しているということを伺ったので、購入するピアノにも装着をお願いしました。結局、マジックスターの最新バージョンが出るのを待ったため、年を越した2011年2月に、ついにわが家にやってきたのでした。

2回目の発表会まで

発表会後も先生にレッスンをお願いしました。

大人の趣味のレッスンということもあって、ハノンとエチュード、バッハと曲というパターンではなく、弾きたい曲を聴いて指導いただくという格好で進めることになりました。一度のレッスンは40分程度です。

コープランド/バーンスタイン編:エル・サロン・メヒコ

この頃は、ピアノという楽器の本当の良さをわかっていなくて、オーケストラや吹奏楽のために書かれた曲をピアノで再現したいとい無謀な欲求がまだまだ強い時期でした。

発表会のアルベニスは、最初に聴いたのはピアノではなく吹奏楽の演奏で、そのアレンジの楽器の使い方や響きを再現してみたいという理由で選んだ部分もありました。

このコープランドの作品も、オリジナルは管弦楽で、吹奏楽にアレンジされて一時期とても盛んに演奏されました。そんなイメージの中でこの曲を弾きたいと思いました。

先生が「この曲は管弦楽作品で、そもそもピアノで弾くのは無理があるので「ピアノで弾けばどうなるか」という観点でやりましょう」と仰ったことも、理解できていたのかというと、実のところ腹落ちしていなかったのだろうなと思います。

変拍子が鬼のように連続する面白さをピアノでどう表していくのかが課題だと今なら思うのですが、どちらかというと「ここは原曲ではトランペット」「ここはエスクラ」とかオーケストレーションばかりに意識が行ってしまって、中途半端なままレッスンを終えてしまったという後悔がありました。

Aaron Copland – El Salón México for Piano (1933-36) [Score-Video]
コープランド:《エル・サロン・メヒコ》バーンスタイン 1989

ショパン:ポロネーズ第6番変ホ長調

前の選曲への反省もあって、今度はピアノの曲、憧れの「英雄ポロネーズ」に決めました。

これはまた別の意味で無謀だったのかも知れません。この曲では、最初から丁寧に詰めて練習すべきだったのに、中間部の軍隊行進をどう弾くかということばかりに意識が行ってしまいました。知っている曲ということでイメージ先行、譜読み甘々でした。

結局最後のレッスンで録音したとき、思いも寄らないミスをしてバランスを崩して、ヨタヨタになってしまいました。今思えば、必然のなせる結果でした。

リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調

読んでいただいているみなさんは、そろそろ「貴方ね」と仰りたくなってきたと思います。僕が書いていてそう思うくらいなので。

あの頃はできると思っていたのか、思い上がっていたんでしょうね。ともかくリストのこの曲を次の発表会の候補曲に決めていました。2番と6番を候補にしていて、先生から2番の方が合ってるんじゃないとアドバイスいただいて決めました。

2011年の7月から夏を越して晩秋を迎える11月まで、先生には気長に見ていただきました。ラッサンはともかく、速いテンポのフリスカはメトロノームに合わせて必死でさらって、というありさまだったのですが、いったん11月には録音して「○」になりました。この頃のレッスンの記録を見ると、毎回毎回音の跳躍はもちろん、音価のこと、リズムのこと、テンポのことなど、当時の記録は読み返すのもしんどいくらいで、必死に喰らいついて行ったという感じでした。

グールド:ブギ・ウギ・エチュード

リストと一緒に見ていただいていたのが、このモートン・グールドの小品でした。

この年の「熱狂の日」で、アンコールで弾いたベレゾフスキーの演奏を聴いて「絶対に弾きたい!」と思った曲です。僕はノリノリで弾いているつもりでも、先生からは「リストよりも弾かされている感が強い」と言われたことを思い出します。

細かい表現、特に音がパッと消える「間」の大切さについて繰り返しご指導いただきました。その上で「あまりにキッチリ弾き過ぎているので、細かいミスは気にせずにテンポとリズム感をキープしたまま「イケイケ」で弾いた方が格好良い」と合わせてアドバイスをいただきました。

そんなことできないよと思ったのですが、のちに発表会で活きることになります。

BBC Proms 2011: Benjamin Grosvenor play Boogie Woogie

グリュンフェルト:こうもりの主題によるパラフレーズ

よく知られたヨハン・シュトラウスのオペレッタ「こうもり」のワルツをテーマとしたパラフレーズで、キーシンがアンコールで弾いた演奏が格好良かった曲です。そう、格好良さがポイントになっていたんです、僕の曲選びは。今思うと穴があったら入りたいんですが。

ただ、年末を越してしまい、4月の発表会の選曲を決定する時期と被ったので、レッスン途中で発表会が終わってからにしましょうということになりました。

Evgeny Kissin plays Johann Strauss – Fledermaus op.56

2012年4月 発表会

リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調
グールド:ブギ・ウギ・エチュード

両曲ともに暗譜には不安がなかったものの、リストは当日のリハーサルでそれまで何事もなかった箇所がうまく流れずミスを連発してしまい、ちょっといやな感じで本番を迎えました。

心理状態ですが、前回は舞台袖での待ち時間も一言も口をきけない状態、緊張でガチガチでしたが、今回は引き攣りながらも笑っていましたし、演奏を終えた方にも「お疲れさまです」と声をかけるくらいの余裕はありました。

始まってみると、ラッサンの3つのカデンツの中でちゃんと決まったのは一つもなく、2つ目のカデンツでは止まりはしなかったものの、一瞬真っ白になってしまいました。それでも場面変化に助けられて前半を終了。後半のフリスカでも「ええっ?」というところでミスタッチがあったり、終盤ではスタミナ切れで集中力もギリギリでなんとか曲を終えることができました。

これが幸いしたのか、もう弾くしかないと開き直って始めたグールドは、自分でも想定外の超高速で突入。力を抜いて楽しく演奏するどころが、それこそ無我夢中で駆け抜けたという感じになってしまいました。もうこのテンポでは無理!という箇所は音を抜いたり、ええーいっ!と勢いでペダルを踏んでみたりと勢いでやりたい放題やってしまいました。

それなのに、何時止まるかと心臓バクバクで弾いているのとは逆に、曲の進行とともに聴いてくださっている方との距離がグーンと縮まっていくのを感じました。恐縮ながらもブラボーも頂戴してしまいました。先生からも「聴き手を惹きつけていて良かった」とおっしゃっていただいき、リストはともかくグールドのおかげで爽快感の中で終われたことを覚えています。

ピアソラ:アディオス・ノニーノ

エレクトーンとのアンサンブルはピアソラの名曲でした。今回はスタジオ練習も少なく、アレンジに時間がかかったこともあって、二人とも乗れない状況での本番でした。情感豊かで素敵な曲だったのに、曲の良さを活かせませんでした。息も合っていなかったし、反省するところが多かったです。

それでも合奏の楽しさはやはり格別ということ感じました。

まとめ

振り返って無謀な一年半だったなと、今なら笑って思うことができますが、当時はそれなりに必死でもがいていたように思います。

たまたま1回目の発表会が良い印象で終わっただけなのに、真摯に音楽、ピアノに向き合う姿勢が足りなかったと思うことしきりです。いずれもオケの演奏や著名な曲だったことから、きちんと自分で楽譜を読み、アナリーゼするということが欠落していました。

次回は3回目の発表会までを振り返ってみようと思います。こんな状況が続きますが、お読みいただければとても嬉しいです。

コメント

  1. […] […]

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