いつもこのブログ「音楽徒然草」をお読みいただきありがとうございます。
前回は2020年明けの発表会後のレッスンについて記事にまとめました。
今回は緊急事態宣言による中断を挟んだ時期のレッスンについてお話していきます。
これで過去のレッスン記事は最後となります。
前回までのお話
これまでの記事もご覧ください。
ハンガリー狂詩曲第6番 平均律第1巻第23番・12番
現在のレッスンと練習の状況は別の構成にしています。
ベートーヴェン:ソナタ第21番ハ長調「ワルトシュタイン」第1楽章
リストのハンガリー狂詩曲の録音のあと、次の曲として候補にあげていたのが次の3曲でした。
ベートーヴェン:ソナタ第21番「ワルトシュタイン」/第1楽章というよりも第2楽章を弾きたい
アルベニス:イベリア第8曲「エル・ポーロ」/ ダメ元で譜読みしつつ弾いてみたら、挫けずに最後まで到達したから調子に乗っただけ
アルベニス:イベリア第7曲「エル・アルバイシン」/一度弾いた曲ですが、今度はもう少し形にしたい
僕自身で振り返っただけでも呆れて、思わず唸ってしまいます。
結局、音源を色々と聴いてみて、ガッチリとした構築感とハ長調の響きに惹かれてワルトシュタインに挑戦してみることにしました。
ワルトシュタイン派とアパッショナータ派、貴方はどちら?みたいなことを聞いたことがあります。以前は、圧倒的に23番だったのですが、時を経て今は明るい光が射し込んでくる21番の方が逆に圧倒的に好きだなと、メンタリティに変化がありました。
楽譜は園田高弘校訂版です。
ペダリングについて「必要がない部分にもかなりペダリングがあるよね」ということで、不遜ですが先生と意見が一致しました。
冒頭の8分音符は8つの羅列ではなく「拍」を感じること
「♪♬♪•♬♬♪•」の組合わせ、4つの16分音符のかたまりは流れないように
カンタービレはOK
曲の大きな流れを掴んで組み立てること(その場、その場で収めてしまって音楽が前に進んでいかない)
自宅では♩=138で練習しているのに、レッスンでは♩=150近くで弾いてしまい、細かいところで取りこぼし、誤魔化して走ってしまうことが多かったようです。
そのテンポを逆回復するためにカンタービレでテンポを落としたつもりが、「カンタービレでテンポを落とすのは止めなさい、テンポを戻したときに速くなっているから」と先生から指摘いただいたり。
一定のテンポで落ち着いて弾いて聴いて頂いたら「ちゃんと弾けているし、テンポもこれで十分」ということで、頭を切り替えて練習しますというところで、緊急事態宣言でレッスンは2ヶ月間お休みとなってしまいました。
バッハ:平均律第1巻12番フーガ・13番プレリュード
フーガ 〜第12番ヘ短調
♪♬の8分音符は長さを保って、16分音符もマルカート気味に軽くポロポロと弾けば、テーマの♩の荘厳さが浮かび上がってくると先生からアドバイスいただきました。
レッスンは一度で終わらず再度ということになったものの、一度解体して練習し直すということなので、半端なく辛かったです。
プレリュード 〜第3番嬰ハ長調
♩♪は(市田版に記入されているような)スラーで繋がずに、♩の音価を保った上で♪を改めて弾く、重さではなく長さで表現しなさいという先生の注意を受けて弾きなおしたところ、すっきりと自然に曲が流れてびっくりしました。
目から鱗とはこのことなのでしょうが、残念ながらここでレッスンはお休みになりました。
緊急事態宣言解除後のレッスン
2020年4、5月のレッスンはお休みとなりました。
当時は今(2021年3月)とは違って流行り病がどうなるのかがわからず、お休みはいつまで続くのかわからないという状態でした。
このお休みの間は、平均律3番のフーガ、次に22番プレリュードとフーガ、そしてワルトシュタインも第1楽章だけではなく、第2・3楽章も練習していました。
レッスンは6月に再開されることとなり、ワルトシュタインの第1楽章の録音から第2・3楽章へ、そして平均律は淡々と3番、22番、4番を聴いていただきました。
まとめ
冒頭に申し上げた通り、過去のレッスンについての記事は今回が最終回となります。
平均律4番のフーガとワルトシュタイン第2・3楽章の2度目のレッスン以降は、次の記事でお話していますので、お読みいただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋
コメント
なるほどです