【ピアノ/レッスン記22】府中の森芸術劇場ウィーンホールで「映像第1集」を弾く

ピアノ
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2019年夏も、先生のお知り合いの先生の発表会に出演させていただきました。

前年と同じく、発表会そのものではなく、本番の発表会が終わったあとの時間を使った「アフターコンサート」への出演です。

今回は少し時間が飛びますが、発表会直前のレッスンと本番の様子についてお話していきます。

最後までよろしくお願いいたします。

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前回までのお話

これまでの記事もご覧ください。

ラモーを讃えて・動き 〜ドビュッシー「 映像第1集」

みんなの音楽会アフターコンサート/府中の森芸術劇場ウィーンホール

本番の発表会は40人ほどの生徒さんのソロ演奏と連弾合わせて50ほどのプログラムが組まれていました。

僕はドビュッシーの映像第1集全曲を弾かせていただきました。

例年の発表会で弾いてもおらず、しかも3曲全曲となると15分を超えるので、躊躇しなくもなかったのですが、思い切って先生にメールしてみたところ、幸運にもご了解いただくことができました。

アフターコンサートはそれが終了してひと段落した17時30分ごろから開始され、僕は直前の30分間のブラームスのピアノ四重奏の演奏が終わった19時頃から演奏開始となりました。

2018年のアフターコンサート

直前のレッスンの模様

2019年に入って「水に映る影」から始まり「動き」の録音が終了したのが4月のレッスンでした。

その後2ヶ月ほど経って、この演奏会に向けて解凍、7月の2度のレッスンで先生に聴いていただきました。

1度目のレッスンでは、曖昧な気持ちで「水に映る影」のイメージも持たないまま始めてしまい、ゴツゴツの冒頭、細かい音符はもう指が回っているだけという酷い演奏で、きちんと音を掴んでいないところも露呈してしまいました。

「ラモー」は何とか凌ぎましたが極めて雑で、「動き」は中間部の盛り上がりの部分の入りで躓いたのが尾を引いて総崩れ、何だかもやもやしたまま終曲してしまいました。

かなり凹みましたが、ダメなところがはっきりしたのは大きな収穫でした。ただ、そのままでは本番は全く無理なので、細かく練習し直しました。

そして、本番一週間前に、「水に映る影」の冒頭の掴みと「動き」の全体の流れ、テンポの持って行き方についてレッスンして頂くとともに、この2曲を録音。

先生からは、「動き」は丁寧に弾くよりもテンポ感の中で動きがある方が良いのでこのままで(というか、これから丁寧にはもう時間的に無理というご判断でしょう)、展開部のテンポも自然に流れていて問題ないとのことでした。

「水に映る影」については、ラストの静けさが戻ってきた部分の情感についてご指導頂きました。ここは僕自身意識したことがなく、何となく弾いていたところだったので目から鱗で、意識するだけで相当変わることが弾いていてもわかりました。

一方、前半の細かいパッセージが弾き切れませんでした。練習では相応に弾けている(と思い込んでいた)ので原因もわからず、解決しないかも知れないなと不安でした。

先生からは「自分で思っているほど大したことはなく、気にはならないから録音で確認してみて」ということで、聴いてみたところ、先生がおっしゃっていた通り、然程気にならないことがわかりました。

この確認作業が本番では大きな力になりました。

本番の演奏について

待ち時間に不安はマックスとなりましたが、いざ弾き始めてみると「水に映る影」の冒頭から、まるで魔法にかかったかのようなホールの響きに弾いている僕が気持ちよくなってしまいました。

水の雫が水面に落ちて拡がる様子を表現したと思われる箇所では「ああ素敵」と思ってしまい、数えるのを忘れる始末…ここは、僕のレベルでは、次に入るためにきちんと数えておくべきところでした。

そのまま渦巻に入って行ったのですが、上行下行で走ってしまい、不安定かつ音も飛んでしまいました。「あちゃー、やってしまったなぁ」と。レッスンの録音のときと同じことをやらかしてしまいました。

負け惜しみかも知れませんが、それでやや開き直り、肩の力、いや身体全体の力が抜けて、曲の中に入っていくことができたような気はします。先生から「気にならないから」とおっしゃっていただいたことが大きな力になりました。

「ラモーを讃えて」は、しっとりとサラバンドを弾けたかなと思います。

ホールとピアノの響きを味わいつつも、舞い上がることなく冷静に淡々と、でも出来る限りの情感は込められたように思います。

「動き」でも、やはりここでやらかすかという箇所でミスしてしまいましたが、全体の流れと「軽さ」と「響き」は何とか表現できたのではないかと思います。

冒頭の弾き方はかなり悩んだのですが、このピアノとホールにかかれば「あれは何だったんだろう」というくらいで「あーこれだっ!」と思わず叫びそうになるくらいでした。

ここでお耳汚しに本番での録音を掲載させていただきます。忙しい中、聴きに来てくれた友人がスマホで録画してくれたものを、音声メディアに変換したものです。

まとめ

正直なところ、この素敵な響きのホール、ピアノでドビュッシーが弾きたいという願望だけにもとづく無謀な選曲でしたが、一生できない経験ができたことは、本当にありがたいことでした。

とても素敵な経験をさせて頂いたアフターコンサートだったのですが、残念ながら今回で一旦休止したいとの連絡を頂戴しました。

この機会を与えてくださった主催の先生に心から感謝申し上げます。また、こんな演奏を最後まで聴いて頂き、暖かい拍手をくださった皆様に改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋

コメント

  1. 聖弥 より:

    hirofumi様

    貴重なコンサート記録、大変ありがとうございました。音源拝聴致しましたが、素晴らしかったです。小石と水の波紋の映像が、自分の脳裏にはっきりと浮かび上がりました。ラモーのサラバンド、運動の躍動感もお見事でした。全体的に非常に心地良く聴かせていただきました。やはり、地道な基礎練習の積み重ね(ハノンのスケールやアルペジオ、ツェルニー毎日の練習曲など)を十分にこなしておられるからさこそ、本番の音色の美しさと安定感が半端ないのでしょうね。完全にドビュッシーの世界に入っていらっしゃる印象を受けました。心地よい、美しい演奏を聴かせていただきありがとうございました。

    自分も「水の反映」、やっと光明が見えてきたところです(ミケランジェリの音源拝聴しました。明快で粒立ちの際立った音色、流麗でお洒落、良かったです)。ラモーと運動にもチャレンジする決意が固まりました。
    ありがとうございました。

    • hirofumi24 より:

      > 聖弥さま

      拙い演奏をお聞きくださって本当にありがとうございます。
      また、過分なコメントまで頂戴して大変恐縮しております。

      曲集の3曲ともお弾きになることにされたのですね。
      素敵な曲ばかりですし、存分に楽しまれてください。

      引続きよろしくお願いいたします。

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