【ピアノ/レッスン記14 】府中の森芸術劇場ウィーンホールでバラード第4番を弾く

ピアノ
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前回「レッスン記13」では、ショパンのバラード第4番、アンサンブルでA・リードのエル・カミーノ・レアルを演奏した2018年4月の発表会についてお話しました。

発表会を終えレッスンを再開してから1ヶ月後に、府中の芸術劇場で同じバラ4を弾く機会に恵まれました。今回はそれについてお話していきます。

最後までどうぞよろしくお願いいたします。

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前回までのお話

これまでの記事もご覧ください。

第14回バラード第4番を発表会で弾く!アンサンブルはエルカミ

番外編2「色々あった2度目の大人の発表会」

みんなの音楽会アフターコンサート/府中の森芸術劇場ウィーンホール

2018年4月、先生からお知り合いの先生の発表会への出演を紹介いただきました。

正確には、発表会そのものではなくて、本番の発表会が終わってからのホール貸与時間を使った「アフターコンサート」への出演ということになります。

本番の発表会は40人ほどの生徒さんのソロ演奏と連弾合わせて50ほどのプログラムが組まれていました。アフターコンサートはそれが終了してひと段落した17時30分からスタートします。

アフターコンサート・プログラム

プログラムは次の通りでした。

01 モーツァルト:フルート四重奏曲第1番ニ長調K.285第1楽章
02 フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調作品15第1楽章
03 フルート三重奏:魔女の宅急便メドレーほか
04 ローリー:小フーガ第4番、グルリット:狩の曲、ガボット
05 ベートーヴェン:トルコ行進曲
06 テレマン:ブーレ、ギロック:雨の日噴水
07 ドビュッシー:アラベスク第1番
08 モーツァルト:恋とはどんなものかしら〜フィガロの結婚(ソプラノ独唱)
09 弘田竜太郎:叱られて、木下牧子:鷗(テノール独唱)
10 久石譲:さんぽ〜となりのトトロ(ピアノ連弾)
11 ショパン :バラード第4番ヘ短調作品52
12 ヘンデル:私を泣かせてください(ソプラノ独唱)
**********
13 成田為三:浜辺の歌(バリトン独唱)
14 ショパン :エチュード作品10−12、25−7
15 ヒンデミット:ピアノソナタ第3番第1、2楽章
16 武満徹:雨の樹素描ll〜メシアンの追憶に〜、レノン&マッカートニー:ゴールデン・スランバー
17 ベリオ:6つのアンコールより
18 ケージ:四季〜一幕バレエのための(ピアノ版)
19 小内将人:ピアノ造形計画より
20 サックス四重奏:リュエフ:演奏会用四重奏曲より第1、2楽章

13〜20番の方々はおそらく別の先生の生徒さんかと思われ、ハイレヴェルの作品が並んでいました。

僕自身の演奏について

17時過ぎに会場入りしましたものの、どこから舞台袖に抜けることができるのか、楽屋はどこなんだろう?等々アウエー感満載でした。ただ、4月の発表会に来てくださった主宰者の先生にご挨拶でき一安心しました。

地下のリハーサル室でのリハーサルでは、指が滑りそうになったり、転んでいきそうになったりするところを、何とか立て直して終了。僕の順番までホールで他の方の演奏を聴かせて頂きました。良い響き、音の伸びが素晴らしいなぁと思いつつ、ステージではどんな感じなのか他人ごとのように興味津々でした。

さて、いよいよ本番。

知らない方ばかりなので緊張しないだろうと思いつつも、やはり出番が近くなるにつれ硬直していくのが自分でもわかりました。

最初が肝心ということで、深呼吸してゆったりと入りました。内声が大きくならないようにという余裕もこの時点ではあったようです。ピアノはスタインウェイのフルコンで、とても弾きやすく、良く鳴っている筈なのに鍵盤のタッチは心地良い抵抗があり、違和感も迷いも感じることはまったくありませんでした。

途中走りそうになったり、音を掴み損ねてしまったりした箇所もありましたが、「この間の発表会でもあったよね、仕方ないよ」と気持ちの切り替えもうまくいったような気がします。

自分なりに全体の構成、組み立てを考えながら弾くことができました。最後のコードの伸びでホールの心地良い響きを感じつつ終演。

最初の挨拶では「誰、このおっさん?」という感じのパラパラという拍手が、演奏後は細かくて大きな拍手を頂戴して、僕の中の手応えが何とか形になっていたのかも知れないと勘違いしたり。 とはいえ、素直に嬉しかったです。

主宰の先生にお礼のメールさせて頂いたところ、「素晴らしい演奏に、私も頑張らなくては!と刺激をいただきました。音楽に対する真摯な姿勢に頭が下がります。」と返信を頂戴しました。過分なお言葉でもちろん120%お世辞だと存じますが、後半の音楽に対する姿勢については僕なりに対峙してきたつもりなので嬉しかったです。

とても素晴らしいホールで演奏することができて幸せでした。

再開直後のレッスン

再開後は平均律は9番、そして懲りもせずにまたショパン のエチュード作品10−1に取り組みました。

ショパン のエチュードは言わずと知れた股裂のアルペジオで、なんとか録音まではたどりつきました。良い勉強になりました。

まとめ

発表会の本番終了後は相当凹んでいたようですが、ウィーンホールではその素晴らしいピアノとホールの響きのおかげで、とても気持ちよく弾くことができたことを今でも覚えています。

また、どう頑張ってみてもウィーンホールで弾く機会などないでしょうから、貴重な経験にもなりました。そして、まったく見ず知らずの皆さんに入れていただいて演奏しても、音楽を通じてつながることができることも身を持って知ることになりました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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コメント

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