【ピアノ/リタイア生活/レッスン記10 】発表会2度目のラヴェル!ソナチネ全楽章

ピアノ
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前回「レッスン記9」では、2度目の「大人の発表会」以降、チャイコフスキーの交響曲第6番の第3楽章スケルツォへのチャレンジについて記事にまとめました。

今回は次の発表会までの歩みについてお話していきます。

最後までどうぞよろしくお願いいたします。

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前回までのお話

よろしければこれまでの記事もご覧ください。

第9回「悲愴交響曲第3楽章への無謀なチャレンジ」

番外編2「色々あった2度目の大人の発表会」

今回は第9回以降、発表会までのお話になります。
発表会の選曲は、ラヴェルの「ソナチネ」全楽章と、アンサンブルではチックコリアの「スペイン」でした。併せてバッハのパルティータについても練習していました。

バッハ:パルティータ第4〜5番

パルティータは、第4番の第1曲ウーヴァチューレから第5番のサラバンドまで、発表会の1ヶ月前までレッスンしていただきました。

個人的には曲のタイプによって得手不得手があるように思いますが(不得手の方が多い)、うまくいかないときに受けた注意を振り返ってみると

🔸細かい音符が重くうるさい
🔸両手の動きが聴けていない
🔸拍子の意識がどこかにいってしまっている

いずれも練習が足りておらず頭の中に入り切っていない。
要は得手不得手の問題ではないということですね。

先回りして両手で弾いてしまわないで、分解して丁寧に練習すれば良かったじゃないかと、今なら思うのですが…

時間が十分にない中でレッスンに合わせて全部弾いてしまわないと!という意識が強かったように思います。

ラヴェル:ソナチネ

チャイコフスキーの悲愴を結構な期間弾いてきたこともあって、ピアノらしい曲、それも繊細な曲を弾きたいという思いが強くなりました。

そして、僕でも手が届く曲ということで、ラヴェルのソナチネを発表会に選曲しました。

楽譜について

ソナチネという可愛らしいネーミングとはいえ、何かのコンクールへの応募作品で、その規定故に小規模ではありますが、「水の戯れ」より後、「鏡」と同時期にかかれた作品ということで、とても濃い内容を持っていると思います。

楽譜だけは結構豊富に取り揃えていて、売るほどある僕ですが、この曲も例外ではなくデュラン版、春秋社版、全音版、音楽之友社のペルルミュテール版を持っていました。

左右の手の弾き分けが一つのポイントだろうと思い、第1楽章を見てみると…デュラン版は当たり前ですが何も書いていません。春秋社版はこの曲については僕に示唆してくれるものはあまりなかったようです。全音版はぺダリングも含めて色々と工夫されています。

眺めてみた結果、僕は音楽之友社のペルルミュテール版を基本にすることにしました。フィンガリングはもちろん、様々なニュアンスについても記載があってとても参考になります。ラヴェルの愛弟子なので作曲者直伝ということもあります。

レッスンの模様

第1楽章

まずはメカニックなところで相当苦労しました。

🔸冒頭の32分音符の内声がうるさい
🔸32分音符がゴチャゴチャなのでムラをなくす
🔸付点8分との3対1の16分音符が不明確なところをなくす

それなりに格好がついてきたところで、2ヶ月前の状況です。

🔸大事な入りはまだまだ改善の余地あり
🔸「こう弾く」とバッチリ提示すること
🔸クレシェンドで走る傾向あり、インテンポでキープ
🔸左手のラインの意識が足りない
🔸ラスト近くの和音の変化を明確に

第2楽章

どう表現していくのかを中心とした注意が多々。

🔸フレーズは少なくとも4小節を一括りとして捉えること
🔸楽節の〆の左手の和音進行は上げて下さないで横の動きで
🔸音型によって音色も変えること

2ヶ月前の状況です。

🔸「空から妖精が降りてくるような」感じで
🔸カクカク弾き過ぎ、レガートで美しく
🔸和音がゴツゴツして聴こえるところがあるので注意

第3楽章

🔸「パリっ」と入り、格好良く終曲しているのはgood
🔸左手の分散和音がうるさい、全部を弾こうとせずに全体をpで弾く意識で

比較的うまくいっていた筈だったのですが、2ヶ月前に全曲通して弾いたときには「途中から何をやっているのかわからなくなってしまった」と厳しい状態。

🔸 強弱をもっと大胆にメリハリをつけること
🔸左手のメロディー音型は明確に聴くこと、右手が放り出されないように
🔸「溜め」と「発散」をしっかり決めること

そして、2週間前の録音を聴くと、第2楽章は「伝えたいことが伝わってくる」(先生)でしたが、第1楽章と第3楽章はともに再現部が投げやりで「突入」してそのまま終曲まで突っ走っていました。

発表会本番 20161031

今度こそは縦横無尽に走り回ってやろうと臨んでみたものの、そうですねぇ…今回もそうはさせてくれませんでした。

5度目の発表会で、このホールのピアノの癖はわかっているつもりだったのですが、リハのときに「これまでと違って重い」と感じたことが引っ掛かりました。先生もこれまでと違うと仰っていたので僕の調子の問題ではなさそうです。

思うようにピアノは鳴ってくれない、音は相当程度外れるだろう、でもそれを何とかしようとは決して思わない。ピアノに負けない、自分の曲作りのイメージは絶対に崩さない、変な言い方ですがマイペースで、自分の世界に集中しようと高を括ることにしました(開き直りとも言います)。

始まった本番、殆ど緊張はありませんでした。でも、違和感は持ったまま。やはり、出だしから思うようには鳴ってくれません。でも、ここで負けたら「どうでもイイや」的演奏になってしまう。

この先はよく覚えていませんが、僕がやりたかった演奏に集中したことだけは確か。外した音もたくさんあったし、キメのパッセージが転んだりもしました。しかし、各楽章、各声部の意味づけはブレなかったと自分では思います。

本番後、先生から「これまでで一番良かった。自分の世界をきちんと持って、感情も込められていたし」と仰って頂きました。正直、とても嬉しかったです。

「弾けていない人がいい加減に弾いているわけじゃない。きちんと弾けているのだから、いくらミスがあったとしても音楽は崩れない」

この曲のレッスンを通じて先生から仰っていただいてきたことを実感した瞬間でした。

お耳汚しに音源を貼らせていただきます。今、改めて聴いて「うーん?」と唸ってしまいましたが、それが実力なんだと思います。なお、ビデオから音だけを拾いましたので雑音やハウリングなどもございますので、併せてご容赦くださいませ。

アンサンブル スペイン/熱帯JAZZバンドバージョン

楽譜ができあがったのが3ヶ月前くらいで、僕のノリの悪さもあってどうなることかと思ったときもありましたが、おかげさまで結局は、かなりかなり弾けまくりました。好い気になって走ってしまったり、ズレたりしましたけれども、僕は熱い気持ちをぶつけることができて、自分ではとても満足しています。

まとめ

これまでは一度レッスンしてそれなりに仕上げた曲を引っ張り出してくることが多かったのですが、今回は真っ新な状態から発表会に臨みました。

高校の部活OBの先輩から「100%と思って本番に臨んでも60%の出来、120%練習して本番は7〜8割なのだから、そのつもりで練習しなさい」と言われたことを思い出した発表会への道のりでしたが、個人的にはとても充実した半年でした。

先生はもちろん、当日色んなところでお世話になったスタッフのみなさま、そしてお忙しいところご来場頂いたみなさま、本当にありがとうございました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋

コメント

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