最近は楽譜もダウンロード販売されることが珍しくなくなりました。
もちろんその楽譜はiPadに取り込むことができますから、簡単に自動譜めくりを活用することができます。また、楽譜の整理の意味からも合理的です。
ただ、iPadはそれなりのお値段ですし、電子楽譜への書込みにはアップルペンシルも必要です。また、自動譜めくりの場合には左足を空けておく必要があってソフトペダルやソステヌートペダルが使えないという課題もあります。
やはり紙の楽譜の方が使い勝手が良いという部分もあるでしょう。今回は、そんな場合に僕がどうしているかということをお話しさせていただきます。最後までよろしくお願いいたします。
自動譜めくりについて
電子楽譜の活用や自動譜めくりについては、以前記事をエントリーしています。こちらをご覧ください。
ソフトペダルが使えずiPadを使うことを諦めという僕自身の経験についてはこの記事でお話しした通りです。
楽譜の製本方法 とじ太くんを使う
プリントアウトしたダウンロード譜はクリアファイルに入れてみたり(このエルカミは僕の手書きのアレンジですが)
スケッチブック的なものに貼ったりしてきました。
クリアファイルに入れると書込みが面倒ですし、スケッチブックに貼ることはそのこと自体が案外面倒だと感じていました。
そこで見つけたのが「卓上製本機とじ太くん3000」でした。
このホットメルトタイプの製本機を使うためには「とじ太くん専用製本カバー」が製本ごとに必要です。
このカバーに楽譜を挟んで、スイッチを入れた製本機に挿入するだけで製本された楽譜ができあがります。
この専用製本カバーには背表紙の糊の部分に、一般書籍と同様のメッシュ状のコットンクロスが埋め込まれています。そのため落丁することがなく、またカバーに施された折り目加工のおかげで大きく開いても問題がありません。
こうすれば紙の楽譜同様に使うことができるようになります。
サイズは、縦とじの場合はA5・B5・A4・B4、横とじの場合はA3・B4・A4・B5に対応しています。
背幅は、とじ太くん3000の場合には30mmまで製本できます。1mmあたりコピー用紙であれば10枚製本できるとのことで300枚まで対応するとされています。
実際に300枚試したことはありませんが、上の一番下の画像はチャイコフスキー/フェインベルクの交響曲第6番第3楽章で20枚40ページですが、まったく問題ありませんでした。
卓上製本機 とじ太くんデメリットとしては、製本機の価格(定価8,000円税抜、Amazonでは7,040円(2020年8月8日現在))と大きさ(幅約40cmX奥行・高さともに約18cm)、そしてランニングコストとして専用カバー(3mmサイズ10枚入りの場合、Amazonで1,480円(2020年8月8日現在)の購入が必要という点です。
ただ、これ以外の用途(むしろこちらが本筋だと思います)もありますので、必ずしも単純に楽譜だけで比べることもないかも知れませんね。
楽譜への書込みには2Bの鉛筆
僕はこの製本した楽譜に限らず、紙の楽譜への書込みには2Bの鉛筆またはシャープペンシルを使っています。
この柔らかさだと誤って記入したときに消しやすいですし、消した跡も残ることがありません。
シャープペンシルの方が太さが一定していますし、書きやすいと思います。
鉛筆を使うことがあるのは、僕が文具オタクでこのステッドラーのマルスルモグラフが好きだからで、おすすめというわけではありません。
鉛筆を使うと鉛筆削りも必要になります。
短くなった鉛筆は同じくステッドラーのペンシルホルダーに入れて使います。
ちなみに、シャープペンシルもステッドラーの製図用のREG925の85-05というモデル(0.5mm)ですが、現在は販売がないようです。
ついでにペンシルケースも紹介してしまいます。
ベルロイのペンシルケースで、ジッパーの端が織り込まれていて、このくびれを持ってジッパーを引っ張るという仕組みになっています。
常にピアノの横に置いています。
レッスンのときや外での練習のときにも重宝しています。
まとめ
まだまだ本の楽譜が主流なので、電子楽譜にしてもダウンロード譜にしてもレギュラー外の扱いで困ったものですが、僕なりにたどり着いたのが、これらの方法でした。
CPも含めもっと良い方法を工夫なさっている方もおられると思います。ぜひアイディアをご教示いただければ嬉しく思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ご質問などあれば、ご遠慮なくコメントやメッセージをお願いいたします。
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