【monoと一緒に暮らす/ピアノ】楽譜の整理方法!抽斗式の棚に重ねてわかりやすく

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ピアノを弾く方でレッスンを受けておられれば、その進捗に応じて新しい楽譜が増えていき、減ることはありませんよね。

僕のように、弾けもしないのに楽譜だけ手に入れるようなパターンは稀なのかも知れませんが、少し前に流行った言い方をするならば指数関数的に増えていき、放置すると整理がつかなくなってしまいます。

今回は、その楽譜の僕の整理方法について、決してリクエストは頂戴していませんが、ご覧いただきたいと思います。

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ピアノについて

自宅のピアノは2011年に購入したカワイのRX-2 NEO(当時)で、マジックスターの消音装置をつけています。

RXシリーズは現在ではGXシリーズにモデルチェンジしているようです。RXの中でNEOはイタリア・チレーサ社製響板やロイヤルジョージ フェルト・ハンマーを使用してグレードアップしたモデルになります。

このピアノを購入する前はヤマハの電子ピアノ「グランタッチ」を使っていました。アコピと同じタッチという謳い文句に惹かれ、置く場所も限られていることもあって、長らく使っていました。この「タッチ」はハンマーの感触だけで「タッチ」による音の変化はないので、なんだかなぁという感じだったのですが、当時は割り切っていました。

10年前にレッスンを再開して、発表会の準備にスタジオのピアノを借りるようになりました。狭い部屋の中ですら、音も響きも違いますし、タッチによってすごく変わります。その違和感があったのと、発表会のたびにレンタルするのもなぁと、思い切ってこのピアノを買うことにしたのでした。

スペースは限られているので、サイズはこれがギリギリです。ピアノはリビングに置いていますが、上の画像のピアノの向こうにソファがあって、その先は別の部屋(書斎)で、リビングに入ると黒い物体がドカンと居座っている印象です。

東松山まで行って、ベーゼンドルファーやスタインウエイ、ヤマハ、カワイと試弾させてもらい(最初の2つは本当に試弾)、ディアパッソンを購入するつもりだったのが、色々とお話させてもらってこのピアノを買うことに決めました。カワイのピアノはくぐもった音のイメージだったのですが、このピアノは超明るくて、蓋を閉めていてもめちゃくちゃ鳴ります。

さて、前置きはこの辺にしておいて、本題へ進みましょう。

楽譜の整理

ずっと長い間、楽譜は本棚に縦置きで無造作に置いていました。それはそれで一覧性は高いのですが、楽譜は菊倍判のものが多いので、高さも奥行きも無駄にするスペースが多く、そもそも本棚は嵩張るのが悩みでした。

そんなことを考えていたときに、ピアニストのアムランのCDについていたDVDを見ていたら、彼は楽譜を横置きにシェルフのような棚に置いていて「そうそう!これこれ」と、日本で同じようなものがないか探しました。そこで見つけたのが、このマルゲリータのPianoA4書類収納棚でした。スペースを考えて20段の棚を3つ購入しました。


A4サイズということになっていますが、菊倍判も楽々収まります。間口が33センチほど、奥行は35センチなので、それ以上のサイズの楽譜の場合には妥協も必要ですが、僕の手持ちの楽譜ではその例は今のところありません。

20段の棚は各々高さが約7センチで、引き出せるようになっています(ただ、おそらく強度の問題で5段ごとに固定棚になっていて、5段に1つは引き出すことができません)。

僕は、向かって左上から、縦に作曲家のアルファベット順に楽譜を置いています。一作曲家あたりの所有楽譜が多い場合には、その作曲家だけを置くことにしていて、上の画像はドビュッシー楽譜専用の棚です。

バッハは3段、ベートーヴェンは2段、ショパンは3段…といった要領で、棚の数の割当ては作曲家の偉大さとは関係なく、あくまでも持っている楽譜の量の多さに比例してしいます。

専用棚を持たない作曲家の場合には「A」「BC」「DEF」といった具合でまとめて置いています。

なお、これは仕方がないことなのですが、日本の楽譜は背中にタイトルが書いてあるのですが、海外版の楽譜は単に綴じてあるだけなので、前から見るだけでは何の楽譜なのかがわかりません。その場合は、棚を引き出して確認しています。引き出せない棚の場合には、観念して楽譜を引っ張り出しています。

今回ご紹介したもの

カワイ RX-2 NEO:http://www2.kawai.co.jp/press/2009/0205.asp
ピアノ消音ユニットマジックスター:http://www.magic-star.jp/

ピアノと消音装置は値引きがありました。消音装置の取りつけと運送料は無料でした。それとピアノ椅子をつけてくれました。

ただ、マジックスターはその当時の新製品だったためか装着が甘かったようで、だんだん消音状態で音漏れが発生するようになってきました。さすがに、これでは何のための消音装置?だったので、当時から調律をお願いしている松濤の調律師さんに相談したところ、マジックスターの日本代理店のメカの担当の方を連れてきて頂き、半日かけていったん全部外して取りつけ直して頂きました。

マルゲリータ Piano A4書類収納棚 20段:https://www.margherita.jp/piano/pno-a4-20.html

こちらは3つの棚が1つずつ梱包された状態で配送されました。配送業者さんに玄関に置いてくださいと言ったのは良かったのですが、奥に運ぶのと梱包を解くのはかなりの力仕事でした。

まとめ

楽譜をこの方法で整理し始めてから随分時間が経ちました。

今や楽譜も紙ではなく、PDFにしてiPadで見ることも多くなってきました。僕がよく聴く、江口玲さんやそのお弟子さんの山中惇史さんもアンコールやサロンコンサートではiPadを使っておられます。

以前は首を振ってページをめくるアプリもあったのですが、今は足で踏んでめくったり、スマホでめくったりしています。僕も前回の発表会のアンサンブルで足で踏んでやってみましたが、慣れないと相当怖いという実感を持ちました。ユジャ・ワンが来日したときに、アンコールでiPadを指でちょちょいっとめくっていたのを見たときには「譜めくりまですごいな」と驚きました。

そんな時代になっても、すでに持っている楽譜を捨てることはありませんし、紙の味わいや、紙に書かれた譜面を眺めてあれこれ想像する世界もあるでしょう。楽譜の整理に少しでも参考になれば嬉しいです。

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