2020年も残すところあと1ヶ月となりました。
僕は読書をする方だと思っているのですが、振り返るとKindleでダウンロードしたものが読みかけで溜まっているいました。我ながら驚くとともに呆れています。
スマホやタブレットのKindleアプリで読んでいても、気づいたらYouTubeに見入っているとか、SNSに夢中になっていたとか、誘惑に負けてしまっているようです。
読書に集中したいということ、そして目にやさしくないスマホなどのブルーライトを避けたいということもあって、読書専用端末のKindleシリーズを購入しようとセールを狙っていました。
このたびのブラックフライデーでKindle PaperWhiteを手に入れましたので、メリットや使用感についてレビューしていきます。
最後までよろしくお願いいたします。
Kindleシリーズとは
語り尽くされてはいますが、まずはおさらいしておきましょう。
Kindleシリーズは、Amazonで購入したを読むためだけの電子書籍専用端末です。
見たところタブレットのようですがそれ以外の機能はなく、Amazonで購入したKindle版のみを読むことができます。
Kindleにはいくつか種類があります。
全機種の価格とスペックをまとめてみました。
Kindle | キッズモデル | PaperWhite | Oasis | |
価格(最安値) | ¥8,980 | ¥10,980 | ¥13,980 | ¥29,980 |
価格(最高値) | ¥10,980 | ¥17,980 | ¥40,980 | |
容量 | 8GB | 8GB | 8/32GB | 8/32GB |
広告 | あり/なし | あり/なし | あり/なし | |
ディスプレイ | 6インチ | 6インチ | 6インチ | 7インチ |
解像度 | 167ppi | 167ppi | 300ppi | 300ppi |
フラットベゼル | - | - | ◯ | ◯ |
防水機能 | - | - | ◯ | ◯ |
物理ボタン | - | - | - | ◯ |
画面回転機能 | - | - | - | ◯ |
ポイント | お手頃 | お子様用 | 人気商品 | 他機能搭載 |
通常のKindleが最安値モデルで、Kindle PaperWhiteはその上位版です。さらにその上がKindle Oasisになります。キッズモデルはKindleに子供向けの本の1年間の読み放題サービスをつけたものです。
この中でもKindle PaperWhiteは
ストレージ:32GBを選択可能(通常版Kindle(以下「通常版」)は8GBのみ)
解像度:300ppi(通常版は167ppi)
フラットベゼル(通常版は×フラット)
防水機能つき(通常版はなし)
となっています。
ストレージは「大は小を兼ねる」はもちろん、iPod Classicで価格の安さに負けて小さい方を選択したものの、結局容量不足で大きなサイズに買い替えたという痛い経験から「大小あれば大にすべき」(価格差がリーズナブルである限りは)と僕は決めています(迷わないように)。
ちなみに、ざっくりとどれくらいダウンロードできるのか表にまとめてみました。
容量 | 小説 | ライトノベル | 漫画 |
8GB | 8,000冊 | 700冊 | 120冊 |
32GB | 36,000冊 | 2,800冊 | 480冊 |
いっぱいになれば読んだものを削除すれば無限にダウンロードできると割り切ることはできると思います。僕はそのとき「どれを残して、どれを削除するのか」迷うのが面倒だと思ってしまうので、容量は大きいことに越したことはないと逆の割り切りをしています。
次に、解像度は高い方が読みやすいですし、ベゼルもフラットの方が扱いやすい、防水機能はトイレで落とすことはないにせよ、お風呂で読書中に沈没しても大丈夫なのは安心です。
ちなみに、Kindle PaperWhiteの防水機能はIPX8の規格に対応しています。なお、防水規格は以下の表の通りです。
IPコード | 保護のレベル・定義 |
IPX0 | 無保護 |
IPX1 | 鉛直に落下する水滴から保護 |
IPX2 | 15度以内で傾斜しても鉛直に落下する水滴から保護 |
IPX3 | 散水に対して保護 |
IPX4 | 水の飛まつに対して保護 |
IPX5 | 噴流に対して保護 |
IPX6 | 暴噴流に対して保護 |
IPX7 | 水に浸しても影響がないように保護 |
IPX8 | 潜水状態の使用に対して保護 |
なお、最上位のKindle Oasisは、送りボタンがついていて便利だというレビューもよく目にします。予算と気持ちに余裕があればおすすめです。
Kindleの広告の「あり/なし」については、広告はスリープモードや本の選定のときに出てくるので読書の妨げになるわけではないそうです。ただ、僕はYouTubeでも、途中はもちろん、最初に広告が出てくるのすら煩わしくて「premium」にしているのと同じ理由で「なし」にしています。
WiFi/4G版は、WiFiがなくても「いつでもどこでも」Kindleで本を購入しダウンロードできるのですが、頻繁にダウンロードすることはまずないことを考えると、WiFiだけで十分でしょう。
Kindle PaperWhiteや電子書籍のメリット
01.かさばらない
もともと紙版派の僕でしたが、気がつくと本はどんどん増えていきます。処分しても処分しても…増えますよね。
僕はピアノの楽譜を「楽譜屋さんができるんじゃないの」(そんなことはないのですが)と言われることがあるくらい持っていて、そのためにかなりのスペースを割いています。
本棚もいくつかあるのですがすでに飽和状態で、それを解決してくれるのが電子書籍です。
02.すぐに読める
電子書籍にしておけば、予約注文しておけば自動でダウンロードされますし、Amazonsで注文した場合でも本が届くのを待つことなくダウンロードしてすぐに読むことができます。
本屋さんに出かける必要もありません。
もちろん、本屋さんで色んな本を眺めるのは楽しいですし、Amazonでも本の到着を待つのも楽しみのうちかも知れません。
03.辞書など便利な機能がある
電子書籍にすれば、わからない単語を辞書機能で確認できますし、ウィキペディア検索や翻訳もできるので便利です。
電車の中で気になったことをすぐに解決できるのはありがたいです。これは慣れてしまうと手離せない機能だと思います。
04.紙の書籍より安い
わずかかも知れませんが、電子書籍の方が紙の書籍よりも安く買うことができます。
05.気が散らない
ここからは電子書籍専用端末のメリットになります。
もちろんスマホやタブレットがあれば電子書籍は読めますし、なるべくスマホ1台で事足りるように生活できればそれに越したことはないと思います。
逆にスマホ1台だと、メールが入ることも多々ありますし、ついついSNSを見てしまったりと読書に集中できないきらいもあります。人によるのでしょうが、僕はその「ついつい」の方なので、読書専用端末なら邪魔されることはありません。
06.暗い場所の読書でも比較的身体にやさしい
スマホでも暗い場所で読書はできますが、睡眠や目などに良くないといわれるブルーライトを使っています。
Kindle PaperWhiteではブルーライトはカットされているので身体にやさしいです。光量の調節もできますし、画面の質感も紙の感じにかなり近く目への刺激も最小限に抑えられています。
07.お風呂でも安心
Kindle PaperWhiteには防水機能がついています。
紙のように湿気でぐにゃぐにゃになる心配はありませんし、手を拭きながら読書することもありません。
また、湯船のなかに落としても大丈夫です。長風呂で眠気に襲われても安心ですので、湯船での快適な読書が保証されています。
08.最強の電子ペーパー
Kindle PaperWhiteの画面は、電子書籍なのにあたかも本物の紙を読んでいるかのようです。自然で「電子感」がありません。
09.コンパクト
Kindle PaperWhiteは
縦6.5cm
幅11.5cm
厚さ1cm
と大変コンパクトで厚さも気になりません。手に馴染むサイズだと思います。
10.カラーバリエーションも4種
Kindle Paperwhiteは黒だけでなく、4色展開となっています。
トワイライトブルー
プラム
セージ
ブラック
ブラック以外は機能に制限もあるのでご注意ください。
Kindle Paperwhiteを使ってみました
僕は今回のブラックフライデーセールで購入しました。
ブラックのKindle Paperwhiteにカバーがついて、通常時よりも合計で4,000円安く購入することができました。この4,000円はほぼカバーの価格なので、カバー不要ならメリットはないかも知れませんね。
開封の儀ですが、カッターではなく段ボール用の「ダンボールのこ ダンちゃん」を使っています。
この「ダンちゃん」は段ボールを切るためのものですが、実際に使うとかなり切屑が出ます。テープは問題なく切れます。
左のボックスには本体(ブラック)、右にはカバー(メルロ)が入っていました。
本体とカバー、そして充電用のケーブル(USB-TypeAとmicroUSB)。
セットアップは簡単です。
①言語を選ぶ、②デバイスの自動セットアップ、③WiFi接続画面でネットワークを選ぶ、④WiFiネットワークパスワードをインプット、⑤
Amazonアカウントの入力、とサクサクと進みます。
画面もカスタマイズが可能で、僕は「コンパクト」「ゴシック」に設定しています。
ちなみに画像は「食べたくなる本」(三浦哲哉著 みすず書房)です。
まとめ
必要に迫られて「本は紙!」派からははやく脱却した僕でしたが、スマホやタブレットでは誘惑が多く、せっかくコンパクトになったのに読書が進まないという「宝の持ち腐れ」状態になってしまっていました。
今回、使ってみて数日ではありますが、一度読み始めると気が散ることもなく、画面も目にやさしく、湯船に浸かって読むこともできて、良いことづくしで、もっとはやく買っておけば良かったと思っています。
同じような悩みをお持ちの方は検討されてはいかがでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
👋掰掰👋
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