【ピアノ/務川彗悟】インヴェンション全15曲配信中!6/28オンデマンド情報も

ピアノ
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ピアニストの務川彗悟さんが、一ヶ月ほど前にツイッターで呟いた通り、バッハのインヴェンション全15曲の「note」での配信をスタートしました。ピアノを練習したことがある人ならば、反田さんのブルグミュラー同様懐かしいですよね。

バッハのインヴェンションについて簡単に触れた上で、務川さんの今回の配信、そして6月28日の反田さんとのオンデマンドコンサートについても見ていきましょう。

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ヨハン・セバスチャン・バッハ

いわずと知れた音楽の父、僕の時代の小学校の音楽室にはその肖像画が掲げられていました。

バッハは1685年にドイツのアイゼナハというところで生まれました。

彼の家系は16世紀後半から続く音楽家で、ルター派のプロテスタントだったそうです。バッハが教会のオルガニストであったことは教科書に書かれていますが、宗教改革によって賛美歌を教会で歌うようになったことがバッハの作品にも影響を与えていたようです。

バッハ/インヴェンションBWV772〜786

この曲集はシンフォニア(3声のインヴェンション)とともに、バッハの長男フリーデマンのレッスン用の小品を集めて改訂したものです。

バッハによる浄書譜(ベルリン国立図書館保存)に「率直な手引き」と題して、次のように記されています。

クラヴィーアの愛好者、特に学習熱心な者が(1)2つの声部をはっきりと弾けるようにするだけでなく、上達した時には(2)3つのオブリガート声部を正しく、満足のいくように処理することができるように。また、同時に優れたインヴェンション(楽想)を取得するにとどまらず、それをうまく発展させられるように。そしてとりわけ演奏時にあたっては、よく歌う奏法を身につけ、作曲を学ぶための基礎を養うように(1723年)

インヴェンションの「改訂後の最終稿」と「初稿」との配列の関係は以下の通りです。
曲の難易度を反映した初稿を、最終稿では「平均律」同様の半音階上行の配列に変更しています。

最終稿 調性 初稿
第01番 ハ長調 第01番
第02番 ハ短調 第15番
第03番 ニ長調 第14番
第04番 ニ短調 第02番
第05番 変ホ長調 第13番
第06番 ホ長調 第12番
第07番 ホ短調 第03番
第08番 ヘ長調 第04番
第09番 ヘ短調 第11番
第10番 ト長調 第05番
第11番 ト短調 第10番
第12番 イ長調 第09番
第13番 イ短調 第06番
第14番 変ロ長調 第08番
第15番 ロ短調 第07番

平均律は全調性を対象としていますが、この曲集では4つ以内の調号をもつ18の調性から、嬰ハ短調、嬰ヘ短調、変イ長調を除いた15となっています。

務川さんの演奏はここで聴ける!

今回の配信は、新たに録音機器やPCを購入、あまり得意ではないとおっしゃる電子機器を駆使して生まれたのだそうです。

務川さんの演奏は、普段自身が深い示唆に富んだコラムを書かれている「note」でダウンロードできます。また、今回の公開にあたり「バッハ演奏に対する基本的スタンス」もまとめておられます。

音源のダウンロードはこちらからhttps://note.com/keigoop32/n/n176628829ee7
投稿「バッハ演奏に対する基本的スタンス」はこちらからhttps://note.com/keigoop32/n/n250ab5ec9f62

なお、ダウンロードには1,723円、「バッハ演奏に対する基本的スタンス」の購読には100円の課金があります。

曲間の区切りはなく、曲ごとの開始タイムは以下の通りとされています。

00:00 第01番 ハ長調
01:31 第02番 ハ短調
03:59 第03番 ニ長調
05:14 第04番 ニ短調
06:07 第05番 変ホ長調
07:41 第06番 ホ長調
10:58 第07番 ホ短調
13:10 第08番 ヘ長調
14:10 第09番 ヘ短調
16:36 第10番 ト長調
17:25 第11番 ト短調
18:39 第12番 イ長調
20:02 第13番 イ短調
21:28 第14番 変ロ長調
22:55 第15番 ロ短調

なお、「お試し版」として第4番をTwitterで試聴することができます。

この曲だけでも素敵な演奏で、思わず全曲聴きたくなってしまいますよね。

僕はこれまで、ゴルトベルク変奏曲とパルティータ第2番の務川さんの演奏を聴いたことがあります。そのとき、その際立ったアーティキュレーションと緩急の変化の角度の大きさに、ほかのピアニストの演奏との違いを感じたのですが、今回の「基本的スタンス」を読んでその理由がわかったように思います。

務川彗悟さんの活動予定など

4月以降に予定されていたリサイタルは軒並み延期、中止のやむなきとなりましたが、この週末にインターネット配信で反田恭平さんとのデュオリサイタルが開催されます。

Hand in hand Vol.2 〈務川慧悟×反田恭平〉2台ピアノ

7月1日、2日に予定されていた2台ピアノのコンサートを有料のオンデマンド配信に変更、務川さんと反田さんのトークも聴くことができます(見逃し配信2日間)。

2020年6月28日 14:00 開演(インターネット配信、80分の予定)
出演:務川慧悟、反田恭平(2台ピアノ)

ラモー:ガヴォットと6つのドゥーブル(務川慧悟)
ラヴェル:スペイン狂詩曲(Primo 務川慧悟、Secondo反田恭平)
モーツァルト:2台ピアノのためのソナタニ長調 K.448(Primo 務川慧悟、Secondo 反田恭平)
ラフマニノフ:2台ピアノのための組曲第2番 Op.17(Primo 反田恭平、Secondo 務川慧悟)

視聴可能期間:2020年6月30日(火)23:59まで

1. 入場券+CD付 ¥8,000(CD送料込)限定30席(抽選済、僕はハズレました)
2. 視聴券 ¥2,000
3. 視聴券+CD付 ¥5,500 (CD送料込)

スペイン狂詩曲のマラゲーニャ練習の様子がツイートされています。

まとめ

務川さんは小学生の頃から、バッハの作品を心地良く弾いておられ、大人たちから「バッハが得意ね」と言われていたそうです。そして、好きな作曲家を訊かれたら「バッハ」と答えることに決めていたそうです。

今回の配信では、古楽器科でも勉強され、その思索の中から生まれた「基本的スタンス」で務川さんの今のバッハを聴くことができます。とても素敵なバッハで、何度も繰り返し聴いてしまいました。

この週末の反田さんとのデュオも楽しみですね。2台ピアノはもちろんですが、最初に演奏されるあのラモーもとても楽しみです。

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