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ピティナ特級グランプリと日本音楽コンクールのダブル覇者で、先般のスペイン・マリアカナルスコンクール第3位入賞のピアニストの亀井聖矢さんのヴァンクライバーン直前リサイタルが、東京浜離宮朝日ホールで開催されました。
亀井聖矢さんについて
2001年生まれ、4歳よりピアノを始める
2015年 ピティナ・ピアノコンペティション全国大会F級銀賞、聖徳大学川並弘昭賞
2016年 Jr.G級ベスト賞
2018年 G級銅賞
2016年 ショパン国際ピアノコンクールin ASIA中学生部門全国大会金賞、アジア大会金賞及びソリスト賞
2017年 愛知ピアノコンクール高校A部門金賞及び中日新聞社賞
2017年 全日本学生音楽コンクール全国大会ピアノ部門高校の部第1位、横浜市民賞、野村賞、井口愛子賞、日本放送協会賞、かんぽ生命奨励賞
2019年 第43回ピティナ・ピアノコンペティション特級 グランプリ及び聴衆賞、文部科学大臣賞、スタインウェイ賞、第9回福田靖子賞、第6回アリオン桐朋音楽賞
2019年 第88回日本音楽コンクールピアノ部門 第1位及び岩谷賞(聴衆賞)、増沢賞、野村賞、井口賞、河合賞、三宅賞、アルゲリッチ芸術振興財団賞
2022年 第67回マリアカナルス国際コンクール第3位
青木真由子、杉浦日出夫、上野久子、岡本美智子、長谷正一の各氏に師事
愛知県立明和高等学校音楽科を経て、飛び入学特待生として桐朋学園大学入学
オフィシャルサイト:https://www.masaya-kamei.com/
マリアカナルスコンクールについては別記事をご覧ください。
亀井聖矢ピアノコンサートwith室内オーケストラ
日時:2022年5月18日(水)19:00開演(18:15開場)
場所:東京浜離宮朝日ホール
プログラム
ベートーヴェン:ピアノソナタハ長調作品53「ワルトシュタイン」
リスト:パガニーニ大練習曲第3番嬰ト短調S.141-3「ラ・カンパネラ」
ラヴェル:夜のガスパール
バラキレフ:東洋風幻想曲「イスラメイ」
(休憩)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番へ長調K.459
オーケストラメンバー
コンサートマスター 東亮汰さん
1st Violin 3
2nd Violin 2
Viola 2
Cello 2
Contrabass 1
Fl 1
Ob 2
Bn 2
Hr 2
クライバーンコンクールの準決勝を想定したプログラムとなっています。
公演の模様
浜離宮朝日ホールはほぼ満席のお客さまで埋まる中、亀井さんの演奏が始まりました。
前半はベートーヴェン、リスト、ラヴェル、そしてバラキレフとここ最近演奏されてきたプログラムですが、ブラッシュアップされ、一層の深化を遂げていることを強く感じました。
色彩感溢れる音のパレットを使った陰影と起伏に富んだ音楽は、豊富な語彙によって表情豊かに歌い込まれていました。
そして、ラヴェルのスカルボのあとにバラキレフのイスラメイを聴いて、筆者はまさかの涙を流してしまいました。
また、ベートーヴェンが終わったところで、筆者の前に男性がお一人座られました。
どこかで見たことが…と思ったら角野隼斗さんでした。
後半は打って変わってチャーミングなモーツァルト。
達者なメンバー揃いのオーケストラも素晴らしく、亀井さんと思いを共有した説得力のある演奏を披露してくれました。
アンコールはピアノソロでラフマニノフのピアノソナタ第2楽章、この作品にも仕上がりの素晴らしさを感じました。
まとめ
これだけソロで演奏したあとに弾きぶりするのですか?と聞きたくなる多彩なプログラムでしたが、素晴らしい演奏に終始したあっという間の2時間でした。
来月のコンクールでは、世界中にこの素晴らしい演奏を聴かせてください!
また、この冬にサントリーホールでリサイタルが開催されます(2022年5月21日に発表されました)。
最後までお読みいただきありがとうございました。
👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋
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