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ピティナ特級グランプリと日本音楽コンクールのダブル覇者、ピアニストの亀井聖矢さんのリサイタルが、2021年12月24日東京築地の浜離宮朝日ホールで開催されました。
演奏されたプレリュード終曲と英雄ポロネーズのラスト部分の動画をツイートなさっていたので、リンクを追記しました。
また、2021年12月の名古屋での演奏動画が公開されています(目次5.から直接飛ぶことができます)。
亀井聖矢さんについて
2001年生まれ、4歳よりピアノを始める
2015年 ピティナ・ピアノコンペティション全国大会F級銀賞、聖徳大学川並弘昭賞
2016年 Jr.G級ベスト賞
2018年 G級銅賞
2016年 ショパン国際ピアノコンクールin ASIA中学生部門全国大会金賞、アジア大会金賞及びソリスト賞
2017年 愛知ピアノコンクール高校A部門金賞及び中日新聞社賞
2017年 全日本学生音楽コンクール全国大会ピアノ部門高校の部第1位、横浜市民賞、野村賞、井口愛子賞、日本放送協会賞、かんぽ生命奨励賞
2019年 第43回ピティナ・ピアノコンペティション特級 グランプリ及び聴衆賞、文部科学大臣賞、スタインウェイ賞、第9回福田靖子賞、第6回アリオン桐朋音楽賞
2019年 第88回日本音楽コンクールピアノ部門 第1位及び岩谷賞(聴衆賞)、増沢賞、野村賞、井口賞、河合賞、三宅賞、アルゲリッチ芸術振興財団賞
青木真由子、杉浦日出夫、上野久子、岡本美智子、長谷正一の各氏に師事
愛知県立明和高等学校音楽科を経て、飛び入学特待生として桐朋学園大学入学
第43回ピティナ特級全国決勝大会(サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」):https://youtu.be/YaWHVJGNso8
リサイタル概要
日時:2021年11月24日(金)19:00開演(18:15開場)
場所:浜離宮朝日ホール
ポスターなどで公開されているプログラムは以下の通りです。
ショパン:
バラード第4番へ短調作品52
24のプレリュード作品28 ほか
公式HPによるとショパンプログラムのリサイタルは4公演予定されているとのことです。
最初の公演、2021年12月18日滋賀県甲賀市あいこうか市民ホールでのリサイタルのプログラムは以下の通りでした。
ショパン:
エチュード作品25−1「エオリアンハープ」
エチュード作品25−11「木枯らし」
スケルツォ第1番ロ短調作品20
スケルツォ第4番ホ長調作品54
バラード第1番ト短調作品23
バラード第4番へ短調作品52
ピアノ・ワンポイントアドバイス
24のプレリュード作品28より
公開リハーサルYouTube
2021年12月17日夜、メンバー限定ですが「公開リハーサル」がライヴ配信されました。
スケルツォ第1番(メンバーのみ視聴可能)
スケルツォ第4番、バラード第1番、第4番(メンバーのみ)
メンバーシップはこの夏発表、開始されたもので、以下の内容を目的としています。
楽曲解説ライヴ
アンコール配信
自作曲の配信
メンバーシップ限定の演奏動画公開
過去の配信アーカイブ公開
現在のところ、このリハーサルのほか、ラフ3の解説、服部百音さんとのライヴなどが公開されています。
料金は破格の安さだったと記憶しています。
ご興味ある方はぜひ登録なさってみてください。
なお、12月20日21時からメンバー限定で公開リハ第2弾として、プレリュードの全曲演奏が披露されました。
リサイタル本番の模様
プログラムは、前半がプレリュード作品28全曲、休憩を挟んで後半がスケルツォとバラードという構成でした。
ホールに入ってまず気になったのが、ピアノがやけに舞台の客席寄りに置いてあること、しかも斜めを向いている…
休憩後、スケルツォ第1番の演奏前に、亀井さんから「このプログラムにあった音響を実現するため、調律師さんや先生と相談して、ピアノを一台分手前に、奥を10度傾けて置くことにした」という説明がありました。
上のコメントの通り、激しさの中から柔らかな光明が見えてくるような演奏を聴かせていただきました。
深く温かみのある音色、どこまでも美しい響き、大変豊かな表情を讃えたとても素敵な演奏でした。
スタンディングオベーションの嵐でした。
アンコールはエチュード作品25−1「エオリアンハープ」と英雄ポロネーズ。
マズルカかポロネーズを聴かせて欲しいなと思っていたところでもあり、大変満たされた気持ちで帰路につきました。
演奏動画の一部をツイートなさっていたので、リンクを貼っておきます。
24のプレリュード(ラスト部分)
英雄ポロネーズ(ラスト部分)
リサイタルをお聴きになれなかったみなさんもリサイタルの雰囲気を味わえるのではないかと思います。
また、年明けにリサイタルの中からYouTubeに1曲アップされるとのことです。
大同特殊鋼名演奏家シリーズ2021 亀井聖矢ピアノ・リサイタル
浜離宮のリサイタルではありませんが、2021年12月23日に名古屋電気文化会館ザ・コンサートホールでの演奏動画が公開されています。
ショパン:バラード第4番へ短調 作品52
まとめ
7月のオペラシティでのリサイタルから早くも5ヶ月が経ち、オールショパンプログラムのリサイタルも終了しました。
当初は緊急事態宣言の影響で座席半数の販売でしたが、解除にともなって残席も販売されたようで、満席のホールで音楽空間を楽しむことができました。
今年は出場の決まったヴァン・クライバーンコンクールでの活躍が期待されますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋
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