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マルティン・ガルシア・ガルシアさんは第18回ショパンコンクールで第3位に入賞、その歌心溢れる演奏で聴くものの心を惹きつけました。そのガルシアさんの初来日リサイタルが始まりました。
筆者は東京公演(オペラシティ・コンサートホール)を聴いてきました。
マルティン・ガルシア・ガルシアさんについて
1996年12月3日 スペインヒホン生まれ
5歳でピアノを始め、マドリードソフィア王妃高等音楽院でガリーナ・エギザロヴァに師事したのち、ニューヨークマネス音楽大学でジェローム・ローズに師事
2021年08月 クリーヴランド国際ピアノコンクール優勝
2021年10月 第18回ショパン国際ピアノ・コンクール第3位
YouTubeチャンネルの演奏から
ご自身のYouTubeチャンネルの演奏からいくつかリンクを貼っています。
第18回ショパンコンクールの模様
ショパンコンクールでの演奏、インタビューなどは以下の記事にまとめています。
高坂はる香さんのインタビュー記事「ガルシア・ガルシア「ピアノで鳴らす音は全部フェイク」と語るピアノ論」はこちらから:https://ontomo-mag.com/article/interview/garcia-garcia/
来日情報
マルティン・ガルシア・ガルシア ピアノ・リサイタル
オール・ショパン・プログラム
バラード第1番ト短調 op.23
即興曲第3番変ト長調 op.51
バラード第3番変イ長調 op.47
ノクターン第7番嬰ハ短調 op.27-1
ポロネーズ第6番変イ長調 op.53 「英雄」
3つのマズルカ op.50
24の前奏曲 op.28より第17番変イ長調、第19番変ホ長調、第23番ヘ長調
ピアノソナタ第3番ロ短調 op.58
(やむを得ない事情で曲目が変更になる場合があります)
2022月5月28日(土)
大阪ザ・シンフォニーホール(終了)
https://www.symphonyhall.jp/sinfonia/pdf/vol.49.pdf
(8ページに高坂はる香さんの記事が掲載されています)
5/28(土)『マルティン・ガルシア・ガルシア ピアノ・リサイタル』初の日本ツアーの初日@ザ・シンフォニーホール!大盛況だったコンサート直後をパシャリ📸 pic.twitter.com/cvhxlYeauF
— ザ・シンフォニーホール 公式 (@thesymphonyhall) May 28, 2022
2022年6月4日(土)
神奈川ミューザ川崎シンフォニーホール
2022年6月3日(金)
東京オペラシティコンサートホール
タケミツメモリアル
19:00 開演(18:00 開場)
2022年6月11日(土)
富山県民会館
14:00 開演(13:15 開場)
2022年6月8日(水)
札幌コンサートホールkitara
18:30 開演(17:30 開場)
以下の公演はプログラムが異なります。
2022年6月1日(水)
三井住友海上しらかわホール
18:45 開演
ワルツ第14番ホ短調、第3番イ短調、第2番変イ長調、第7番嬰ハ短調
ノクターン第16番変ホ長調
スケルツォ第2番変ロ短調
即興曲第3番変ト長調
前奏曲嬰ハ短調
ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」
3つのマズルカop.50
24の前奏曲op.28より第17番変イ長調、第19番変ホ長調、第23番ヘ長調
ピアノソナタ第3番ロ短調op.58
2022年6月12日(日)
神奈川ミューザ川崎シンフォニーホール
ワルツ第14番ホ短調、第3番イ短調、第2番変イ長調、第7番嬰ハ短調
ノクターン第16番変ホ長調
スケルツォ第2番変ロ短調
即興曲第3番変ト長調
前奏曲嬰ハ短調
ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」
ピアノ協奏曲第2番へ短調
佐藤俊太郎指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
東京オペラシティ公演(2022/6/3)の模様
日中雷雨に見舞われた東京でしたが、ホールは満員でリサイタルが始まりました。
ぎっしりとショパンが詰まったプログラムでしたが、ガルシア・ガルシアさんの軽快なハミング(歌声?)とともに、公演時間2時間はあっという間に過ぎ去りました。
心踊らされるような演奏で、ホールの温度が上がったような、そして暖かい雰囲気に包まれたと感じたのは筆者だけではないでしょう。
第3ソナタが終わり、これで終わるのは名残惜しいと思っていたところ、アンコールは何と6曲も!
ショパン:ワルツ作品34−3
ラフマニノフ:楽興の時作品16−4
リスト:2つの演奏会練習曲より第2曲「小人の踊り」
ラフマニノフ:楽興の時作品16−3
ラフマニノフ:エチュード作品39−1
モンポウ:子供の情景から第5番「庭の乙女たち」
ホールの時間制限がなかったらずっと弾いていただけそうな感じすらありました。
ラフマニノフはとても素敵で次回聴く機会があれば嬉しいと思いますし、ラストのモンポウは心に深く染み入るような演奏に感動を覚えました。
プログラム
パンフレットのプログラムは別売(1,000円(税込))でした。
ガルシア・ガルシアさんの紹介、プログラムのほか、青柳いづみこさん、藤本優子さん、下山静香さんのコラムが掲載されています。
まとめ
ショパンコンクール本選では個人的にはヒヤヒヤさせられたガルシアさんでしたが、その演奏を本選で聴くことができたのは大変幸せなことでした。
東京公演は2部構成のオールショパンに加えて、アンコール6曲はあたかも第3部のようでした。次回来日の機会があればと願わずにはおれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
5👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋
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