いつもこのブログ「音楽徒然草」をお読みいただきありがとうございます。
2023年3月1日、ピティナ特級グランプリと日本音楽コンクールのダブル覇者で、先般のロン=ティボー国際音楽コンクールで見事第1位となったピアニストの亀井聖矢さんと第4位に入賞した重森光太郎さんによるロン=ティボー国際音楽コンクールのガラコンサートがサントリーホールで開催されました。
亀井聖矢さんについて
2001年生まれ、4歳よりピアノを始める
2015年 ピティナ・ピアノコンペティション全国大会F級銀賞、聖徳大学川並弘昭賞
2016年 Jr.G級ベスト賞
2018年 G級銅賞
2016年 ショパン国際ピアノコンクールin ASIA中学生部門全国大会金賞、アジア大会金賞及びソリスト賞
2017年 愛知ピアノコンクール高校A部門金賞及び中日新聞社賞
2017年 全日本学生音楽コンクール全国大会ピアノ部門高校の部第1位、横浜市民賞、野村賞、井口愛子賞、日本放送協会賞、かんぽ生命奨励賞
2019年 第43回ピティナ・ピアノコンペティション特級 グランプリ及び聴衆賞、文部科学大臣賞、スタインウェイ賞、第9回福田靖子賞、第6回アリオン桐朋音楽賞
2019年 第88回日本音楽コンクールピアノ部門 第1位及び岩谷賞(聴衆賞)、増沢賞、野村賞、井口賞、河合賞、三宅賞、アルゲリッチ芸術振興財団賞
2022年 第67回マリアカナルス国際コンクール第3位
2022年 第16回ヴァン・クライバーンコンクールセミファイナリスト
2022年 ロン=ティボー国際音楽コンクール2022第1位
青木真由子、杉浦日出夫、上野久子、岡本美智子、長谷正一の各氏に師事
愛知県立明和高等学校音楽科を経て、飛び入学特待生として桐朋学園大学入学
オフィシャルサイト:https://www.masaya-kamei.com/
重森光太郎さんについて
2000年生まれ、6歳よりピアノを始める
2017年 第1回Shigeru Kawai国際ピアノコンクール最年少ファイナリスト、奨励賞
2018年 第19回ショパン国際ピアノコンクールin Asia プロフェッショナル部門銀賞
2018年 第11回ミュージックアカデミーin みやざき優秀賞
2019年 第9回安川加嘉子記念コンクール第1位、安川加嘉子音楽賞、山中賞
2022年 ロン=ティボー国際音楽コンクール2022第4位
辻井雅子、三上桂子、岡本美智子の各氏に師事
桐朋女子高等学校(男女共学)音楽科、桐朋学園大学音楽学部を卒業
同大学ソリストディプロマコース在学中
ロン・ティボー国際音楽コンクール
ロン=ティボー国際音楽コンクールについても以下の記事をご覧ください。
ロン・ティボー国際音楽コンクール ガラ・コンサート
日時:2023年3月1日(水)19:00開演
会場:サントリーホール 大ホール
ワーグナー/リスト編:歌劇『タンホイザー』序曲(ピアノ:重森光太郎)
ベッリーニ/リスト編:「ノルマ」の回想(ピアノ:亀井聖矢)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23(ピアノ:重森光太郎)
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 作品103「エジプト風」(ピアノ:亀井聖矢)
佐藤俊太郎指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
公演の模様
プログラムは前半がソロ、20分の休憩を挟んで後半がコンチェルトでした。
サントリーホールでオーケストラを聴いたのは久しぶりですが、やはり良い響きのホールでした。
重森さんのチャイコフスキーは、キラキラと美しい音で気持ちよく弾いておられる重森さんを、指揮者、コンマス始めオーケストラ全体で盛り立てた、とても暖かい演奏でした。
そして、亀井さんのサン=サーンスは圧巻でした。
ピアノとオーケストラのブレンドされたサウンドとがっちりとしたアンサンブルがまず見事、かつ楽章ごとの表情が豊かで目の前に情景が浮かんできました。
美しく流れる第1楽章、エキゾチックな雰囲気を余すところなく聴かせた第2楽章、そして続いて始まった第3楽章のテンポはやや速く感じたのですが、バッチリ嵌ってエッジの効いたドライブ感溢れる爽快な演奏でした。
ラストの和音が鳴るとともに割れんばかりの拍手、スタンディングオベーションで盛り上がりました。
まとめ
お二人の個性が発揮された楽しいガラ・コンサートでした。
今後益々のご活躍が楽しみですね。
ロン・ティボー財団総裁からもメッセージが届いていました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋
コメント