いつもこのブログ「音楽徒然草」をお読みいただきありがとうございます。
昭和の吹奏楽、今回は全日本吹奏楽コンクールで1位6回、金賞12回の受賞歴を誇る、関西学院大学応援団総部吹奏楽部です。
2006年3月13日「ポール・クレストン」
関西学院の演奏「プレリュードとダンス」が好きです。
中低音金管を中心とした響きが素晴らしい反面、マーチなどはあまり得意ではなかった記憶がありますが、「プレリュードとダンス」のダンスはリズムがよく噛み込めていてイイ感じ。
サキソフォーンのソロも素晴らしく、最後までノリノリでゴキゲンな演奏です。
もう30年以上前(投稿当時)の演奏ですが古さがなく、改めて上手いなと思った次第。
2006年7月20日「日本の吹奏楽’70」
関西学院のプレリュードとダンス。
クレストン独特のリズムとサウンドが光っています。
音の造りの関係か、関学はマーチが苦手でリズムが鈍ることが多いイメージを持っていましたが、この演奏に関してはスッテンコロリンとなる直前で持ち直しています。
長い間筆者の耳に強烈な印象として残った演奏です。
2006年8月1日「個性ある名演揃い~日本の吹奏楽’72(中学・大学編)」
クレストン:ザノーニ(関西学院大)
粒揃いの名演でした。
硬軟緩急を自在に操り、緊張感をクライマックスまで高揚させたザノーニ演奏のバイブル関学大。
2006年8月8日「これは穴があくほど聴きました~日本の吹奏楽’73(中学・大学・職場)」
関学の課題曲「アラベスク」。
いぶし銀の柔らかなサウンドが何故かおどろおどろした曲想とベストマッチ。
「課題曲は中学の方が難しかった」(この年は中学の部、高校以上の部で課題曲が1曲ずつ)のは事実のようですが、奏でられていた音楽はれっきとした大人。
自由曲は行き着くところまで来た感のある「ディオニソスの祭」。
牛を殺し祭壇に捧げ、その牛を八つ裂きにし生肉を食べ、生血を啜ることによって運命を変えてくれるディオニソス神との一体感。
そんな古代エーゲ海のディオニソス信仰を感じさせてくれる鬼気迫る熱演。
2006年8月21日「伝説の名演~日本の吹奏楽’76(中学その2・大学・一般)」
プート:奇想曲(関西学院大)
関西学院大は持ち前の柔らかないぶし銀サウンドを活かした好演。
特にオーボエが秀逸だったのと、フリューゲルホーンと持ち替えのトランペットも達者。
ラストのトランペットの畳み掛けはバッチリ決まって圧巻でした。
音源など
プレリュードとダンス
太平洋の祭り
シンフォニックファンファーレ
ザノーニ
ディオニソスの祭
交響的断章
吹奏楽のための協奏的序曲
奇想曲
吹奏楽のための交響曲 より 終楽章
バレエ組曲「ロデオ」より
交響詩「ローマの祭り」 より チルチェンセス、主顕祭
シンフォニエッタ より III、V
組曲「仮面舞踏会」 より ワルツ、ロマンス、ギャロップ
まとめ
40〜50年前の演奏ですが、当時の日本の大学の吹奏楽団を代表するチームらしく、素晴らしい圧倒的な音楽を披露していたことが偲ばれる演奏がならんでいます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋
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