【ピアノ】務川慧悟さん ピアノ・リサイタル浜離宮朝日ホール全4公演終演

ピアノ
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ピアニスト務川慧悟さんの東京浜離宮朝日ホールでのリサイタル、12月16日(15日と同じプログラム)と21日(20日と同じプログラム)に聴いてきました。

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務川慧悟さんについて

1993年4月9日生まれ 愛知県東浦町出身

2009年3月 東浦町立西部中学校卒業
2012年3月 愛知県立旭丘高校卒業
2012年4月 東京藝術大学入学

東京藝術大学1年在学中の2012年、第81回日本音楽コンクールで反田恭平さんとともに1位を受賞
2014年 パリ国立高等音楽院に審査員満場一致で合格、第2課程ピアノ科、室内学科修了
2019年 パリ国立高等音楽院第3課程ピアノ科、フォルテピアノ科に在籍

2012年度ヤマハ音楽振興会音楽奨学支援生
2015・16年度ロームミュージックファンデーション奨学生
2017年度江副記念財団奨学生

2015年 エピナル国際ピアノコンクール(フランス)第2位
2016年 イル・ドゥ・フランス国際ピアノコンクール(フランス)第2位
2016年 コープ・ミュージック・アワード国際コンクール(イタリア)ピアノ部門第1位、各部門優勝者によるファイナル第2位、聴衆賞受賞
2018年 第10回浜松国際ピアノコンクール第5位受賞
2019年 ロン=ティボー=クレスパン国際コンクール第2位
2021年 エリザベート王妃国際音楽コンクール第3位

フランク・ブレライ、上田晴子、ジャン・シュレム、パトリック・コーエン、横山幸雄、青柳晋の各氏に師事

務川慧悟ピアノ・リサイタル

2022年12月15日(木)、16日(金)

18:15開場 19:00開演
場所:東京浜離宮朝日ホール

プログラム

バッハ:フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816
西村朗:星の鏡
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310
ラヴェル:前奏曲 イ短調
ラヴェル:水の戯れ
ラヴェル:「鏡」より第4曲「道化師の朝の歌」
ラヴェル:クープランの墓

2022年12月20日(木)、21日(金)

18:15開場 19:00開演
場所:東京浜離宮朝日ホール

プログラム

ラモー:ガヴォットと6つのドゥーブル
シューマン:クライスレリアーナ Op.16
ラヴェル:ソナチネ
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル:夜のガスパール

チケット

全席指定 5,000円

インタビュー記事「ピアニスト務川慧悟が語る『ラヴェル全集』とパリでの暮らし、古楽が教えてくれた音楽のこと」: https://spice.eplus.jp/articles/311849

12月15/16日公演

18:15開場 19:00開演
場所:東京浜離宮朝日ホール

週末の浜離宮朝日ホールは満席でした。
筆者は12月16日公演を聴きました。

プログラム

バッハ:フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816
西村朗:星の鏡
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310
ラヴェル:前奏曲 イ短調
ラヴェル:水の戯れ
ラヴェル:「鏡」より第4曲「道化師の朝の歌」
ラヴェル:クープランの墓

プログラムノート、そして後半のラヴェルの演奏が終わったあとの務川さんのコメントの通り、今回は作曲家の作品を通した「親密な」メッセージを「親密な」空気を持った浜離宮朝日ホールで演奏するというコンセプトだったようです。

最初のバッハでは、きめ細かく繊細なタッチの一方、綿密に組み合わされたフレーズに込められた響きは濃密で立体的、そしてその中で豊かな歌が聴こえました。

西村さんの代表的ピアノ曲「星の鏡」では、務川さんのピアノ、そしてこの浜離宮でなければ聴くことができないような神秘的な響きを感じました。

そして、モーツァルトのイ短調のソナタでは、母の死に直面した感情を書き殴ったとしか思えない、と務川さんのおっしゃるモーツァルトの心の叫びが炸裂したかのようで、髪を振り乱し、身体を揺らしながら演奏する姿も相俟って強烈なメッセージを感じました。でも、その音楽はどこまでも美しく深いものでした。

後半のラヴェルは貫禄の演奏で、務川さんのラヴェルに対するシンパシーを感じつつ心ゆくまで楽しみました。

アンコールはラヴェルの「シャブリエ風に」とショパンの英雄ポロネーズ、ここでも務川さんの世界を満喫しました。

極めて美しい音とサウンドによって精緻に組み立てられ、語彙が豊富で深く豊かな心揺さぶられる音楽(メッセージ)に感動しました。

12月20/21日公演

18:15開場 19:00開演
場所:東京浜離宮朝日ホール

筆者は12月21日公演を聴きました。
全4公演千秋楽の浜離宮朝日ホールも満席でした。

プログラム

ラモー:ガヴォットと6つのドゥーブル
シューマン:クライスレリアーナ Op.16
ラヴェル:ソナチネ
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル:夜のガスパール

16日の公演とピアノが異なるのか、あるいは調整によるものなのか、ラモーの作品にとてもあった音が響きました。

この日の演奏は、特に後半のラヴェルの作品で、ピアノでありながらオーケストラのような多彩で重厚なサウンドが聴かれた一方で、ピアノならではの繊細さも存分に味わいました。

夜のガスパールに向かって、響きやうねりなどがどんどん大きくなり、ダイナミックレンジも以前に比べて幅広くなったように感じました。

クリアかつ繊細な音楽に加えて、以前はあまり聴くことができなかった(ように筆者には感じた)自由にはっちゃける部分もあって、凄みがより一層加わり、その意味でも音楽のスケールの大きさを感じました。

プログラム終了後のトークでは、クライスレリアーナをプログラムに加えて理由を話されました。

疫病流行によりご実家に戻って、人前で演奏することができなかった期間に、支えてくれたのがクライスレリアーナを含むシューマンのいくつかの作品、そして作品116の間奏曲などのブラームスの後期の作品だったそうで、その中でクライスレリアーナを大好きな浜離宮で演奏したかったとのことです。

このプログラムの初日の20日の演奏後は「脱殻」となって10時間ホテルで就寝されたとのことで、やはりこのプログラムは大変タフなものだということがよくわかりました。

アンコールはラヴェルの「ハイドンの名によるメヌエット」とショパンの「英雄ポロネーズ」でした。

務川さんは「ラヴェルではどの作品が好き?」と聞かれたときの答えと決めておられるそうで、大曲では組曲「鏡」、そして小品ではこの「ハイドン〜」なのだそうです。ペルルミュテールの演奏がお気に入りとのことでした。

亀井聖矢さんが聴きに来られていたようです。

今後のスケジュール

公式発表が確認されているスケジュールは以下の通りです。

反田恭平&務川慧悟 2台ピアノ2023

1/19 石川
1/20 広島
1/21 福岡
1/22 長崎
1/23 大分
1/24 鹿児島
1/26 岐阜
1/27 静岡
1/28 富山
1/29 長野
2/01 北海道
2/02 青森
2/03 新潟
2/04 埼玉
2/05 愛知

2022/02/20 芸劇リサイタル・シリーズ 「VS」(ヴァーサス Vo.6 藤田真央 × 務川慧悟. 東京東京芸術劇場

まとめ

務川さんの浜離宮リサイタル全公演が終演しました。

今後のスケジュールも目が離せそうにありません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋

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