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昭和の吹奏楽、今回は楽団創設以来、職場の部のみならず日本のアマチュア吹奏楽団の雄として君臨した阪急百貨店吹奏楽団です。
この記事では「金・銀・銅」のグループ表彰になって以降、阪急史上初めての銀賞を経て5年連続金賞を受賞、その翌年の特別演奏までの演奏を取り上げます。
過去記事より抜粋
グループ表彰制時代に入って1971年に金賞を受賞しましたが、翌年は大阪梅田本店の改装工事のため不出場となりました。
同様に75年も当時阪急電鉄が所有していた球団「阪急ブレーブス」が優勝、そのセールのため不出場となっています。この年は関西大会で代表にも選出されています(自由曲はメンデルスゾーンのルイブラス序曲)。
そして、76年の金賞受賞を経て、77年は初出場以来1位あるいは金賞しか受賞していなかった阪急百貨店が初めての銀賞、そして78年も2年連続で銀賞。
79年は楽団創設20周年を金賞で飾ろうと(当時のBJ誌の鈴木先生のインタビュー)練習にも気合が入り、見事金賞に返り咲き、以降5年連続で金賞に輝きました。
2006年8月8日「これは穴があくほど聴きました~日本の吹奏楽’73(中学・大学・職場)」
シュトラウス:喜歌劇「こうもり」序曲(阪急百貨店)
個人的には細かいことツベコベ言ってないでともかく聴け!という一枚。
(略)
最後の阪急百貨店はコンクールであることを忘れさせる楽しい演奏。
少々ツメが甘かろうが何であろうが、そんなことは阪急の前には関係ないですね。もし本番を聴かせて頂いていたとしたら、阪急の12分間はあっという間だったでしょう。
2006年7月25日「ドラマティコ/阪急百貨店 日本の吹奏楽’71Vol.2(高校・一般・職場編)」
マクベス:ドラマティコ(阪急百貨店)
(略)
落ち着いたテンポ設定で、堂々たる風格の横綱相撲。
テーマが次々に姿を変えて色彩感豊かに現れる様はまるで万華鏡のよう。確実なアンサンブルで、コーダ前の不協和音に至るまでバランスも完璧。
前年の特演前の3年間のマンハッタン交響曲、ダンスと間奏曲、シンフォニア・ノビリシマと続いたオリジナル路線を踏襲して見事な演奏を披露しました。
コンクールを忘れさせる、というのは正にこのことなんでしょう。実に楽しい演奏でした。
ところで、このドラマティコ。
新作に悩んだマクベスが、「マスク」の逆さの楽譜を見て思いついたという逸話は本当なんでしょうかね?
2006年8月18日「充実の課題曲~日本の吹奏楽’76(職場・中学その1)」
阪急百貨店の「謝肉祭」、お得意なんだなぁ、この手の曲。
トランペットのバランスが悪かったり、不安定さがあったりしましたが、豪華なサウンドで、大変勢いのある気持ちの良い演奏でした。特にクラリネットは圧倒的な「凄さ」で吹きまくってました。
最後の最後、音型が下降から上昇に移るところでタンバリンが一発余計なのはご愛嬌(笑)
音源など
行進曲「太陽の下で」
ドラマティコ
吹奏楽のためのアラベスク
喜歌劇「こうもり」序曲
高度な技術への指標
喜歌劇「ジプシー男爵」序曲
吹奏楽のための協奏的序曲
謝肉祭序曲
吹奏楽のためのバーレスク
交響曲第5番ホ短調第4楽章
行進曲「砂丘の曙」
スターウォーズより
朝をたたえて
ルイブラス序曲
オーバー・ザ・ギャラクシー
歌劇「ナブッコ」序曲
行進曲「青空の下で」
バレエ組曲「四季」より秋
サンライズ・マーチ
バレエ組曲「ファウスト」より
カドリーユ
組曲「絵のような風景」よりマーチ、ジプシーの祭り
行進曲「なつかしのパナマ」
喜歌劇「こうもり」序曲
行進曲「サーカス・ビー」
まとめ
40年以上前の演奏ですが、素晴らしく圧倒的な音楽を披露していたことが偲ばれる演奏がならんでいます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋
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