【ピアノ/日々是好日】アンデクシンガーガス圧式ピアノ椅子 タイプ別長短まとめ

ピアノ
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いつもこのブログ「音楽徒然草」をお読みいただきありがとうございます。

ピアノを購入して以来10年以上使用してきたピアノ椅子が、ギーギーという異音を発したり、ボタンの部分が軋み始めたりしたために、このたび買い替えました。

色んなピアノ椅子のおさらいと今回購入を検討したものについて整理してみました。

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ピアノ椅子の種類

ひとくちにピアノ椅子と言ってもその種類はさまざまです。

僕の子供の頃によく見かけた丸い座面がくるくるよ回って高さを調整する椅子、その頃には格好良いと思っていた今でも最もポピュラーであろう「背付き椅子」こと「トムソン椅子」、そしてコンサートホールで見かける本格的なベンチタイプの椅子など、それぞれ長所も短所があるようです。

トムソン椅子

「背付き椅子」こと「トムソン椅子」は、おそらくピアノ椅子と言えばこれを指すことが多いのではないでしょうか。

中村紘子さんはこの椅子がお気に入りだったということを何かの本で読んだこともあります。

高さの調整が簡単で、レッスンを始め、発表会やコンクールのように順番に色んな人が使う場合には重宝します。

オーケストラでもコンマスやチェロ奏者、吹奏楽団でも大きなクラリネットやサクソフォン奏者の方が使っているのを見かけることもあるくらいメジャーな椅子です。

確かに手軽なのですが、接地面の(4本脚で計算される)面積が狭いため特に絨毯の上では不安定になりやすく、構造上座面が斜めになったり異音を発生させたりする欠点があります。

身体の重心移動に十分対応できていないようなきらいもあって、座面が薄っぺらいこともあって個人的にはとても弾きにくい椅子です。

コンサートベンチ

革張りでどっしりとしたベンチ椅子は、接地面が広く安定感に優れています。高級感があり、いかにもピアノを弾いてます的な感じにも憧れます。

一方で、横のハンドルをくるくると回して高さを調整するのが結構な力仕事で、手が痛くなってしまうこともしばしば。もういいやと途中で諦めたりすることもあります。

また、値段も20~50万と高値安定でなかなかのものがありますが、長期間使用するとガタが来て、異音を発生させたりもしてしまいます。

普通の椅子

ピアニストの北村朋幹さんがヤマハホールで普通の椅子を重ねた上に座っておられるのを見たときには驚きましたが、海外のピアニストの中にもこのスタイルで演奏される方をTVで見かけたこともありました。

家庭には同じサイズで重ねて使う椅子はそうないでしょうから、購入する際には対象外でしょう。

油圧/ガス圧式ベンチ

ヨーロッパを中心にここ数年主流となってきているのが油圧式/ガス圧式と呼ばれるタイプの椅子です。高さ調節は横のレバーを引いて自重をかけてシューっと行います。

コンサートベンチ同様安定していますし、他の椅子のように可動式の骨組みがないので余計な異音の発生原因が存在しないこと、そして調整が簡単という、まるで万能選手です。ただある程度の体重が必要とされます。

ショパンコンクールを始め世界のコンクールでもこのタイプの椅子が使われています。

これまで使用してきた椅子

ピアノを購入したときにおまけでつけてくれたコンサートベンチタイプのものです。ちなみに中国製です。

高さのレンジが高めに設定されているようで、僕は最低位置に調節してほぼ固定していました。ちなみに高さ調節自体はかなりの力仕事でした。

ただ、その頑丈な椅子もよる年波には勝てないようで、この位置に固定していてもギーギーという異音がするようになってきました。ボタンの部分の凹みで臀部が痛みを感じることも気になりました。

そこで、買い替えを考えました。上で整理したメリット/デメリットを勘案して、油圧/ガス圧式の椅子を中心に検討しました。

油圧/ガス圧式ベンチ

イタリア ディスカチャーチ社 油圧式 MODEL811

イタリア ディスカチャーチ社製
サイズ:横67×縦38×高さ47〜60cm
重量:14.2kg
価格:121,000円

こちらから:https://nagoyapiano.com/accessory/?p=387

アサヒピアノ 油圧式 Hydraulic コンサートタイプ

アサヒピアノ製
サイズ:横65×縦32x高さ46〜55cm
重量:13kg
価格:39,800円

こちらから:https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%83%92%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E-%EF%BC%A2%EF%BC%A8-%EF%BC%92-%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E6%A4%85%E5%AD%90-%E6%B2%B9%E5%9C%A7%E5%BC%8F-Hydraulic-%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97/dp/B01E0PR9W2/ref=asc_df_B01E0PR9W2/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=280443871404&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=9188385405707292490&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=t&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009310&hvtargid=pla-591265383538&psc=1

スペイン イドラウ社製 ガス圧式 HIDRAU BM-44H

スペイン イドラウ社製
サイズ: 横66×縦33x高さ45〜58cm
重量:14kg
価格:67,650円
こちらから:https://item.rakuten.co.jp/nishigaku/bm-44h-bk/

ドイツ アンデクシンガー社製 ガス圧式 484SN-Heft-01A

ドイツ アンデクシンガー社製
サイズ:横65×縦34x高さ41.5〜54cm
重量:13.5kg
価格:132,000円
(ガス圧力の関係で55kg程度の負荷が必要)

こちらから:https://item.rakuten.co.jp/jeugia/10017460/

この中からアンデクシンガーのものを購入することに決めました。

当初は価格優先でアサヒピアノのものを購入するつもりだったのですが、操作性のレビューが多く、ピアノを演奏する観点からのものが少なかったので、他の椅子も見てみることにしました。

その中でアンデクシンガー社のものは高さ調節の範囲が41.5cmからとなっていること、使用後感も良いものが多かった(かなりの値段なので誰しも良かったと言いたい部分はあるとは思いますが)ので、思い切って購入することに。

正価は140,000〜160,000円(税抜)程度のようですが、楽天のリンク先では132,000円(税込、税抜では120,000円)で、溜まっていたポイント10,000円分も活用することができました。

まとめ

実際に使用してみると、高さ調節は超簡単(僕は少し体重が足りないので、少々反動が必要です)ですし、余計な突起もなく必要な場合の左右の移動も楽々、座り心地もとても快適でした。

良い椅子だからといってピアノ演奏そのものが上手になるわけではありませんが、気持ち良く弾くことができるので練習時間は増えるような気がします。

今回の記事がなんらかのお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

👍 🎹とともに 🎼とともに 🤞
👋掰掰👋

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