【吹奏楽】1989/第37回全日本吹奏楽コンクール 高等学校の部

吹奏楽
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1989年度全日本吹奏楽コンクール高校の部は、北海道2 東北3 関東4 東京2 北陸2 東海3 関西3 中国3 四国2 九州3 の計27団体が出場しました。

この大会の課題曲は1976年度から続く全部門共通の4曲となっています。

初出場は、玉名女子高校、常総学院高校、下関市立下関商業高校、香川県立丸亀高校の4校でした。

大阪府立淀川工業高校と習志野市立習志野高校が5年連続金賞を受賞、第38回大会は特別演奏となります。

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第37回(平成2年度、1989年)全日本吹奏楽コンクール

開催日時 1989年10月29日
開催場所 東京普門館

課題曲は4曲(A、CとDが連盟委嘱作品)で全部門共通でした。
課A : 風と炎の踊り (小長谷宗一)
課B : WISH for wind orchestra (田嶋勉)
課C : 行進曲「清くあれ、爽やかなれ」 (別宮貞雄)
課D : ポップス・マーチ「すてきな日々」 (岩井直溥)

出場団体(自由曲、指揮者)と審査結果一覧

01 東京代表 関東第一高等学校 指揮 : 塩谷晋平 🥉銅賞
課A : 風と炎の踊り
バレエ音楽「スパルタクス」 より 3つのダンス・エピソード :ハチャトゥリアン/ハンスバーガー
02 四国代表 愛媛県立伊予高等学校 指揮 : 上甲広文 🥉銅賞
課A : 風と炎の踊り
バレエ音楽「ガイーヌ」 より 導入部、ヌーネの踊り、バラの少女たちの踊り、レスギンカ :ハチャトゥリアン/林紀人
03 関東代表 川口市立川口高等学校 指揮 : 信国康博 🥈銀賞
課A : 風と炎の踊り
仮面幻想 :大栗裕
04 九州代表 玉名女子高等学校 指揮 : 森義臣 🥉銅賞
課D : ポップス・マーチ「すてきな日々」
メトセラII打楽器群と吹奏楽のために :田中賢
05 中国代表 山口県立下松高等学校 指揮 : 中井勝 🥈銀賞
課B : WISH for wind orchestra
プラハのための音楽1968 より I、IV :フサ
06 東海代表 東海大学第一高等学校 指揮 : 榊原達 🥈銀賞
課B : WISH for wind orchestra
メトセラII打楽器群と吹奏楽のために :田中賢
07 関東代表 常総学院高等学校 指揮 : 本図智夫 🥇金賞
課B : WISH for wind orchestra
スペイン狂詩曲 より マラゲーニャ、祭り :ラヴェル/八田泰一
08 東海代表 静岡県立浜松商業高等学校 指揮 : 遠山詠一 🥇金賞
課A : 風と炎の踊り
メトセラII打楽器群と吹奏楽のために :田中賢
09 関東代表 埼玉栄高等学校 指揮 : 大滝実 🥇金賞
課A : 風と炎の踊り
楽劇「サロメ」 より七つのヴェールの踊り :R.シュトラウス/ハインズレー
10 北海道代表 北海道札幌白石高等学校 指揮 : 米谷久男 🥈銀賞
課D : ポップス・マーチ「すてきな日々」
大阪俗謡による幻想曲 :大栗裕
11 中国代表 島根県立出雲高等学校 指揮 : 森脇治夫 🥉銅賞
課A : 風と炎の踊り
プラハのための音楽1968 :フサ
12 関西代表 大阪府立淀川工業高等学校 指揮 : 丸谷明夫 🥇金賞
課D : ポップス・マーチ「すてきな日々」
大阪俗謡による幻想曲 :大栗裕
13 東北代表 秋田県立花輪高等学校 指揮 : 小林久仁郎 🥉銅賞
課B : WISH for wind orchestra
吹奏楽のための幻想曲「壁画」 :四反田素幸
14 関西代表 洛南高等学校 指揮 : 宮本輝紀 🥈銀賞
課D : ポップス・マーチ「すてきな日々」
交響詩「ローマの松」 より ボルゲーゼ荘の松、アッピア街道の松 :レスピーギ/デューカー
15 中国代表 下関市立下関商業高等学校 指揮 : 中村芳喜 🥉銅賞
課B : WISH for wind orchestra
バレエ音楽「ガイーヌ」 より 導入部、ヌーネの踊り、アイシャの踊り、レスギンカ舞曲 :ハチャトゥリアン/林紀人
16 東京代表 駒澤大学高等学校 指揮 : 吉野信行 🥉銅賞
課D : ポップス・マーチ「すてきな日々」
アルメニアン・ダンス・パートI :A.リード
17 東海代表 愛知工業大学名電高等学校 指揮 : 松井郁雄 🥈銀賞
課A : 風と炎の踊り
吹奏楽のための神話(天岩屋戸の物語による) :大栗裕
18 東北代表 福島県立勿来工業高等学校 指揮 : 藤林二三夫 🥈銀賞
課A : 風と炎の踊り
交響三章 より 第3楽章 :三善晃/高野豊昭
19 九州代表 福岡工業大学附属高等学校 指揮 : 鈴木孝佳 🥇金賞
課A : 風と炎の踊り
バレエ組曲「シバの女王ベルキス」 より 戦いの踊り、夜明けのベルキスの踊り、狂宴の踊り :レスピーギ/小長谷宗一
20 四国代表 香川県立丸亀高等学校 指揮 : 村山英一 🥉銅賞
課A : 風と炎の踊り
交響詩「海」 より 風と海との対話 :ドビュッシー/藤田玄播
21 東北代表 宮城県仙台向山高等学校 指揮 : 荒井富雄 🥈銀賞
課D : ポップス・マーチ「すてきな日々」
楽劇「サロメ」 より七つのヴェールの踊り :R.シュトラウス/ハインズレー
22 関東代表 習志野市立習志野高等学校 指揮 : 新妻寛 🥇金賞
課A : 風と炎の踊り
交響三章 より 第3楽章 :三善晃/天野正道
23 北陸代表 富山県立高岡商業高等学校 指揮 : 土合勝彦 🥇金賞
課A : 風と炎の踊り
交響詩「ローマの祭り」 より チルチェンセス、主顕祭 :レスピーギ/シェイファー
24 北海道代表 東海大学付属第四高等学校 指揮 : 井田重芳 🥇金賞
課D : ポップス・マーチ「すてきな日々」
吹奏楽のための神話(天岩屋戸の物語による) :大栗裕
25 北陸代表 富山県立富山商業高等学校 指揮 : 坪島照信 🥇金賞
課D : ポップス・マーチ「すてきな日々」
祝典序曲 :ショスタコーヴィチ/ハンスバーガー
26 九州代表 中村学園女子高等学校 指揮 : 石坂久 🥈銀賞
課A : 風と炎の踊り
カルメン組曲 :ビゼー/小長谷宗一
27 関西代表 兵庫県立兵庫高等学校 指揮 : 松井隆司 🥇金賞
課D : ポップス・マーチ「すてきな日々」
ディオニソスの祭 :F.シュミット

金賞は10団体が受賞しました。

淀工と習志野が5年連続金賞を受賞したほか、東海大四が2年連続の受賞。北陸富山勢の富山商が6年、高岡商が4年、そして浜松商が2年ぶりの金賞を受賞しました。前年度惜しくも地区大会で涙を呑んだ埼玉栄(自由曲はペトルーシュカ)と福工大附属(同ダンス・フォラトゥラ)が金賞に輝いたほか、84年以降県大会で涙を呑んできた兵庫高が関西大会を突破、全日本で9年ぶりの金賞を受賞しました。

銀賞は9団体、銅賞が8団体でした。

この大会ではプログラムの通り、大栗裕作品を5団体(神話2、俗謡2、仮面1)、田中賢作品を3団体(いずれもメトセラⅡ)が採り上げています。課題曲では「風と炎」が約半数の13、「すてきな日々」が9、そして「WISH」が5団体で、別宮作品を演奏した団体はありませんでした。

音源を探る

関東第一高等学校

バレエ音楽「スパルタクス」 より 3つのダンス・エピソード

愛媛県立伊予高等学校

バレエ音楽「ガイーヌ」 より 導入部、ヌーネの踊り、バラの少女たちの踊り、レスギンカ

川口市立川口高等学校

仮面幻想 :大栗裕

玉名女子高等学校

メトセラII打楽器群と吹奏楽のために

山口県立下松高等学校

プラハのための音楽1968 より I、IV

東海大学第一高等学校

メトセラII打楽器群と吹奏楽のために

常総学院高等学校

WISH

スペイン狂詩曲 より マラゲーニャ、祭り

静岡県立浜松商業高等学校

メトセラII打楽器群と吹奏楽のために

埼玉栄高等学校

風と炎の踊り

北海道札幌白石高等学校

大阪俗謡による幻想曲

島根県立出雲高等学校

プラハのための音楽1968

大阪府立淀川工業高等学校

ポップス・マーチ「すてきな日々」

大阪俗謡による幻想曲 :大栗裕

秋田県立花輪高等学校

吹奏楽のための幻想曲「壁画」

洛南高等学校

交響詩「ローマの松」 より ボルゲーゼ荘の松、アッピア街道の松

下関市立下関商業高等学校

バレエ音楽「ガイーヌ」 より 導入部、ヌーネの踊り、アイシャの踊り、レスギンカ舞曲

駒澤大学高等学校

アルメニアン・ダンス・パートI

愛知工業大学名電高等学校

吹奏楽のための神話(天岩屋戸の物語による)

福島県立勿来工業高等学校

交響三章 より 第3楽章

福岡工業大学附属高等学校

バレエ組曲「シバの女王ベルキス」 より 戦いの踊り、夜明けのベルキスの踊り、狂宴の踊り

香川県立丸亀高等学校

交響詩「海」 より 風と海との対話

仙台向山高等学校

ポップス・マーチ「すてきな日々」

習志野市立習志野高等学校

風と炎の踊り

交響三章 より 第3楽章

富山県立高岡商業高等学校

交響詩「ローマの祭り」 より チルチェンセス、主顕祭

東海大学付属第四高等学校

吹奏楽のための神話(天岩屋戸の物語による)

富山県立富山商業高等学校

祝典序曲

中村学園女子高等学校

カルメン組曲

兵庫県立兵庫高等学校

ディオニソスの祭

出場全団体の音源を掲載しています。

まとめ

この大会の淀工の演奏は課題曲、自由曲ともにドンピシャで圧倒的でした。独特のグルーヴ感は今も昔も変わりませんが、活き活きとして楽しさが演奏全体から感じられるのは歴代の演奏でもピカイチなのではないでしょうか。素晴らしい演奏でした。

同じく5金に輝いた習志野高も素晴らしかったですね。美しくしなやかな音、サウンドはこの団体でしか聴くことはかなわないでしょう。一つ一つの音が意味づけされて、美しく変化する響きが現代音楽にとてもよく合っていたと感じました。

そして、この大会が初出場の常総学院は、完璧なメカニックを備えた八田サウンドとでもいうべき演奏でした。思わず「凄いな」とつぶやいてしまったくらいでした。歌い方に好き嫌いはあるかも知れませんが、これだけのサウンドを聴いてしまうと圧倒されるばかりです。

翌年度は淀工と習志野が特演にまわります。
激戦区の関東、関西の代表の顔ぶれはどうなるのでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Viva! 吹奏楽!
👋掰掰👋

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