【吹奏楽/音源掲載】1986/第34回全日本吹奏楽コンクール 高校の部

吹奏楽
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1986年度全日本吹奏楽コンクール中学の部は、北海道2 東北3 関東5 東京2 北陸2 東海3 関西3 中国3 四国2 九州3 の計28団体が出場しました。

この年の課題曲も1976年度から続く全部門共通の4曲が基本とした路線が踏襲されています。

初出場は、福島県立勿来工業高校、山形県立山形南高校の2校でした。

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第34回(昭和61年度、1986年)全日本吹奏楽コンクール

開催日時 1985年10月26日
開催場所 東京普門館

課題曲は4曲(BとCが連盟委嘱作品)で全部門共通でした。
課A : 吹奏楽のための「変容」 (瑞木薫)
課B : 嗚呼! (兼田敏)
課C : 吹奏楽のための序曲 (間宮芳生)
課D : コンサート・マーチ「テイク・オフ」 (建部知弘)
課題曲Dは建部さんの原曲を藤田玄播さんが補作したものです。

出場団体(自由曲、指揮者)と審査結果一覧

01 中国代表 島根県立川本高等学校 指揮 : 片寄祐二 🥉銅賞
課D : コンサート・マーチ「テイク・オフ」
交響組曲「シェエラザード」より バグダッドの祭、海、船は青銅の騎士のある岩で難破、終曲  :リムスキー=コルサコフ/M.ベライエフ
02 東北代表 秋田県立秋田南高等学校 指揮 : 高橋紘一 🥈銀賞
課C : 吹奏楽のための序曲
交響三章 より 第3楽章 :三善晃/天野正道
03 東海代表 東海大学第一高等学校 指揮 : 榊原達 🥈銀賞
課A : 吹奏楽のための「変容」
イーゴル・ファンタジー :ラム
04 関西代表 兵庫県立御影高等学校 指揮 : 楊鴻泰 🥈銀賞
課C : 吹奏楽のための序曲
バレエ組曲「火の鳥」 より 王女たちのロンド、魔王カスチェイら一党の凶悪な踊り :ストラヴィンスキー/山戸進、上埜孝
05 東北代表 福島県立勿来工業高等学校 指揮 : 藤林二三夫 🥈銀賞
課C : 吹奏楽のための序曲
吹奏楽のための神話(天岩屋戸の物語による) :大栗裕
06 北海道代表 東海大学付属第四高等学校 指揮 : 井田重芳 🥈銀賞
課D : コンサート・マーチ「テイク・オフ」
小組曲 より 小舟で、バレエ :ドビュッシー/藤田玄播
07 東北代表 山形県立山形南高等学校 指揮 : 鈴木秀夫 🥉銅賞
課A : 吹奏楽のための「変容」
狂詩曲「タラス・ブーリバ」より 予言とタラス・ブーリバの死 :ヤナーチェク/浅井政尾
08 関東代表 埼玉栄高等学校 指揮 : 大滝実 🥇金賞
課C : 吹奏楽のための序曲
バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲 より夜明け、全員の踊り :ラヴェル/ブートリー
09 中国代表 山口県立下松高等学校 指揮 : 中井勝 🥉銅賞
課A : 吹奏楽のための「変容」
幻想序曲「ロメオとジュリエット」 :チャイコフスキー/ハインズレー
10 関東代表 習志野市立習志野高等学校 指揮 : 新妻寛 🥇金賞
課C : 吹奏楽のための序曲
交響詩「海」 より 風と海との対話 :ドビュッシー/八田泰一
11 関西代表 大阪府立淀川工業高等学校 指揮 : 丸谷明夫 🥇金賞
課D : コンサート・マーチ「テイク・オフ」
アルメニアン・ダンス・パートI :A.リード
12 四国代表 愛媛県立伊予高等学校 指揮 : 上甲広文 🥈銀賞
課D : コンサート・マーチ「テイク・オフ」
交響詩「ローマの祭り」より チルチェンセス、主顕祭 :レスピーギ/W.シェイファー
13 関東代表 神奈川県立野庭高等学校 指揮 : 中澤忠雄 🥇金賞
課D : コンサート・マーチ「テイク・オフ」
オセロ より 前奏曲、オセロとデズデーモナ、廷臣たちの入場 :A.リード
14 九州代表 中村学園女子高等学校 指揮 : 松澤洋 🥇金賞
課D : コンサート・マーチ「テイク・オフ」
バレエ音楽「パリの喜び」 :オッフェンバック=ロザンタール/小長谷宗一
15 関東代表 川口市立川口高等学校 指揮 : 信国康博 🥈銀賞
課B : 嗚呼!
オセロ より 前奏曲、オセロとデズデーモナ、廷臣たちの入場 :A.リード
16 九州代表 福岡県立嘉穂高等学校 指揮 : 竹森正貢 🥇金賞
課D : コンサート・マーチ「テイク・オフ」
バレエ音楽「コッペリア」 :ドリーブ/小長谷宗一
17 四国代表 香川県立観音寺第一高等学校 指揮 : 村山英一 🥉銅賞
課B : 嗚呼!
歌劇「リエンツィ」序曲 :ワーグナー/藤田玄播
18 中国代表 就実高等学校 指揮 : 村松勲 🥈銀賞
課D : コンサート・マーチ「テイク・オフ」
バレエ音楽「コッペリア」 :ドリーブ/小長谷宗一
19 北陸代表 富山県立高岡商業高等学校 指揮 : 土合勝彦 🥈銀賞
課D : コンサート・マーチ「テイク・オフ」
交響詩「海」 より 風と海との対話 :ドビュッシー/上埜孝
20 東海代表 愛知工業大学名電高等学校 指揮 : 松井郁雄 🥇金賞
課C : 吹奏楽のための序曲
吹奏楽のための詩曲「アトモスフィア」 :名取吾朗
21 東京代表 日本大学豊山高等学校 指揮 : 大橋秀丸 🥉銅賞
課B : 嗚呼!
歌劇「サムソンとデリラ」 よりバッカナール :サン=サーンス/スタイガー
22 九州代表 福岡工業大学附属高等学校 指揮 : 鈴木孝佳 🥈銀賞
課A : 吹奏楽のための「変容」
ディヴェルティメント :バーンスタイン/グランドマン
23 東海代表 静岡県立浜松商業高等学校 指揮 : 遠山詠一 🥇金賞
課B : 嗚呼!
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565 :J.S.バッハ
24 北海道代表 北海道札幌白石高等学校 指揮 : 米谷久男 🥇金賞
課D : コンサート・マーチ「テイク・オフ」
吹奏楽のための神話(天岩屋戸の物語による) :大栗裕
25 東京代表 関東第一高等学校 指揮 : 塩谷晋平 🥈銀賞
課A : 吹奏楽のための「変容」
アルメニアン・ダンス・パートI :A.リード
26 北陸代表 富山県立富山商業高等学校 指揮 : 坪島照信 🥈銀賞
課B : 嗚呼!
バレエ組曲「ロデオ」 より カウボーイの休日 :コープランド/小長谷宗一
27 関西代表 兵庫県立神戸高等学校 指揮 : 不二真人 🥈銀賞
課B : 嗚呼!
交響詩「海」 より 風と海との対話 :ドビュッシー/藤田玄播

結果は金賞が9、銀賞が13、銅賞が5団体で、課題曲では「テイクオフ」が最多の10、「嗚呼」と「序曲」が各々6、「変容」が5団体で比較的均等に割れています。

金賞連続受賞は4団体で、愛工大名電高と中村学園女子高が3年連続6回目、淀川工業高と習志野高が2年連続2回目でした。名門嘉穂高が10回目の出場で、前年度まさかの神奈川県大会で涙を呑んだ野庭高が3度目の出場で3回目の金賞を受賞しました。埼玉栄高と浜松商高、札幌白石高が初めての金賞を受賞しました。

採り上げられた自由曲を眺めると、ドビュッシーの海の第3楽章が3団体(習志野、高岡商、神戸)、アルメニアンダンスパートⅠ(淀川工、関東一)、オテロ(野庭、川口)、コッペリア(嘉穂、就実)、吹奏楽のための神話(札幌白石、勿来工)が2団体ずつとなっていて、各チームの持ち味を生かした演奏が聞かれました。

関西代表として出場した兵庫県の2校(神戸、御影)は神戸市の同じ学区にある高校で、中学校で一緒に演奏活動をした生徒さんも多かったようで、ラストに演奏した神戸高の演奏に御影高のメンバーが大きな拍手を送っていて、大変微笑ましく思ったことを覚えています。

音源を探る

島根県立川本高等学校

東海大学第一高等学校

イーゴル・ファンタジー/全日本吹奏楽コンクール/ 東海大学第一高校
イーゴル・ファンタジー/全日本吹奏楽コンクール/ 東海大学第一高校 久々にリクエストにお応えしました。全国大会でこれまでに一度しか演奏されたことがない珍しい曲で...

兵庫県立御影高等学校

https://www.nicovideo.jp/watch/sm8080707
https://www.nicovideo.jp/watch/nm6648210

東海大学付属第四高等学校

小組曲(ドビュッシー)
小組曲(ドビュッシー) 1986年全日本吹奏楽コンクール  東海大学第四高校  銀賞  ③mylist/16315755  今までU...

埼玉栄高等学校

吹奏楽のための序曲

バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲 より夜明け、全員の踊り :ラヴェル/ブートリー

山口県立下松高等学校

習志野市立習志野高等学校

吹奏楽のための序曲

交響詩「海」 より 風と海との対話

大阪府立淀川工業高等学校

コンサート・マーチ「テイク・オフ」

神奈川県立野庭高等学校


オセロ より 前奏曲、オセロとデズデモーナ、廷臣たちの入場

中村学園女子高等学校

コンサート・マーチ「テイク・オフ」

バレエ音楽「パリの喜び」

川口市立川口高等学校


オセロ より 前奏曲、オセロとデズデモーナ、廷臣たちの入場

福岡県立嘉穂高等学校

就実高等学校

コンサート・マーチ「テイク・オフ」

バレエ音楽「コッペリア」

愛知工業大学名電高等学校

静岡県立浜松商業高等学校


北海道札幌白石高等学校

富山県立富山商業高等学校

バレエ組曲「ロデオ」 より カウボーイの休日

兵庫県立神戸高等学校

嗚呼!

交響詩「海」 より 風と海との対話

まとめ

この大会では80年代に入って初めて「ダフニスとクロエ」の演奏が登場しました。大滝先生による著作権関連のご苦労のエピソードなどを読んだことを記憶しています。目の覚めるような演奏で、聴衆が感じた聴いた喜びを録音から感じていただくことができると思います。

習志野、淀川工、野庭、中村学園、愛工大名電などは35年経った今聴いても素晴らしい演奏で、さすがだと再認識しました。また、ほとんど採り上げられたことがない「イーゴルファンタジー」の東海大一(当時)の演奏も、枠にとらわれない生きた音楽で、音が普門館の中で鋭角に飛びまくっていたことを思い出しました。

Viva! 吹奏楽!

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