【吹奏楽】1984/第32回全日本吹奏楽コンクール 大学の部

吹奏楽
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1984年度全日本吹奏楽コンクール大学の部は、前年度と比べて中国代表の参加がなく、北海道1 東北1 関東1 東京2 東海1 関西2 九州1の計9団体が出場しました。

この年の課題曲も1976年度から続く全部門共通の4曲が基本とした路線が踏襲されています。

初出場は秋田大学のみで、前年度まで5年連続金賞を受賞した近畿大学が特別演奏を行ないました。

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第32回(昭和59年度、1984年)全日本吹奏楽コンクール

開催日時 1984年10月21日
開催場所 名古屋市民会館

課題曲は4曲(AとDが連盟委嘱作品)で全部門共通でした。
課A : 変容―断章 (池上敏)
課B : 吹奏楽のための土俗的舞曲 (和田薫)
課C : シンフォニエッタ (三上次郎)
課D : マーチ・オーパス・ワン (浦田健次郎)

出場団体(自由曲、指揮者)と審査結果一覧

01 東京代表 中央大学 指揮 : 林紀人 🥈銀賞
課D : マーチ・オーパス・ワン
狂詩曲スペイン :シャブリエ/カイエ
02 九州代表 鹿児島大学 指揮 : 岩見浩史 🥉銅賞
課C : シンフォニエッタ
組曲第4番「絵のような風景」 より アンジェラスの鐘、ジプシーの祭り :マスネ/ミレ
03 東京代表 東海大学 指揮 : 上原圭詞 🥈銀賞
課B : 吹奏楽のための土俗的舞曲
吹奏楽のための組曲「能面」 :小山清茂/上原圭詞
04 関西代表 関西大学 指揮 : 寺本雄治 🥇金賞
課C : シンフォニエッタ
歌劇「さまよえるオランダ人」序曲 :ワーグナー/木村吉宏
05 東海代表 三重大学 指揮 : 沖公智 🥇金賞
課D : マーチ・オーパス・ワン
交響的舞曲 より 第3楽章 :ラフマニノフ/佐藤正人
06 関西代表 関西学院大学 指揮 : 田中良紀 🥇金賞
課B : 吹奏楽のための土俗的舞曲
愁映 :保科洋
07 北海道代表 北海道教育大学函館分校 指揮 : 寺中哲二 🥈銀賞
課D : マーチ・オーパス・ワン
バレエ音楽「四季」 より 秋 :グラズノフ/バンクロフト
08 関東代表 神奈川大学 指揮 : 小澤俊朗 🥇金賞
課A : 変容―断章
交響組曲「寄港地」 より チュニス~ネフタ、バレンシア :イベール/デュポン
09 東北代表 秋田大学 指揮 : 谷慶郎 🥉銅賞
課B : 吹奏楽のための土俗的舞曲
スペイン奇想曲 より 第3、4、5楽章 :リムスキー=コルサコフ/ウィンターボトム
特別演奏
関西支部 大阪府 近畿大学  指揮 : 森下治郎
交響詩「ローマの松」よりアッピア街道の松:レスピーギ/デューカー フックト・オン・アメリカ:岩井直溥編 行進曲「星条旗よ永遠なれ」:スーザ

全9団体の結果は、金賞4、銀賞3、銅賞2となり、全体的に水準の高い大会となりました。課題曲は「土俗的舞曲」と「マーチオーパスワン」が3団体ずつ、「シンフォニエッタ」が2団体、「変容ー断章」が1団体でした。

この大会から指揮者に小澤先生が復帰した神奈川大は、課題曲Aとイベールを提げての登場、2年ぶり4度目の金賞を受賞しました。三重大も同じく2年ぶり4度目の金賞に輝き、歴史と実績を誇る関西学院大は2年ぶり10度目の金賞となりました。また、もう一つの関西代表、関西大がグループ表彰制移行後初めての全日本出場で、初めての金賞を受賞しました。

音源を探る

中央大学

狂詩曲スペイン

関西大学

シンフォニエッタ

三重大学

1984年 課題曲D「マーチ・オーパス・ワン」【三重大】
「交響的舞曲」より 第3楽章【三重大】

関西学院大学

愁映【関西学院大】

神奈川大学

変容ー断章

https://www.nicovideo.jp/watch/sm9385756

近畿大学

交響詩「ローマの松」よりアッピア街道の松(O.レスピーギ) Pini di Roma~I pini della Via Appia
フックト・オン・アメリカ(岩井 直溥 編曲)
行進曲「星条旗よ永遠なれ」(J.P.スーザ) Stars and Stripes Forever

神奈川大の課題曲の池上作品は小澤先生らしい非常に緻密な、この複雑な噛み合わせの曲の細かい音が全てクリアに聴こえる、凄みを感じる演奏。自由曲も大変色彩感豊かな素晴らしい演奏でした。

この大会の三重大は好調なときのこのチームの演奏で、ガッチリとした組み立てなのにどこか霧や靄がかかったような独特のサウンドが輝いていました。ラフマニノフのシンフォニックダンスは聴かせるのが大変難しい曲ですが、伸びやかで音楽性溢れる素晴らしい演奏でした。

特演の近畿大は、どの演奏も森下/近大コンビ独特の緻密でダイナミックな音楽をエンジョイできますよ。ぜひお聴きください!

まとめ

この大会の大学の部は基本的なところがしっかりとしていて、他部門と比べても得点水準が高かったようです。各々のチームの特徴を活かした選曲、そして演奏を楽しむことができる大会でした。

Viva! 吹奏楽!

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