【吹奏楽/音源更新】1977/第25回全日本吹奏楽コンクール 大学の部

吹奏楽
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音源情報を更新しました。

1977年度コンクール大学の部は、北海道、北陸、中国、四国支部からの代表がなかった一方、東京から2団体が参加して7団体が出場しました。

この年の課題曲は前年度の全部門共通から「中学校の部」「それ以外」「全部門共通」が各々1曲、そして小編成用が1曲となり、大編成では中学校の部とそれ以外が各々2曲から選択することになりました。1974年度以降の課題曲の対象、選定についての試行錯誤が続いています。

なお、音源については従来リンクさせて頂いていたアカウントが無効となり、開くことができない音源が多くなってしまい、せっかくご覧頂いたにも拘らずご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。今後はYouTubeに限らずニコニコ動画や手許の資料も活用して、1970年から82年まで順次見直して参りますので、しばらくお時間を頂戴できれば幸甚です。

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第25回(昭和52年度、1977年)全日本吹奏楽コンクール

開催日時 1977年11月4、5日
開催場所 東京杉並普門館
課題曲は4曲(Aが中学、Bが高校以上、Cが全部門共通、Dが小編成部門用)で各々選択。
課A : 吹奏楽のための「ドリアン・ラプソディー」 (桑原洋明)
課B : 吹奏楽のためのバーレスク (大栗裕)
課C : ディスコ・キッド (東海林修)
課D : 行進曲「若人の心」(藤田玄播)

出場団体(自由曲、指揮者)と審査結果一覧

01 東京代表 亜細亜大学 指揮 : 松崎仁 失格
課C : ディスコ・キッド
ラ・ヴァルス :ラヴェル/榊原栄
02 関西代表 関西学院大学 指揮 : 桑原洋一 🥇金
課B : 吹奏楽のためのバーレスク
交響曲変ロ長調 より 第1楽章「序曲」 :フォーシェ
03 西部代表 福岡大学 指揮 : 坂東秀樹 🥉銅
課B : 吹奏楽のためのバーレスク
祝典のための音楽 より イントラーダ、オーヴァーチュア、フィナーレ :ジェイコブ
04 東京代表 駒澤大学 指揮 : 上埜孝 🥇金
課C : ディスコ・キッド
バレエ音楽「春の祭典」より :ストラヴィンスキー/上埜孝
05 東海代表 三重大学 指揮 : 沖公智 🥈銀
課B : 吹奏楽のためのバーレスク
管弦楽のための映像「イベリア」より第1楽章 :ドビュッシー/沖公智
06 東北代表 東北学院大学 指揮 : 松浦尚男 🥉銅
課C : ディスコ・キッド
第1組曲 :A.リード
07 関東代表 神奈川大学 指揮 : 玉川繁樹 🥈銀
課B : 吹奏楽のためのバーレスク
狂詩曲ジェリコ :グールド

参加7団体中、金賞が2団体、銀賞2、銅賞2と分かれたほか、惜しいことにタイムオーバーで1団体が失格となってしまいました。課題曲はBが4、Cが3と拮抗しています。

関西学院大は中低音金管の重厚なサウンドに支えられて、フォーシェの交響曲を木管の華麗な響きで聴かせて金賞を受賞しました。駒澤大はディスコ・キッドとストラヴィンスキーの「春の祭典」の再演という組み合わせで、課題曲は今にも伝わる名演でしたし、春祭は上埜先生ご自身のタクトで5金特演からのコンクール復帰を金賞で飾りました。

亜細亜大学は、前年の三角帽子の新鮮な演奏が記憶に残っている中で、ディスコキッドとラヴェルの大曲を演奏しました。大変残念なことにタイムオーバーで失格となってしまいました。

音源を探る

亜細亜大学

「ディスコキッド」~1977年吹奏楽コンクール課題曲
「ラ・ヴァルス」~1977年全日本吹奏楽コンクール自由曲

関西学院大学

交響曲変ロ長調より 序曲【関西学院大】

駒澤大学

1977年 課題曲C「ディスコ・キッド」【駒澤大】

神奈川大学

狂詩曲「ジェリコ」(グールド) - ニコニコ動画
狂詩曲「ジェリコ」(グールド) 音質悪し  1977年全日本吹奏楽コンクール  神奈川大学  銀賞  テープ音源です。  課題曲...

亜細亜大は素晴らしいドラムでディスコキッドを楽しく聴かせ、そしてラ・ヴァルスもよくまとめられた好演でした。このチーム独特のクリアでカッチリとしたサウンドで、ラヴェルのエスプリを表現するのに苦労されたのか、表現が難しいのですが最短距離でターンしていないようなところもあって、その分時間を使ってしまったのかなと。いずれにせよタイムオーバーによる失格はとても勿体ない立派な演奏でした。

関学大はイメージががらっと変わってしまうくらいの本当に美しい音楽でした。糖分たっぷりなどと講評で読んだような気がしますが、そんなことはなく芯が通り、語彙が豊富で表現豊かな演奏です。

駒澤大のディスコキッドは、このチームでなければできない演奏で、コンクールだということを忘れてしまいます。クラリネットのアドリブは偶然だという話を聴いたことがありますが、それはないですよね。春祭は音源がありませんが、9人のトランペットのうち4人がホルンに持ち替えて、ホルン8人で演奏しています。一方、B♭クラリネットは6人で木管奏者からすると「どんな編成?」と言いたくなるバランスですが、こうでなくては聴けない演奏でした。生贄のバーバリズムが表現された素晴らしい演奏でした。全曲演奏して欲しかったくらいです。

神奈川大の演奏がニコ動にあったので視聴できる方はお楽しみください。小澤先生が指導されるのはこの翌年からだったと思いますが、それ以前はこんなゴリゴリの曲もコンクールで演奏していたんですよね。

まとめ

参加団体は少なかったのですが、金賞団体を中心に内容の濃い演奏を聴くことができました。亜細亜大は金賞貰えたんだろうなぁと思いますが、タイムオーバーは本当に残念でした。この当時、既に関学、駒澤、亜細亜とそれぞれのチームカラーが確立して、その特色を活かして演奏されていることは、とても興味深いものがあります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Viva! 吹奏楽!
👋掰掰👋

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