【吹奏楽】1972/第20回全日本吹奏楽コンクール 大学/職場/一般の部

吹奏楽
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1972年度第20回大会は、会場を東京杉並の普門館で開催されました。

課題曲は、中学校の部では岩井直溥さんに委嘱されたポップスの要素が組み入れられた作品、高等学校以上の部門では一般公募により三沢栄一さんの作品が選ばれました。

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第20回(昭和47年度、1972年)全日本吹奏楽コンクール

開催日時 1972年11月5日
開催場所 東京普門館
課題曲
中学校の部 シンコペーテッド・マーチ「明日に向かって」 (岩井直溥)
高等学校以上の部 シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一)

出場団体(自由曲、指揮者)と審査結果一覧

大学の部

01 西部代表 福岡大学 指揮 : 大倉安幸 🥈
呪文と踊り :チャンス
02 東京代表 駒澤大学 指揮 : 上埜孝 🥇
サンタ・フェ物語 :グールド
03 関西代表 関西学院大学 指揮 : 中谷義和 🥇
ザノニ :クレストン
04 関東代表 神奈川大学 指揮 : 房野高広 🥈
交響曲「メキシコの祭り」 :H.O.リード
05東北代表 東北学院大学 指揮 : 木村孝 🥈
コラールとトッカータ :ジェイガー

職場の部

01 北海道代表 新日鐵室蘭吹奏楽団 指揮 : 小田才助 🥈
沖縄典礼風「飛翔(はばたき)」序曲 :金井喜久子
02 関西代表 松下電工吹奏楽団 指揮 : 後藤三郎 🥈
カンツォーナ :メニン
03 中国代表 電電中国吹奏楽団 指揮 : 佐藤正二郎 🥈
アルジェリア組曲 より アルジェの風景。フランス軍隊の行進 :サン=サーンス
04 東海代表 ヤマハ吹奏楽団浜松 指揮 : 原田元吉 🥇
交響的断章 :保科洋
05 西部代表 ブリヂストンタイヤ久留米工場吹奏楽団 指揮 : 小山卯三郎 🥇
歌劇「ローエングリン」より エルザの大聖堂への行列 :ワーグナー
06 東京支部 東京都代表 ヤマハ吹奏楽団東京 指揮 : 高倉正巳 🥈
ジュビランス :ジョヴァンニーニ
07 東北代表 新日鉄釜石吹奏楽団 指揮 : 西村昌次 🥈
祝典序曲 :ショスタコーヴィチ
08 北陸代表 福井銀行吹奏楽団 指揮 : 武曽豊治 🥈
吹奏楽のための民話 :コーディル

一般の部

01 関東代表 浦和商業高等学校OB奏友会 指揮 : 西村政晃 🥈
シンフォニア・ノビリッシマ :ジェイガー
02 東海代表 蒲郡市吹奏楽団 指揮 : 中井勝 🥇
序曲「海賊」 :ベルリオーズ
03 東北代表 横手吹奏楽団 指揮 : 小川文男 🥈
第1組曲 :ホルスト
04 関西代表 尼崎市吹奏楽団 指揮 : 辻井清幸 🥇
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565 :J.S.バッハ
05 北海道代表 札幌青年交響吹奏楽団 指揮 : 坂井繁 🥈
交響曲第5番より第4楽章 :ショスタコーヴィチ
06 北陸代表 富山市民吹奏楽団 指揮 : 坪島照信 🥈
ファンファーレ、コラールとフーガ :ジョヴァンニーニ
07 東京代表 公苑会吹奏楽団 指揮 : 八田泰一 🥇
交響組曲 :C.ウィリアムズ

大学の部は5団体が出場。金賞が2団体、銀賞も3団体で、銅賞になった団体はありませんでした。クレストンのザノーニを採り上げた関西学院大学が3年連続の金賞、今回から上埜先生が指揮をなさった駒澤大学が前回に続いての金賞に輝きました。福岡大学は3年連続金賞とならず残念でした。

職場の部はこれらの3部門中最多の8団体の出場。この年は阪急百貨店が不出場で、関西代表は松下電工でした。この頃、プロ野球の阪急ブレーブスが強くなってきて、阪急の練習に影響を及ぼすようになってきています。金賞はヤマハとブリヂストンの2団体、6団体が銀賞を受賞しました。

一般の部は7団体が出場。今回、指揮者が交代した蒲郡市吹奏楽団、関西代表の尼崎市吹奏楽団が3年連続の金賞、かつて全国1位となった実績を誇る公苑会吹奏楽団も金賞に輝きました。一般の部も銅賞となった団体はありませんでした。

YouTubeで音源を探る

駒澤大学

サンタフェ物語 駒澤大 全日本吹奏楽コンクール 1972

関西学院大学

【吹奏楽】シンフォニック・ファンファーレ/関西学院大学応援団総部吹奏楽部 1972年度課題曲
ザノニ 関学大 全日本吹奏楽コンクール 1972

東北学院大学

1972年吹奏楽コンクール課題曲シンフォニック・ファンファーレ
コラールとトッカータ~1972年全日本吹奏楽コンクール自由曲~

新日鐵室蘭

序曲「飛翔」~1972年全日本吹奏楽コンクール自由曲~

ヤマハ浜松

交響的断章 ヤマハ吹浜松 全日本吹奏楽コンクール 1972

ヤマハ東京

ジュビランス ヤマハ吹東京 全日本吹奏楽コンクール 1972

蒲郡市吹奏楽団

序曲「海賊」 蒲郡市吹 全日本吹奏楽コンクール 1972

尼崎市吹奏楽団

1972年のこの3部門の演奏の音源は特に少なく、金賞のブリヂストン久留米の演奏すら見つかりませんでした。

大学の部の関西学院大学は、今は存じませんが、この当時「応援団総部吹奏楽部」という名称でした。このザノーニの弱音部分の音、表現は応援団とは真逆の息を呑む美しさでした。この演奏で関学に対する僕の認識はがらりと変わったと言っても過言ではありません。一方、駒澤大学はもう気持ち良いくらいの自由で奔放な音楽で、音が空で舞っていました。リズムがバシバシ決まって、トランペットの細かいパッセージもバッチリで、大人しい演奏が多いという印象が強いこの曲を、モートン・グールドらしさ満載でブッちぎっていました。

蒲郡市吹奏楽団については、当時のバンドジャーナルの講評で、指揮者が若い云々と辛口評が記載されていたことを覚えています。しかしながら、この海賊というある意味退屈な曲をここまで聴かせているのは凄いのではないかと思います。それにしても、このアンサンブル力には舌を巻きますね。

まとめ

音源が少ないこともあり、全体感はなかなか掴みづらい中で、金賞受賞団体は各々の個性を発揮した演奏を繰り広げていましたね。

翌1973年は、会場を名古屋に移して開催されました。

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